決算説明：LIXIL（5938）

2026年3月期 第1四半期 決算説明資料 [IFRS]（2025年4月－2025年6月）

基本情報

• 説明者:
  • — (役職 –): 業績の総括、国内/海外/その他事業の概況、事業環境と今後の見通しについて説明。
  • — (役職 –): 決算ハイライト、連結業績結果、セグメント別業績概況、連結財政状態、キャッシュフローの状況について説明。
  • — (役職 –): 各セグメント（LWT、LHT、Living）の業績概況、商品・サービス別売上状況、国内リフォーム戦略の進捗、海外事業の成長促進の進捗について説明。
  • — (役職 –): その他収益・費用、金融収益・費用内訳、セグメント別実績及び通期業績予想、主要海外子会社の状況について説明。
  • — (役職 –): 株価・ESG関連トピックス、事業環境について説明。
• セグメント:
  • LWT (ウォーターテクノロジー事業): 商品・製造プロセス・ビジネスモデルにおいて類似点の多い「ウォーターテクノロジー事業」の「キッチン・洗面事業」及び「ハウジングテクノロジー事業」の「インテリア事業」を統合し、2026年3月期1Qより「リビング事業」として新セグメントを発足。
  • Living (リビング事業): 2026年3月期1Qより新設。

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上収益: 3,647億円 (前年同期比 -51億円, -1.4%)
  • 事業利益: 90億円 (前年同期比 +84億円)
  • EBITDA: 294億円 (前年同期比 +76億円)
  • 最終四半期利益: -9億円 (前年同期比 +49億円)
  • 1株当たり利益 (EPS): -3.17円 (前年同期比 +17.22円)
• セグメント別状況:
  • LWT: 売上収益 1,932億円 (前年同期比 -63億円), 事業利益 106億円 (前年同期比 +64億円)
  • LHT: 売上収益 1,282億円 (前年同期比 -9億円), 事業利益 61億円 (前年同期比 +15億円)
  • Living: 売上収益 513億円 (前年同期比 +23億円), 事業利益 22億円 (前年同期比 +8億円)

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 全体として、減収となるも事業利益・EBITDAは改善。
  • 国内は水まわりリフォーム商材の拡販と建築基準法改正に伴う駆け込み需要が収益を牽引。
  • 海外は欧州・中東が好調であった一方、米国事業は低調。
  • その他、LHTにおける窯業サイディング事業の撤退に伴う損失や欧州の拠点再編費用を計上。
• 増減要因:
  • 増益要因: 国内リフォーム需要、欧州・中東事業の売上改善、価格改定効果、操業改善。
  • 減収要因: 米国事業の需要低迷、浴槽事業譲渡、基幹システム刷新による売上減少。
• リスク要因: 米国住宅市場の一層の冷え込み（関税政策、インフレ、金利高止まり）。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 事業戦略: リフォーム需要への注力（国内）、成長分野への戦略的投資、構造改革の実行。
• 進行中の施策:
  • LHTのリフォーム売上拡大に向けた販売促進策強化。
  • 欧州・中東における事業成長、米国・中国における事業環境の注視。
  • 米国浴槽事業の売却による構造改革効果はFYE2027以降に発現予定。
• セグメント別施策:
  • LWT: 価格改定、リフォーム売上好調、操業改善。
  • LHT: 価格改定、コストダウン、在庫評価益による増益。
  • Living: リフォーム売上好調、原材料・資材コスト上昇を価格改定でカバー。

将来予測と見通し

• 業績予想: 2026年3月期通期業績予想は前回予想から変更なし。
  • 国内事業、欧州・中東事業は好調継続の見通し。
  • 米国住宅市場の不透明感から、2Q以降は慎重な見極めが必要。
• マクロ経済の影響:
  • 米国住宅市場の不透明感。
  • 為替変動影響。
  • 原材料価格の動向（アルミ、銅）は上昇傾向。

製品やサービス

• 製品:
  • LWT: 衛生機器、バスルーム、タイル等。
  • LHT: 住宅サッシ、エクステリア等。
  • Living: キッチン「リシェル」、洗面化粧台「ルミシス」、インテリア建材「ラシッサ」等。
  • その他: 万博にて「レビア」、「Life Assist2」、「Greentap」、「GARDEN ANNEX」を出展。
• 協業・提携: ドイツサッシ大手Schueco社と戦略的パートナーシップを強化。

重要な注記

• 会計方針: IFRSに移行済み。
• リスク要因: 米国住宅市場の不透明感、為替変動。
• その他:
  • 2026年3月期よりセグメント区分を変更（リビング事業新設）。
  • LIXILのイノベーティブな4商品が万博に出展。
  • 中国広州に国際コンピテンシーセンター(ICC)を設立。
  • ESG情報開示を推進（重要課題更新、インパクトウェブサイト公開、「TCFD・TNFD提言に基づく情報開示レポート2025」発行）。
  • 国内外のESG指数に選定、MSCI ESG格付けで最高評価「AAA」を獲得。

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