2025年3月期 決算説明資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 三和油化工業株式会社
- 主要事業分野: リユース・リサイクル・化学品事業
- 説明会情報:
- 説明者:
- 発表者: — (役職)
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2025年3月期
- セグメント:
- エンジニアリング事業: PCB処理で培ったノウハウを活かし、プラント改廃時の清掃・解体・廃棄物処理をワンストップで実施
- リユース事業: 使用済み廃溶剤、廃酸、有用金属等を含む産業廃棄物などを中間処分・再資源化し、元の用途や素材として再使用
- 自動車事業: 自動車メーカー・自動車部品メーカーなど向けに潤滑油や金属加工油などの油剤製品、工業用洗浄剤及び自動車製造工程で使用される各種副資材を製造・販売
- 化学品事業: 有機化学品や無機化学品及びそれらを精製・加工した化学品の製造・販売及び受託加工
- リサイクル事業: 使用済み廃溶剤、汚泥、廃プラスチック類などの産業廃棄物を中間処分・再資源化し、再生燃料やセメント・石灰・鉄鋼の副原料及び副資材としての2次利用を中心に再資源化
業績サマリー
- 主要指標 (2025年3月期):
- 営業収益: 16,040百万円 (前年同期比: +2.6%)
- 営業利益: 836百万円 (前年同期比: △34.7%)
- 経常利益: 897百万円 (前年同期比: △34.0%)
- 純利益: 591百万円 (前年同期比: △43.2%)
- 営業利益率: 5.2% (前年同期比: △3.0PT)
- セグメント別状況 (2025年3月期 連結売上高 16,040百万円):
- リユース事業: 24.8% (前年同期比: 19.7%)
- リサイクル事業: 34.6% (前年同期比: 36.1%)
- 化学品事業: 19.8% (前年同期比: 22.7%)
- 自動車事業: 14.9% (前年同期比: 15.5%)
- エンジニアリング事業: 5.9% (前年同期比: 6.0%)
業績の背景分析
- 業績概要:
- 当期は、足元の事業環境が悪く化学品事業が低迷したものの、強みであるリユース・リサイクル事業で挽回し、結果として増収減益となった。
- 会計基準変更により一過性の退職給付費用127百万円が発生したが、実質的な営業利益(力値)は963百万円。
- 増減要因:
- 増収要因:
- リユース事業は、再生品販売の数量・単価ともに上昇し、堅調に推移。
- エンジニアリング事業で大型案件を獲得。
- 減収要因:
- 化学品事業は、半導体業界の回復遅れ、EV業界の成長鈍化により高純度化学品の需要が低迷。
- PCB大型案件は獲得したものの、産業廃棄物引取数量が減少。
- 1月・2月の需要冷え込みにより売上は減収。
- 増益要因:
- 原材料、容器代等の原価改善。
- 外注運賃コストが減少。
- 消耗品費、車輛費等の経費圧縮。
- 修繕費、業務委託費等の経費圧縮。
- サステナビリティニーズを取り込み、ロスト顧客の掘り起こし。
- 減益要因:
- 再生品原料の仕入単価上昇、原材料、運送コストの増加。
- 投資設備の稼働開始による減価償却費増加。
- 電気・ガス等のエネルギーコスト上昇。
- システム刷新等のコンサルティング費用増加。
- 九州事業用地の賃借がはじまり賃料増加。
- 利益へマイナス要因: 退職給付会計の基準変更により費用増加。
- 増収要因:
- 競争環境:
- 国内唯一の化学品リサイクルメーカーとしての強み。
- メーカーであるという強み。
- 半導体・電池・電子部品業界における市場拡大。
- リスク要因:
- 半導体業界の回復遅れ、EV業界の成長鈍化。
- 貿易戦争やウクライナ・ロシア情勢長期化による不透明感。
- インフレによる原材料価格・エネルギー価格・人件費等の高騰。
- 関税政策。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- グループの理念「社会から必要とされる環境リーディングカンパニー」を目指す。
- 中期経営計画:
- 2028年3月期までに売上高210億円、営業利益17億円、営業利益率8.1%以上、EBITDA38億円を目指す。
- 半導体・電池・電子部品等の成長分野への注力。
- リサイクル・エンジニアリング事業の強化。
- 約80億円を投資し北九州市に新工場建設(資源循環投資促進補助金として最大20億円)。
- グランドビジョン2030: 売上高350億円、営業利益42億円、営業利益率12%を目指す。
- 半導体業界向け: ファインケミカル品の製造販売から使用済化学品の再資源化まで提案。
- 電池業界向け: 幅広いモノの取扱いと製造販売から再資源化まで提案。
- 電子部品業界向け: ファインケミカル品・再生品の製造販売やアライアンス先との協業による受託再生。
- ファインケミカル品の国内での希少化に対応し、供給及び廃液の再生による資源調達リスクの低減。
- エンジニアリング事業の拡大(PCB事業で培ったノウハウを活用)。
- 進行中の施策:
- 石根工場に増設した省エネ型蒸留塔はテスト稼働を行い、10月より稼働開始。
- 電池業界向け製品製造装置の新設工事は計画通り進んでおり、2026年3月期中に稼働予定。
- セグメント別施策:
- リユース事業: 溶剤系再生製品は数量・単価ともに前年より上昇。
- リサイクル事業: 廃棄物由来燃料の引合増により再生燃料の販売数量増加。
- 化学品事業: 半導体業界の回復・電池業界の成長速度等の外部環境の影響大。
- 自動車事業: 原料価格の上昇により販売単価は上昇。
- エンジニアリング事業: 大型解体案件の受注見込あり。
将来予測と見通し
- 業績予想 (2026年3月期):
- 売上高: 17,000百万円 (+6.0%)
- 営業利益: 1,000百万円 (+19.6%)
- 経常利益: 1,060百万円 (+18.1%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 740百万円 (+25.1%)
- 前提条件: 為替145円/ドル、原油65ドル/バレル。
- 中長期計画:
- 中期経営計画(2026年3月期~2028年3月期): 売上高210億円、営業利益17億円、営業利益率8.1%以上、EBITDA38億円。
- グランドビジョン2030: 売上高350億円、営業利益42億円、営業利益率12%。
- マクロ経済の影響:
- 半導体・電池・電子部品業界の成長見込み。
- 為替、原油価格の動向。
配当と株主還元
- 配当方針: 今後の事業展開及び財務体質の充実等を勘案のうえ、安定的な配当を継続して実施。
- 配当実績:
- 2023.3期: 36.0円 (配当性向 11.7%)
- 2024.3期: 40.0円 (配当性向 16.6%)
- 2025.3期: 43.0円 (配当性向 31.4%)
- 2026.3期(予想): 43.0円 (配当性向 26.5%)
製品やサービス
- 製品:
- 化学品: ファインケミカル品、洗浄溶剤等。
- 再生品: 再生有機溶剤、再生リン酸等。
- 自動車事業: 潤滑油、金属加工油、工業用洗浄剤、副資材。
- サービス:
- リユース・リサイクル事業全般。
- エンジニアリング事業(プラント改廃、解体工事、分析、残液処理等)。
- 協業・提携: アライアンスによる再生品も品質保証。
重要な注記
- リスク要因: 本資料に記載されている将来の業績に関する計画、見通し、戦略などは、現在入手可能な情報に基づき判断されたものであり、リスクや不確実性を含んでいる。実際の業績は、様々な重要な要素により、大きく異なる結果となりうる。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4125 |
企業名 | 三和油化工業 |
URL | https://www.sanwayuka.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
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