1. 企業情報
企業名: 日本興業株式会社
概要: 日本興業は、土木資材、景観資材、エクステリア製品の製造・販売を主要事業とする企業です。主要製品には、道路、下水、海堤防建設、魚礁、災害防止・緩和に関連するコンクリート製品や、公園の家具、木製杭、災害防止・緩和製品などがあります。さらに、土木関連、舗装材、エクステリア製品の開発に注力しています。
設立年月日: 1956年8月10日
本社所在地: 香川県さぬき市志度4614-13
代表者名: 山口 芳美
従業員数: 411人
平均年齢: 43.7歳
平均年収: 5,040千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界: 建設・資材
市場区分: スタンダード(内国株式)
業界内での競争優位性や課題: 日本興業はコンクリート2次製品の主要企業であり、土木関連と舗装材に強みがあります。エクステリア製品の開発にも注力しており、市場での一定のシェアを保持しています。競争優位性は製品の多様性と品質にありますが、原材料価格の上昇や国際紛争の影響を受ける課題もあります。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 日本興業は、市場動向や主要製品に合わせた販売戦略を各セグメントで実行しています。カーボンニュートラルへの取り組みも強化しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 中期経営計画の詳細は決算短信から判断できませんが、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益の予想値は公表されています。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 日本興業の収益モデルは、土木資材、景観資材、エクステリア製品の販売に依存しています。市場ニーズの変化に対応するため、製品の多様化と技術革新に注力しています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: 技術革新については詳細は不明ですが、エクステリア製品の開発に注力しており、カーボンニュートラルへの取り組みも強化しています。
収益を牽引している製品やサービス: 土木資材、景観資材、エクステリア製品が主力製品です。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS(会社予想): 144.65円
- BPS(実績): 2,690.77円
- PER(会社予想): 9.19倍
現在の株価1,329円に対して、BPSベースでは割高感が強まりますが、EPSベースでは適正と判断できる可能性があります。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 52週高値: 1,401円
- 52週安値: 720円
- 現在の株価: 1,329円
現在の株価は52週高値から低下しており、安値圏に位置しています。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上(過去12か月): 15B円
- 利益(過去12か月): 469M円
- ROE(過去12か月): 6.11%
- ROA(過去12か月): 2.85%
過去数年分の傾向としては、売上高は増加傾向にあり、利益も黒字転換しています。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り(会社予想): 3.38%
- 1株配当(会社予想): 45円
- 配当性向: 29.48%
株主還元は積極的で、配当利回りも業界平均を上回っています。
自社株買いなどの株主還元策: 詳細は不明。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向(上昇・下降の勢い):
直近10日間の株価は、1,253円から1,337円の間で変動しており、上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因: 原材料価格の上昇、国際紛争、為替動向など。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
日本興業はコンクリート2次製品の主要企業であり、土木関連、舗装材、エクステリア製品に強みを持っています。市場での一定のシェアを保持し、技術革新と主力製品に注力しています。財務面では売上高と利益が増加傾向にあり、ROEとROAも健全です。株価は52週安値から低下しており、安値圏に位置しています。株主還元は積極的で、配当利回りも業界平均を上回っています。全体的な見解としては、市場での一定の競争力と財務健全性を持つ企業ですが、原材料価格や国際紛争の影響を受けるリスクも存在します。
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企業情報
銘柄コード | 5279 |
企業名 | 日本興業 |
URL | http://www.nihon-kogyo.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 建設・資材 – ガラス・土石製品 |
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