1. 企業情報
企業名: 日本特殊塗料株式会社
概要: 日本特殊塗料は、自動車製品および塗料、コーティングを製造・販売する企業です。自動車用防音材が主力製品であり、建材や航空機向け塗料も製造しています。米国、中国、タイで生産・販売を行っています。創業は1929年で、東京を本拠地としています。
事業内容:
- 連結事業: 塗料関連36(4)、自動車製品関連64(8)、他0(60)
- 海外事業: 11(2025.3)
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 素材・化学
33業種区分: 化学
Industry: Auto Parts
Sector: Consumer Cyclical
住所: 〒114-8584 東京都北区王子3-23-2
代表者名: 遠田 比呂志
設立年月日: 1929年6月
従業員数: 1,131人
平均年齢: 40.9歳
平均年収: 6,700千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題:
- 競争優位性: 自動車用防音材の技術力が強み。米国、中国、タイでの生産・販売ネットワークが広く、グローバルな事業展開が可能です。
- 課題: 原材料価格の高騰や為替変動、中国経済の低迷など、外部環境の不透明さが課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略:
- 創業100周年を見据えた新たな中期経営計画を策定・公表。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野:
- 収益基盤の強化、新技術・新製品開発、サステナビリティ経営の推進。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力:
- 自動車用防音材の市場は堅調であり、技術革新による新製品開発が持続可能性を高めています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性:
- 防音材の技術革新が強み。特に自動車用防音材の技術力が高い。
収益を牽引している製品やサービス:
- 自動車用防音材が主力製品。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- 基本EPS: 227.24円
- 現在の株価: 1,994円
- P/E比率: 8.72
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 52週高値: 2,019円
- 52週安値: 1,022円
- 現在の株価は52週高値に近い高値圏に位置しています。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 660億60百万円 (前期比2.1%増)
- 営業利益: 44億56百万円 (前期比14.1%増)
- 経常利益: 67億9百万円 (前期比12.5%増)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 49億42百万円 (前期比25.2%増)
- ROE (過去12か月): 8.93%
- ROA (過去12か月): 3.23%
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する:
- 売上高、営業利益、経常利益、純利益は全て増加傾向。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 年間配当: 90.00円
- 配当利回り: 4.57%
- 配当性向: 39.61%
自社株買いなどの株主還元策:
- 自己株式保有比率: 7.44%
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
- 直近10日間の株価は上昇傾向にあり、特に6月24日から7月4日までの間で上昇が顕著です。
株価への影響を与える要因:
- 決算発表による好業績、技術革新による新製品開発、中期経営計画の策定などが影響を与えています。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
- 日本特殊塗料は自動車用防音材の主要メーカーであり、技術革新による新製品開発が事業の持続可能性を高めています。中期経営計画に基づき、収益基盤の強化とサステナビリティ経営を推進しています。財務面では、売上高、利益が増加傾向にあり、ROE、ROAも健全です。株価は高値圏に位置し、投資家からの関心も高まっています。ただし、原材料価格の高騰や為替変動などの外部環境リスクに注意が必要です。
企業情報
| 銘柄コード | 4619 |
| 企業名 | 日本特殊塗料 |
| URL | http://www.nttoryo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
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