決算説明：サイバーリンクス（3683）

（訂正）「2025年12月期 第１四半期決算説明資料」の一部訂正について

基本情報

• 企業概要: 株式会社サイバーリンクス、主要事業分野：流通クラウド事業、官公庁クラウド事業、トラスト事業、モバイルネットワーク事業、代表者名：代表取締役社長 東直樹
• 説明会情報: （本資料は訂正通知であり、説明会の日時は記載なし。2025年5月14日公表資料の訂正。）
• 説明者: （記載なし）
• 報告期間: 2025年12月期 第1四半期（2025年1月1日～3月31日）
• セグメント:
  • 流通クラウド事業：食品流通業に特化したクラウドサービスの提供
  • 官公庁クラウド事業：地方自治体向けのDX化ソリューションの提供
  • トラスト事業：公的機関・民間企業向けの電子証明サービスの提供
  • モバイルネットワーク事業：和歌山県を中心とした携帯電話代理店事業

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上高: 2025年1Q実績 45億円（前年同期比 +1.8億円、+4.4%）。流通の「@rmsV6」導入進行、料金改定、官公庁の防災行政無線工事などが貢献。
  • 経常利益: 2025年1Q実績 4.1億円（前年同期比 +0.5億円、+15.1%）。官公庁の利益率改善、モバイルのインセンティブ収入増加が貢献。
  • 売上高経常利益率: 2025年1Q実績 9.1%（前年同期比 +0.8pt）。
• 進捗状況:
  • 2025年通期売上高見通し 88億円に対し、1Q実績 45億円で進捗率 50.8%。
  • 2025年通期経常利益見通し 7.8億円に対し、1Q実績 4.1億円で進捗率 52.4%。
• セグメント別状況:
  • 流通クラウド事業: 2025年1Q売上高 1,224百万円（前年同期比 +10.9%）。「@rmsV6」導入進行、サービス提供拡大、料金改定で増収、労務費等原価増を吸収し増益。
  • 官公庁クラウド事業: 2025年1Q売上高 2,107百万円（前年同期比 +3.9%）。防災行政無線工事など進行し、増収、増益。
  • トラスト事業: 2025年1Q売上高 19百万円（前年同期比 ▲36.0%）。「CloudCerts」提供拡大、定常収入増加。営業体制強化等で減収、減益。
  • モバイルネットワーク事業: 2025年1Q売上高 1,149百万円（前年同期比 0.0%）。売上は前期並み、利益率改善し増益。

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 1Qは減益計画だったが、官公庁クラウド事業の上振れにより増益となった。
  • 流通クラウド事業は「@rmsV6」の導入進行や料金改定、官公庁クラウド事業は防災行政無線工事などが業績を牽引。
• 増減要因:
  • 増収要因: 流通クラウド事業における「@rmsV6」導入進行・料金改定、官公庁クラウド事業における防災行政無線・ネットワーク工事の進行。
  • 経常利益増益要因: 官公庁クラウド事業の利益率改善、モバイルネットワーク事業のインセンティブ収入増加。
• 競争環境: （詳細な記載なし）
• リスク要因: （詳細な記載なし）

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 流通クラウド事業：「@rmsV6」の展開を軸に増収・増益を目指す。C2Platformの商談支援サービスも活用し、卸売業向け拡大に注力。
  • 官公庁クラウド事業：防災工事案件、自治体DX案件を推進。「ActiveCity」や県税運営システム大型案件の受注に注力。
  • トラスト事業：CloudCertsの拡販を本格化。営業体制強化により積極的な営業活動を展開。
  • モバイルネットワーク事業：前期の回復基調を維持。2Q以降はインセンティブ体系変更による減速の可能性も視野に入れつつ、通期計画達成を目指す。
• 進行中の施策:
  • 流通クラウド事業：@rms基幹の延期案件の進捗を見ながら、作業の進捗に応じて売上を計上。
  • 官公庁クラウド事業：和歌山県の県税運営システム導入に係る大型案件（2027年1月稼働予定）に注力。
  • サステナビリティへの取組：給与水準引き上げ（最大9%）、働きやすいオフィス環境整備。
• セグメント別施策: （上記「現在の戦略」に包含）

将来予測と見通し

• 業績予想:
  • 2025年12月期通期売上高見通し: 177億円（会社計画）。
  • 2025年12月期通期経常利益見通し: 17.3億円（会社計画）。
• 中長期計画:流通クラウド事業の成長をドライバーとし、官公庁クラウド事業、トラスト事業、モバイルネットワーク事業と多角的に事業展開。
• マクロ経済の影響: （詳細な記載なし）

配当と株主還元

• 配当方針: 事業成長への投資と内部留保を確保しつつ、業績向上・収益性向上に合わせて配当性向・配当額の引き上げを実施。
• 配当実績: 2024年12月期は17.0円（+4円増配）。2025年12月期は30.0円（+13円増配）を予想。配当性向は約30%。

製品やサービス

• 流通クラウド事業:
  • 「@rms」「クラウドEDIプラットフォーム」は、食品小売業、食品卸売業向けの主要サービス。
  • 「@rms」は基幹系システム、小売向けインターネットEDI、生鮮発注システム、棚割システム（いずれもNO.1プロダクト）を提供。5サービス平均利用。
  • 「@rms V6」を投入し、大規模顧客向け市場を開拓。
  • クラウドEDIプラットフォームは、通信手段や文字コードを統一規格化し、卸側の作業負担・コストを大幅に低減。
• 官公庁クラウド事業:
  • 文書管理システム「ActiveCity」、オンライン「みんなの窓口」、電子認証「マイナサイン」などを提供。
  • 防災システム、基幹システム、庁内ネットワーク等で地域密着型サービスを提供。
• トラスト事業:
  • マイナンバーカードをベースにした「第3のトラスト」として、公的個人認証基盤＋電子委任状（人、物、コト）を展開。
  • デジタル証明書「クラウドサーツ」は、成績証明書、卒業証明書、製品保証書、各種資格証など多様な領域に展開。
• モバイルネットワーク事業:
  • 和歌山県内でドコモショップを10店舗運営。

重要な注記

• 会計方針: （詳細な記載なし）
• リスク要因: （詳細な記載なし）
• その他:
  • 9ページ「2025年通期見通し」内のコメント、「和歌山県の県税運営システム導入に係る大型案件の受注」「26年4月稼働」が「2027年1月稼働」に修正。
  • IR note マガジン、シェアードリサーチ社のレポート等、IRコンテンツの紹介。

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