2026年3月期第1四半期決算説明資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: イリソ電子工業株式会社
- 主要事業分野: 各種コネクタの製造・販売
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年8月4日
- 説明者:
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2025年度 第1四半期
- セグメント:
- モビリティ: 自動車産業向けのコネクタ。インフォテインメント、センサー、パワートレインなどを中心に事業を展開。
- コンシューマー: プリンター、デジカメ、ゲーム機向けコネクタ。
- インダストリアル: FA関連機器、エネルギーマネジメント分野向けコネクタ。
業績サマリー
- 主要指標:
- 売上高: 151億63百万円 (前年同期比 +21.0%)
- 営業利益: 10億69百万円 (前年同期比 +462.0%)
- 営業利益率: 7.1% (前年同期比 +5.5pts)
- EBITDA率: 17.3% (前年同期比 +1.5pts)
- 進捗状況:
- 2025年度上期計画: 売上高290億円、営業利益率9.0%を計画。
- セグメント別状況:
- モビリティ: 売上高129億27百万円 (構成比 85.2%、前年同期比 +18.1%)
- インフォテインメント: 顧客拡大により売上維持、高速伝送対応可動BtoBコネクタが堅調。
- センサー: 一部の機器で構造変化があり、レーダー向けが減少。
- パワートレイン: 中国での需要が堅調、Z-Move™™の増加により過去最高売上を更新。
- コンシューマー: 売上高11億79百万円 (構成比 7.8%、前年同期比 +13.2%)
- プリンター、デジカメ向けが増加。アメリカの関税政策を見据えた前倒し発注でゲーム機向けが増加。
- インダストリアル: 売上高10億56百万円 (構成比 7.0%、前年同期比 +93.0%)
- FA関連機器、エネルギーマネジメント分野向けビジネスが堅調。
- モビリティ: 売上高129億27百万円 (構成比 85.2%、前年同期比 +18.1%)
業績の背景分析
- 業績概要:
- モビリティ市場のインフォテインメント分野における高速伝送対応可動BtoBコネクタの需要増と、パワートレイン分野における中国地域の好調さにより、増収。
- 一部顧客におけるアメリカの関税政策を見据えた前倒し発注の一過性影響あり(約1億円)。
- 新ERP関連費用が発生した前期1Q比で、大幅増益。
- 営業利益率は、材料費高騰や秋田新工場への先行投資を、経費削減と構造改革効果でカバー。
- 増減要因:
- 売上高増加要因: 物量増減 (+3,372百万円)、為替影響 (+742百万円)
- 営業利益増加要因: 物量増減 (+1,425百万円)、材料費増減 (+460百万円)、固定費増減 (+290百万円)、原価低減他 (+208百万円)
- 為替影響:
- USD: 156.53円→145.19円 (-7%)
- EUR: 168.37円→164.37円 (-2%)
- CNY: 21.53円→20.10円 (-7%)
- 固定費増減要因: 増加(人員・経費抑制、構造改革効果)、減少(秋田工場稼働開始、賃上、エネルギー費)
- 競争環境:
- モビリティ市場において、高速伝送対応可動BtoBコネクタの需要増。
- パワートレイン機器では「Z-Move™™」の搭載実績から引き合いが増加。
- インダストリアル市場ではエネルギーマネジメント分野向けビジネスが堅調。
- リスク要因:
- アメリカの関税政策の間接影響により、北米での自動車需要減による通期売上減リスクが約10億円。
- ただし、1Qが想定比で上振れて推移しているため、下方修正はせず。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 事業戦略:
- モビリティ市場における高速伝送対応可動BtoBコネクタのラインナップ拡充とソリューション強化。
- 「Z-Move™™」技術を活用したインターフェイスコネクタの新接続方式「Unit-able」コンセプトを推進。25年度下期から納入開始。
- 「人とくるまのテクノロジー展 2025」に出展し、統合ECU向けコネクタコンセプトを発表。
- SBTI(Science Based Targets initiative)の認定を取得し、温室効果ガス排出削減目標を設定。
- 事業戦略:
- 進行中の施策:
- 秋田新工場の稼働開始。
- 新ERP導入。
- セグメント別施策:
- モビリティ:
- インフォテインメント: 液晶パネル、IVI、ECU向けの高速伝送対応可動BtoBコネクタの需要増に対応。
- パワートレイン: BMS(Battery Management System)用、インバーター用の「Z-Move™™」の販売拡大。
- インダストリアル: エネルギーマネジメント分野向けビジネスを強化。
- モビリティ:
将来予測と見通し
- 業績予想:
- 2025年度 通期予想: 売上高550億円、営業利益55億円(7.8%→10.0%)
- 2025年度 上期予想: 売上高290億円
- 通期予想は、現状は市況環境見極めのため据え置き。
- 為替レート(期中平均): ドル145.00円、ユーロ162.00円、元20.00円を想定。
- マクロ経済の影響:
- グローバルでの自動車生産台数は前年比減少を想定。
- アメリカの関税政策の間接影響で、北米自動車需要減による売上減リスクあり。
配当と株主還元
- 配当方針:
- 2025年度 配当予想: 110円
- 配当実績:
- 2024年度 年間配当: 100円
製品やサービス
- 製品:
- 高速伝送対応可動BtoBコネクタ: FY23比約9倍の成長。統合ECU化を見据え、ラインナップ拡充とソリューション強化。
- Z-Move™™: FY23比約2倍の成長。パワートレイン機器での搭載実績から引き合い増加。
- Wire to Boardコネクタ: FY23比約1.8倍の成長。パワートレイン機器、インダストリアル市場(エネルギーマネジメント)向けに増加見込み。
- Scalableコネクタ: 拡張性を持った高速伝送車載用インターフェイスコネクタ。
- フローティングコネクタ: 32Gbps対応(10163シリーズ)、大電流対応小型(10149シリーズ)。
重要な注記
- 会計方針:
- 【参考】ERP切り替えによる売上前倒し影響を除き、24年度1Qを100とした指数で業績推移を分析。
- リスク要因:
- 北米における自動車需要の変動。
- その他:
- 会社概要:
- 設立: 1966年12月
- 従業員数: 2,936名(2025年3月31日現在)
- 資本金: 5,640百万円(2025年3月31日現在)
- 事業内容: 各種コネクタの製造・販売
- 国内拠点: 本社、福島県、愛知県、大阪府
- 海外拠点: シンガポール、香港、アメリカ、ドイツ、タイ、韓国、中国(上海、大連、天津、蘇州、深圳、重慶)、台湾、インド
- 研究開発: 本社(イリソテクノロジーパーク)、川崎、岩手県、上海R&Dセンター
- 工場: 茨城県、秋田県、中国(上海、南通)、フィリピン、ベトナム
- コネクタの種類: BtoBコネクタ、FPC/FFCコネクタ、IFコネクタ、ピンヘッダーについて説明。
- 会社概要:
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6908 |
企業名 | イリソ電子工業 |
URL | http://www.iriso.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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