1. 企業情報
企業名: イムラ株式会社
概要: IMURA & Co.,Ltd.は、日本の製紙および関連製品の製造および販売を事業とする企業です。主な事業はパッケージソリューション、メーリングサービス、その他です。製品には封筒や袋などの紙製品、印刷・ダイレクトメール、封印製品、配送・保管・情報処理サービス、コンピューターおよび周辺機器の販売、ソフトウェア開発、インクジェット印刷サービスなどが含まれます。2023年2月に社名を「Imura Envelope Co., Inc.」から「IMURA & Co.,Ltd.」に変更しました。本社は大阪市中央区にあり、1950年2月に設立されました。
事業内容:
- パッケージソリューション72%
- メーリング&デジタルソリューション19%
- その他9%
市場区分: スタンダード（内国株式）
17業種区分: 素材・化学
33業種区分: パルプ・紙
2. 業界のポジションと市場シェア
市場シェア: 国内封筒市場で約2割強のシェアを持ち、窓封筒や請求書封筒に強みを持つ。DM向けの窓封筒に強みがある。
競争優位性: 主要競合他社との差別化を図る上で、高品質な製品とサービスを提供する。
課題: 紙媒体の需要構造の変化や物流費、原材料費の上昇などに対する対応が求められる。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン: 「IMURA VISION 2030 Stage II（2024年度～2026年度）」の基本方針は「変革とイノベーションのさらなる加速により強固な事業基盤を構築し、持続的成長軌道の確立と企業価値の一層の向上を図る」こと。
中期経営計画:
- EC向けパッケージ商品の投入を推進。
- 新工場の建設による生産体制の効率化・高度化。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル: 主に製品販売による収益モデル。
市場ニーズへの適応力: デジタル化や郵便料金改定による市場ニーズの変化に対応するため、新工場建設やEC向け商品の投入を計画している。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向: 技術革新については詳細な情報が提供されていない。
主力製品: 封筒、袋などの紙製品。特に窓封筒や請求書封筒に強みがある。
6. 株価の評価
株価: 967.0円
EPS（会社予想）: 78.30
BPS（実績）: 1,699.08
PER（会社予想）: 12.35倍
PBR（実績）: 0.57倍
現在の株価はEPSと比較して割安な水準にある。
7. テクニカル分析
株価推移: 直近10日間の株価は960円から975円の間で推移しており、50日移動平均線（989.32円）と200日移動平均線（980.35円）の間で安定している。
高値圏か安値圏: 現在の株価は50日移動平均線と200日移動平均線より低いため、安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
売上高（過去12か月）: 21.35B
利益率（過去12か月）: 4.56%
ROE（過去12か月）: 5.64%
ROA（過去12か月）: 4.07%
キャッシュフロー（直近四半期）: 2.86B
負債比率（直近四半期）: 12.64%
過去数年間の比較では、売上高と利益率が増加傾向にある。
9. 株主還元と配当方針
配当利回り（会社予想）: 3.10%
1株配当（会社予想）: 30.00円
配当性向: 39.15%
自社株買い: 保有株数は774,200株（7.22%）
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の変動傾向: 直近10日間の株価は安定しており、上昇・下降の勢いは弱い。
影響要因: 経済環境や原材料費の上昇、世界各地での紛争、政策転換など。
11. 総評
イムラ株式会社は国内封筒市場で高いシェアを持ち、主要競合他社との差別化を図る上で強みを持つ。経営陣は持続的成長と企業価値向上を目指す中期経営計画を掲げ、新工場建設やEC向け商品の投入を推進している。財務面では売上高と利益率が増加傾向にあり、株価はEPSと比較して割安な水準にある。しかし、市場ニーズの変化や原材料費の上昇などに対する対応が課題となる。株価は安値圏に位置しており、投資機会を検討する際の参考となる。
企業情報
| 銘柄コード | 3955 |
| 企業名 | イムラ |
| URL | https://www.imura.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – パルプ・紙 |
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