決算短信：農業総合研究所（3541）

2025年８月期　第３四半期決算短信［日本基準］（非連結）

基本情報

• 企業概要:
  • 企業名: 株式会社農業総合研究所
  • 主要事業分野: 農家直売所事業、産直事業（旧産直卸事業）
  • 代表者名: 及川 智正
  • URL: https://www.nousouken.co.jp/
• 報告概要:
  • 提出日: 2025年7月11日
  • 対象会計期間: 2025年8月期 第3四半期（2024年9月1日～2025年5月31日）
  • 上場取引所: 東証スタンダード
• セグメント:
  • 農家の直売所事業: 生産者が農産物を集荷場で登録し、スーパー等で販売する流通プラットフォームを提供。
  • 産直事業: 生産者から直接農産物を買い取り、付加価値をつけて販売。
• 発行済株式:
  • 発行済株式数: 22,025,900株 (2025年8月期 第3四半期末、自己株式含む)
  • 自己株式数: 241,171株 (2025年8月期 第3四半期末)
• 今後の予定:

財務指標

• 財務諸表:
  • 貸借対照表:
    • 総資産: 2,681,683千円 (前事業年度末比 16,250千円増加)
    • 純資産: 1,052,695千円 (前事業年度末比 20,003千円増加)
  • 損益計算書:
    • 売上高: 6,250,747千円 (前年同期比 18.1%増)
    • 営業利益: 140,197千円 (前年同期比 152.8%増)
    • 経常利益: 145,145千円 (前年同期比 138.1%増)
    • 四半期純利益: 90,003千円 (前年同期比 84.4%増)
  • キャッシュフロー計算書:
    • 当第3四半期累計期間に関するキャッシュ・フロー計算書は作成されていない。
    • 減価償却費: 48,845千円 (当第3四半期累計期間)
• 収益性:
  • 売上高: 6,250,747千円 (前年同期比 18.1%増)
  • 営業利益: 140,197千円 (前年同期比 152.8%増)
  • 経常利益: 145,145千円 (前年同期比 138.1%増)
  • 四半期純利益: 90,003千円 (前年同期比 84.4%増)
  • 1株当たり四半期純利益: 4.11円
• 財務安全性:
  • 自己資本比率: 39.2% (2025年8月期 第3四半期末)
• 効率性:
• セグメント別:
  • 農家の直売所事業: 売上高 4,193,923千円 (前年同四半期比 18.7%増)、セグメント利益 591,915千円 (前年同四半期比 26.1%増)
  • 産直事業: 売上高 2,056,824千円 (前年同四半期比 16.8%増)、セグメント利益 35,684千円 (前年同四半期比 10.3%増)
• 財務の解説:
  • 青果相場高やコスト増も見込まれる中、販売単価向上や適量納品等の利益率向上施策により、業績は増加。
  • 総資産は前事業年度末比で増加。流動資産は現金及び預金の増加、売掛金の減少等により増加。固定資産は減少。
  • 負債は前事業年度末比で減少。流動負債は買掛金、1年内返済予定の長期借入金の増加等により増加。固定負債は長期借入金の減少等により減少。
  • 純資産は利益剰余金、自己株式の増加等により増加。

配当

• 配当実績と予想:
  • 2024年8月期: 年間配当合計 0.00円
  • 2025年8月期: 期末配当 90,003千円 (予想)
  • 2025年8月期の配当予測については、現在未定。

セグメント別情報

• セグメント別状況:
  • 農家の直売所事業: 流通総額は前年同四半期比9.6%増、売上高は同18.7%増、セグメント利益は同26.1%増と、事業基盤強化に努めた結果、堅調に推移。
  • 産直事業: スーパー等の需要に対応し、全国の産地や市場との連携を強化。新しい農産物流通の創造に向け「産直委託モデル」を展開。流通総額は同19.7%増、売上高は同16.8%増、セグメント利益は同10.3%増。
• セグメント戦略:
  • 農家の直売所事業: 既存取引先との関係維持・拡大、集荷場の統廃合や集荷場を拠点とした営業活動、品目バランスを考慮した買取委託の増加、利益率向上施策を実施。
  • 産直事業: 生産者からの直接買い取り、付加価値の可視化（ブランディング卸）、ニーズ対応のための供給体制強化、産直委託モデルの展開。

中長期計画との整合性

• NTTアグリテクノロジーとの資本業務提携、ドラッグストアへの販路拡大等、新しい農産物流通の創造に向けた取り組みを進めており、事業基盤強化に努めた結果、業績は増加。

競合状況や市場動向

• 近年の農業総産出額は堅調に推移。個人経営体の減少、団体経営体（法人経営体）の増加傾向。
• 青果相場は猛暑や天候不順の影響で平年より高い水準で推移するも、一部品目では平年より低水準。円安やエネルギーコスト上昇による消費者心理減退の懸念もあるが、相場高の影響で単価は上昇。

今後の見通し

• 業績予想:
  • 通期予想に変更なし。
  • 流通総額: 17,000百万円 (前事業年度比8.1%増)
  • 売上高: 8,000百万円 (前事業年度比10.8%増)
  • 営業利益: 200百万円 (前事業年度比113.6%増)
  • 経常利益: 200百万円 (前事業年度比96.6%増)
  • 当期純利益: 136百万円 (前事業年度比25.4%増)
• リスク要因:
  • 猛暑や天候不順、円安、エネルギーコスト上昇による消費者心理減退の可能性。

重要な注記

• 会計方針: 特記事項なし。
• その他:
  • 2025年1月10日、自己株式236,900株を取得。これにより自己株式が69,999千円増加。
  • 2024年9月より、「産直卸事業」から「産直事業」へ報告セグメント名称を変更。

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