企業情報
- 企業名: ダイサン株式会社
- 概要: ダイサンは、日本の建設業界で足場の設計・施工、販売を主要事業とする企業です。住宅用くさび式足場「ビケ足場®」が強みで、住宅・建築工事の足場設計・施工を首位にしています。また、シンガポールに拠点を持ち、海外事業も展開しています。
- 設立年月日: 1975年4月1日
- 代表者名: 藤田 武敏
- 住所: 〒541-0054 大阪市中央区南本町2-6-12 サンマリオンタワー
- 従業員数: 490人
- 平均年齢: 38.0歳
- 平均年収: 4,800千円
業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 住宅用くさび式足場「ビケ足場®」のシェアが首位であり、業界内で高い認知度と信頼性を有しています。
- 課題: 建設業界の需要低迷による売上の変動リスクや、海外事業における環境規制強化の影響への対応が課題です。
経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 第4次中期経営計画「Reborn」を掲げ、「コア事業領域の深化」「新たな収益事業の創造」「経営基盤の強靭化」を重点戦略としています。
- 中期経営計画の具体的な施策:
- 施工サービス事業: 適正価格での受注交渉、住宅向け受注拡大、特定技能外国人の活用による施工力強化。
- 製商品販売事業: 鋼材価格高止まりや労務費上昇を踏まえ、レンタルサービスの提供や販売量増加を推進。
- 海外事業: シンガポールでの労働力確保、外国人労働者枠のバランス、プラント工事以外の販路拡大。
事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 足場の設計・施工サービスと製品販売による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: 適正価格での受注推進や安全性向上のための法改正対応により、市場ニーズへの適応力を高めています。
技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新は特に「ビケ足場®」の改良や安全性向上に注力。
- 主力製品: 住宅用くさび式足場「ビケ足場®」が主力製品であり、業界内で高いシェアを占めています。
株価の評価
- EPS（会社予想）: 51.46円
- BPS（実績）: 868.01円
- PER（会社予想）: 11.37倍
- PBR（実績）: 0.67倍
- 現在の株価との比較: 現在の株価585円は、PER 11.37倍に基づく予想株価51.46円より高値圏に位置しています。
テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は、570円から585円の間で変動しており、上昇傾向にあります。
- 移動平均線: 50日移動平均線560.38円、200日移動平均線553.45円を上回っており、上昇トレンドが続いています。
財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で10,840百万円（前年比0.4%増）
- 利益: 営業利益370.8百万円（前年比558.7%増）、経常利益346.1百万円（前年比832.2%増）、親会社株主に帰属する当期純利益335.2百万円（前年比453.2%増）
- ROE（実績）: 6.14%
- ROA（実績）: 2.25%
- 自己資本比率（実績）: 54.6%
株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.76%
- 年間配当: 24円（前年比0円増）
- 配当性向: 42.08%
- 自社株買い: 情報なし
株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間で上昇トレンドが続いており、570円から585円の間で変動。
- 株価への影響を与える要因: 業績の好調さ、中期経営計画の進展、海外事業の成果などが影響を与えている。
総評
ダイサンは、住宅用くさび式足場「ビケ足場®」のシェアを活かした事業モデルを有し、業界内で高い競争力を維持しています。中期経営計画「Reborn」に基づく施策により、売上・利益ともに増加傾向にあり、財務基盤も強化されています。技術革新と主力製品への注力も強みの一つです。株価は予想株価より高値圏に位置しており、テクニカル分析でも上昇トレンドが続いています。全体的に、ダイサンは健全な成長が見込まれる企業です。
企業情報
| 銘柄コード | 4750 |
| 企業名 | ダイサン |
| URL | http://www.daisan-g.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – サービス業 |
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