2026年2月期第1四半期 決算説明会の質疑応答(要旨)について
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 株式会社オキサイド
- 主要事業分野: 半導体材料、光学結晶、量子技術関連等
- 代表者名: 代表取締役社長(COO兼CFO) 山本 正幸
- 説明会情報:
- 開催日時: 2025年7月17日
- 説明会形式: アナリスト・機関投資家向け(オンライン/オフラインは明記なし)
- 参加対象: アナリスト、機関投資家
- 説明者:
- 竹内 健吾 執行役員(CSO)企画本部長
- 発言概要: 主に研究開発費、SiC事業、ヘルスケア事業、量子技術分野に関する質疑応答に回答。
- 報告期間: 2026年2月期 第1四半期
業績サマリー
- 主要指標:
- Q&A内では具体的な業績数値の記載はないが、営業損益の赤字幅が狭まっていることが言及されている。
業績の背景分析
- 業績概要:
- 営業損益については、赤字幅が狭まっており、上向き傾向。
- 増減要因:
- 営業損益改善の要因:
- 半導体事業における生産性向上(不具合部材の無償修理対応完了、有償対応へのシフト)。
- 利益率の高い新領域事業の売上増加。
- 半導体事業およびヘルスケア事業における在庫積み増し(第2四半期以降の売上増加に備え)。
- 営業損益改善の要因:
- 競争環境:
- SiC業界: EV市場の成長鈍化、米Wolfspeed社の民事再生、中国企業の台頭、JSファンダリ社の破産申請など、業界全体に不透明感が広がっている。
- JSファンダリ社の破産申請: 当社グループは複数のパートナーと連携しており、SiCウエハ加工やエピタキシャル工程における協業体制は冗長性を持たせて構築済。JSファンダリ社の破産申請による開発スケジュールへの影響は限定的であり、財務面での影響もない。
- 中国のレアアース輸出規制強化等: 地政学的リスクが高まる中、中国メーカーの存在感が増し、将来的な供給制約への懸念が高まっている。
戦略と施策
- 現在の戦略:
- SiC事業:
- 「溶液法SiC」の開発推進。
- 原料から結晶成長、加工、エピタキシャル工程までを日本国内で完結する体制構築(経済安全保障の観点から戦略的価値)。
- EV向け中耐圧領域ではなく、直流送電、鉄道、重電分野向けの超高耐圧領域をターゲットとし、他社との差別化を図る。
- JSファンダリ社の破産申請を受けても、現時点で事業計画の見直しは不要。
- ヘルスケア事業:
- 高性能PETトップメーカーへの出荷を開始、第2四半期以降も出荷数量を拡大予定。
- 今期のヘルスケア事業の成長を力強く後押しする重要な要素と見込んでいる。
- 量子技術分野:
- 「量子コンピュータ」「量子暗号通信」「量子センシング」の3領域すべてに貢献。
- 高品質な単結晶開発力と、それを用いた幅広い波長領域のレーザ光を発生する「波長変換技術」が強み。
- 量子コンピュータ向けには、エラー訂正に不可欠な高精度・多波長のレーザ光を安定供給。
- 量子暗号通信や量子センシング向けには、量子もつれ光子対のような特殊な光を効率良く生成する技術を提供。
- 「量子技術を支える光の専門企業」として、本分野での存在感を一層高め、グローバル展開を加速。
- パワー半導体分野:
- 溶液法SiCは、高耐圧分野を中心に開発が進捗、ユーザーへのサンプル出荷を開始。
- 酸化ガリウムも進捗、直径4インチのインゴット開発に成功し、サンプル出荷を開始。
- SiC事業:
- 進行中の施策:
- 研究開発費については、会計上の費目分類を見直したもので、実質的なコスト増ではない。通期の費用総額への影響はない。
- 中長期的な成長のために研究開発活動は不可欠であり、財務の健全性とのバランスを保ちながら継続的な投資を行う方針。
将来予測と見通し
- 業績予想:
- 第1四半期の売上実績は、予想を下回った。
- 第2四半期で第1四半期のマイナス分をリカバリーし、上半期全体では予想を達成できる見通し。
- 半導体事業の一部エンドカスタマーの業績については、若干の回復見込みがあり、第3四半期以降の需要増加に期待。
- マクロ経済の影響:
- SiC業界の不透明感、地政学的リスク(例:中国のレアアース輸出規制)が事業環境に影響を与える可能性。
製品やサービス
- SiC: 「溶液法SiC」は、高耐圧領域をターゲットに開発、サンプル出荷中。
- 酸化ガリウム: 直径4インチのインゴット開発に成功、サンプル出荷中。
- 量子技術関連:
- 波長変換素子
- 量子光源モジュール
- レーザ光源
- 量子もつれ光子対モジュール(量子コンピュータ、量子暗号通信、量子センシングの3分野に適用可能、量子通信向けは研究機関への納入実績あり)
- ヘルスケア事業: 高性能PETトップメーカーへの出荷実績あり。
重要な注記
- 研究開発費: 製造原価に計上する見込みだった製品化に向けた試作フェーズの費用を、より実態に即して研究開発費として計上した。
- 第1四半期の売上実績(ヘルスケア事業): 前期第4四半期からの期ずれ分が含まれているが、その内訳は非開示。
- 第1四半期の売上実績(全体): 半導体事業およびヘルスケア事業における若干の下振れが原因で、保守的な予想を下回った。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6521 |
企業名 | オキサイド |
URL | https://www.opt-oxide.com/ |
市場区分 | グロース市場 |
業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。
投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。
なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。