決算説明：ファナック（6954）

2025年度第1四半期 決算説明会資料

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: ファナック株式会社
  • 主要事業分野: FA、ロボット、ロボマシン、サービス
• 説明会情報:
  • 開催日時: 2025年7月25日
  • 説明会形式: オンライン・オフライン
  • 参加対象: 個人投資家
• 説明者:
  • 発表者: — (役職)
  • 発言概要: — (決算説明会資料の概要説明)
• 報告期間:
  • 対象会計期間: 2025年度 第1四半期 (4月～6月)
• セグメント:
  • FA (Factory Automation): CNCシステム、サーボモータ、アンプ等
  • ロボット (Robots): 産業用ロボット
  • ロボマシン (RoboMachines): ロボドリル、ロボショット、ロボカット等
  • サービス (Services): メンテナンス、保守、トレーニング等

業績サマリー

• 主要指標 (2025年度 第1四半期 連結実績):
  • 売上高: 1,964億円 (前年同期比 +0.6%)
  • 営業利益: 424億円 (前年同期比 +28.7%)
  • 経常利益: 516億円 (前年同期比 +25.3%)
  • 純利益: 378億円 (前年同期比 +31.4%)
  • 前年同期比:
    • 売上高: +0.6%
    • 営業利益: +28.7%
    • 経常利益: +25.3%
    • 純利益: +31.4%
• 進捗状況:
• セグメント別状況 (2025年度 第1四半期 連結売上高):
  • TOTAL: 1,964億円 (前年同期比 +0.6%)
  • サービス: 318億円 (前年同期比 +6.0%)
  • ロボマシン: 339億円 (前年同期比 +16.3%)
  • ロボット: 810億円 (前年同期比 +3.8%)
  • FA: 497億円 (前年同期比 +3.5%)
  • 売上構成比:
    • サービス: 16.2%
    • ロボマシン: 17.3%
    • ロボット: 41.2%
    • FA: 25.3%

業績の背景分析

• 業績概要:
  • 2025年度第1四半期は、堅調な需要と製品ミックスの改善により、売上高は前年同期比微増となった。
  • 営業利益、経常利益、純利益は、円安効果やコスト効率の改善により、前年同期比で大幅な増加となった。
• 増減要因:
  • 売上高:
  • 営業利益:
    • (増加要因): 売上増減 (+32億円)、原価差額増減 (+24億円)、未実現利益影響 (+44億円)
    • (減少要因): 販管費増減 (-4億円)、その他 (-2億円)
  • (2024Q4との比較):
    • (増加要因): 原価差額増減 (+24億円)
    • (減少要因): 売上増減 (-45億円)、未実現利益影響 (-21億円)、販管費増減 (-6億円)、その他 (-12億円)
• 競争環境:
  • FA、ロボット、ロボマシン市場においては、産業用自動化への需要が高まっており、競争は依然として激しい。
  • 当社は、最新技術（AI、IoT、デジタルツイン）を活用した製品・ソリューションの提供により、競争優位性を維持・強化している。
• リスク要因:
  • 主要市場における製品の需給動向、競合状況、経済情勢の変化による不透明感。
  • 為替レートの変動。
  • サプライチェーンへの潜在的な影響。
  • 8月1日からの米国関税率15%の影響を考慮して通期業績予想を算定。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 中期経営計画に基づき、FA、ロボット、ロボマシンの各事業分野における技術革新と市場開拓を推進。
  • 「IoT」や「AI」を活用したソリューション提供を強化し、顧客の生産性向上に貢献。
  • グローバル市場における販売・サービス体制の強化。
• 進行中の施策:
  • 新商品発表展示会（本社・名古屋）の開催による新技術・新製品のプロモーション。
  • FA技術セミナー、ロボット事業における体験展示、ロボット加工のレベルアップなど、顧客とのエンゲージメント強化。
  • 生涯保守、リモート保守、IoTソリューションの提供によるサービス事業の拡充。
• セグメント別施策:
  • FA: 最新CNC Series 500i-A、FANUC Smart Digital Twinの展開。AI熱変位補正、ai-Dシリーズサーボ、ガルバノスキャナの拡販。
  • ロボット: 協働ロボット（CRXシリーズ）の多様なアプリケーション展開、パレタイジングシステム、遠隔操作体験展示。高速スカラロボットSR-9iA/R、食品対応ロボットLR Mate、高剛性・高精度ロボットM-810の展開。
  • ロボマシン: 新機種DCシリーズ（ロボドリル）、SCシリーズ（ロボショット）、a-CiCシリーズ（ロボカット）の拡販。
  • サービス: 「世界中で高い稼働率をスマートに」をコンセプトにしたサービス提供。ZDT（Zero Down Time）ソリューション、リモート保守、アカデミによる研修強化。

将来予測と見通し

• 業績予想 (2025年度 通期):
  • 売上高: 8,070億円 (前年比 +1.2%)
  • 営業利益: 1,595億円 (前年比 +0.4%)
  • 経常利益: 1,963億円 (前年比 ▲0.2%)
  • 純利益: 1,430億円 (前年比 ▲3.1%)
  • 為替レート想定: USD/JPY 141.15円、EUR/JPY 160.95円 (2025年度第2四半期～第4四半期)
  • 通期業績予想は、8月1日から適用される米国関税率15%を考慮して算定。
• 中長期計画:
  • 中長期経営計画の目標達成に向けて、各事業分野における成長戦略を推進。
• マクロ経済の影響:
  • 世界経済の動向、各地域での産業投資の動向が業績に影響を与える可能性がある。
  • 為替レートの変動。

製品やサービス

• 製品:
  • FA: 最新CNC Series 500i-A
  • ロボット: 協働ロボットCRXシリーズ、高速スカラロボットSR-9iA/R、食品対応ロボットLR Mate、高剛性・高精度ロボットM-810
  • ロボマシン: ロボドリルDCシリーズ、ロボショットSCシリーズ、ロボカットa-CiCシリーズ
• サービス:
  • 生涯保守、ZDT（Zero Down Time）、IoTソリューション、リモート保守、アカデミ（研修）

重要な注記

• リスク要因:
  • 本資料に記述されている業績見通し等には、主要市場における製品の需給動向、競合状況、経済情勢その他に不透明な面があり、実際の業績は見通しと異なる可能性がある。
• その他:
  • 中国で持分法適用会社が行っているサービスの売上高は、連結売上高に含まれていない。

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