決算短信：三井金属鉱業（5706）

2025年3月期 決算短信日本基準

基本情報

• 企業名: 三井金属鉱業株式会社
• 主要事業分野: 非鉄金属、機能材料、モビリティ部品、その他事業
• 代表者名: 代表取締役社長 納 武士
• 報告概要:
  • 提出日: 2025年5月13日
  • 対象会計期間: 2024年4月1日 ～ 2025年3月31日
• セグメント:
  • 機能材料: 銅箔、機能粉、電池材料、スパッタリングターゲット、セラミックス製品
  • 金属: 亜鉛、鉛、銅、金、銀、資源リサイクル
  • モビリティ: 排ガス浄化触媒、自動車用ドアロック、ダイカスト製品、粉末冶金製品
  • その他事業: 伸銅品、パーライト製品、各種産業プラントエンジニアリング
• 発行済株式:
  • 発行済株式数（自己株式含む）: 57,381,552株
  • 時価総額: — （決算短信に記載なし）
• 今後の予定:
  • 決算発表: （今回記載されているのは2025年3月期決算）
  • 株主総会: 2025年6月27日（予定）
  • IRイベント: （決算説明会は証券アナリスト、機関投資家、報道機関向けに実施）

財務指標

• 財務諸表（要点）:
  • 貸借対照表:
    • 資産合計: 657,944百万円（前連結会計年度比173億円増加）
    • 負債合計: 317,087百万円（前連結会計年度比375億円減少）
    • 純資産合計: 340,856百万円（前連結会計年度比548億円増加）
    • 自己資本比率: 50.4%（前期末比6.9ポイント上昇）
  • 損益計算書:
    • 売上高: 712,344百万円（前年同期比10.2%増）
    • 営業利益: 74,743百万円（前年同期比135.8%増）
    • 経常利益: 76,410百万円（前年同期比71.7%増）
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: 64,662百万円（前年同期比148.8%増）
  • キャッシュフロー計算書:
    • 営業活動によるCF: 76,697百万円（前年同期比13億円収入増加）
    • 投資活動によるCF: △20,873百万円（前年同期比140億円支出減少）
    • 財務活動によるCF: △43,634百万円（前年同期比70億円支出増加）
    • 現金及び現金同等物期末残高: 44,465百万円（前期末比119億円増加）
• 収益性:
  • 売上高: 712,344百万円 (10.2%増)
  • 営業利益: 74,743百万円 (135.8%増)
  • 経常利益: 76,410百万円 (71.7%増)
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 64,662百万円 (148.8%増)
  • 1株当たり当期純利益: 1,130.95円
• 財務安全性:
  • 自己資本比率: 50.4%
  • 流動比率: — （決算短信に記載なし）
  • 負債比率: — （決算短信に記載なし）
• 効率性:
  • 売上高総利益率: 21.2% (前期 9.8%)
  • 営業利益率: 10.5% (前期 4.9%)
  • 経常利益率: 11.8% (前期 7.0%)
• セグメント別:
  • 「機能材料」セグメントの売上高は23.7%増、経常利益は53.5%増。
  • 「金属」セグメントの売上高は19.5%増、経常利益は176.6%増。
  • 「モビリティ」セグメントの売上高は6.2%減、経常利益は30.3%増。
  • 「その他の事業」セグメントの売上高は8.7%増、経常利益は9.2%減。
• 財務の解説:
  • 売上高は、非鉄金属相場の上昇、円安、半導体市場の回復などを背景に増加。
  • 営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は、増収効果に加え、為替差損益の改善、在庫要因の好転、投資有価証券売却益の計上などにより大幅に増加。
  • 自己資本比率は50.4%となり、財務基盤が強化された。
  • キャッシュフローについては、営業活動CFは堅調に推移し、投資活動CFは支出減、財務活動CFは支出増となった。

配当

• 配当実績と予想:
  • 2024年3月期: 年間配当140円（中間70円、期末70円）
  • 2025年3月期: 年間配当180円（中間90円、期末90円）
  • 2026年3月期（予想）: 年間配当195円（中間100円、期末95円）
• 特別配当の有無: なし。
• 配当性向: 2025年3月期は15.9%（連結）。

セグメント別情報

• セグメント別状況:
  • 機能材料: 半導体・通信インフラ向け需要増、AIサーバー向け需要堅調により、銅箔、機能粉の販売が増加。電池材料は海外需要低調。スパッタリングターゲットは台湾向け需要低調も原料価格上昇でカバー。全体として売上・利益ともに増加。
  • 金属: 亜鉛・鉛の販売は減少したが、亜鉛のLME価格上昇、円安、在庫要因好転により大幅増益。
  • モビリティ: 二輪車向け排ガス触媒は堅調も、四輪車触媒、自動車用ドアロックは減産等により売上減。原料価格下落や在庫要因改善で利益は増加。
  • その他事業: 国内産業プラント受注減で売上減。リサイクル原料取扱高増で売上増も、子会社株式譲渡等で利益減。
• セグメント戦略:
  • 「22中計」に基づき、各セグメントで「経済的価値の向上」と「社会的価値の向上」を両立させる戦略を展開。
  • 機能材料部門では、高周波基板用電解銅箔の増産、機能性コーティング事業を開始。
  • 金属部門では、リサイクル原料処理強化。
  • モビリティ部門では、ICT活用による生産性向上、新規製品拡販に注力。事業本部の解消を決定。
  • 事業創造本部では、全固体電池向け固体電解質工場新設、CVCファンド設立。

中長期計画との整合性

• 中期経営計画：「22中計」（2022年度～2024年度）:
  • 「22中計」の最終年度である2024年度は、損益および財務指標ともに当初計画を達成し、過去最高益となった。
  • 「社会的価値の向上」ではカーボンニュートラル推進、人的資本経営改革などを実施。
  • 「経済的価値の向上」では事業ポートフォリオの動的管理、大規模な事業再編等を実施。
• 新中期経営計画：「25中計」:
  • 「22中計」で掲げたパーパスとビジョン実現のため、現行施策のアップデートと追加施策を実行。
  • カーボンニュートラルの実現、人的資本経営の推進、ガバナンス強化、資本効率向上、ROIC向上などを重点施策とする。
  • 2025年10月より商号を「三井金属株式会社」に変更予定。

競合状況や市場動向

• 競合他社との比較: （詳細な比較は記載なし）
• 市場動向:
  • 自動車業界ではCASE（Connected, Autonomous, Shared, Electric）による技術革新が進展。
  • 半導体市場は回復基調。
  • 循環型社会の進展によりリサイクルニーズが高まる。
  • 非鉄金属相場は全体的に堅調に推移。

今後の見通し

• 業績予想 (2026年3月期):
  • 売上高: 650,000百万円（通期、前年比18.8%増）
  • 営業利益: 42,000百万円（通期、前年比43.8%増）
  • 経常利益: 41,000百万円（通期、前年比46.3%増）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益: 14,000百万円（通期、前年比78.3%増）
  • 1株当たり当期純利益: 244.86円
  • 第2四半期（累計）: 売上高 355,000百万円（2.0%増）、営業利益 23,000百万円（△40.8%減）、経常利益 23,000百万円（△40.1%減）、親会社株主に帰属する当期純利益 2,500百万円（193.2%増）
• リスク要因:
  • ウクライナ情勢、米中関係、中東情勢など地政学的リスク。
  • 米国の保護主義的な通商政策による金融市場の不安定化。
  • 世界経済の景気減速懸念。
  • 為替相場の変動。
  • 原材料価格の変動。

重要な注記

• 会計方針:
  • 「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」等を適用。
  • 子会社株式売却損益の税務上の取扱いに関する改正を適用。
• その他:
  • 連結子会社株式の売却: 2025年5月13日、三井金属アクト株式会社の全株式を株式会社ハイレックスコーポレーションに譲渡することを決議。2025年10月～12月（予定）に譲渡完了予定。特別損失として約19,700百万円を計上見込み。
  • 組織再編: モビリティ事業本部を解消し、触媒事業は機能材料部門へ、その他事業はその他の事業部門へ移管。
  • 商号変更: 2025年10月より「三井金属株式会社」へ商号変更予定。

本サマリーは、提供された決算短信の情報を基に作成されたものであり、投資助言を目的としたものではありません。情報の正確性、完全性、最新性につきましては、原文をご確認ください。また、将来の業績を保証するものではありません。

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

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