2024年3月期 決算説明会資料
基本情報
- 企業概要:
- 企業名: 黒田精工株式会社
- 主要事業分野: 駆動システム事業、金型システム事業、機工・計測システム事業
- 代表者名: 代表取締役社長 黒田浩史
- 説明会情報:
- 開催日時: 2024年6月10日
- 説明者:
- 報告期間:
- 対象会計期間: 2024年3月期
- セグメント:
- 駆動システム事業: 研削ボールねじ、転造ボールねじ、BSアクチュエーター、サポートユニット
- 金型システム事業: 精密積層プレス金型(FASTEC)、Glue/Laser FASTECシステム、樹脂固着システム(MAGPREX)、モーターコア(車載用/家電用)
- 機工・計測システム事業: 工作機械(平面研削盤、ポリシングマシーン)、要素機器(ゲージ、ハイドロリックツール)、精密測定システム、ソリューション提案
業績サマリー
- 主要指標 (2024年3月期):
- 売上高: 18,504百万円 (前年同期比 △4,242百万円)
- 営業利益: 583百万円 (前年同期比 △701百万円)
- 経常利益: 844百万円 (前年同期比 △689百万円)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 498百万円 (前年同期比 △408百万円)
- 進捗状況:
- 中期経営計画 (Vision2025) における売上高は目標を達成 (185億円)。
- 営業利益率 (3.1%)、ROE (4.5%)、自己資本比率 (44.5%) は目標未達。
- 配当性向 (40.0%) は目標範囲内。
- セグメント別状況 (2024年3月期 実績):
- 駆動システム事業:
- 受注高: 5,650百万円 (前年同期比 △1,624百万円)
- 売上高: 6,711百万円 (前年同期比 △2,254百万円)
- 営業損益: △91百万円 (前年同期比 △1,121百万円)
- 金型システム事業:
- 受注高: 8,178百万円 (前年同期比 △2,466百万円)
- 売上高: 8,300百万円 (前年同期比 △1,498百万円)
- 営業損益: 765百万円 (前年同期比 +398百万円)
- 機工・計測システム事業:
- 受注高: 3,434百万円 (前年同期比 △620百万円)
- 売上高: 3,527百万円 (前年同期比 △471百万円)
- 営業損益: △54百万円 (前年同期比 +27百万円)
業績の背景分析
- 業績概要:
- 半導体・液晶関連装置市場の低迷が長期化し、駆動システム製品の受注が減少。
- 金型システム事業は、車載用モーターコアの受注が堅調であった一方、プレス製品の大口取引先の不振により受注減。
- 機工・計測システム事業は、工作機械や減速機市場の低迷により受注が低水準。
- 売上高は受注残の消化に努めたが、受注減の影響で減収。
- ドイツ子会社の業績低迷もあり、大幅減益。
- ドイツ子会社の業績悪化に伴うのれん減損を計上したが、繰延税金資産の計上で利益面への影響は抑制。
- 増減要因:
- 売上高減少による売上総利益の減少。
- ドイツ子会社の業績悪化に伴うのれん減損損失。
- 販管費削減、売上総利益率の改善、法人税等調整額(益)などがプラス要因。
- 競争環境:
- リスク要因:
戦略と施策
- 現在の戦略:
- 中期経営計画「Vision2025」に基づき、企業体質強化、収益力向上、持続的成長の実現を目指す。
- グローバルな生産体制の拡充。
- 再生エネルギー利用拡大。
- 進行中の施策:
- 長野工場新工場棟(第8工場)竣工、電動車モーターコア量産設備導入。
- IATF16949認証取得によるモーターコア事業のグローバル展開加速。
- カーボンニュートラル達成に向けた太陽光パネル設置。
- セグメント別施策:
- 駆動システム事業: 半導体製造装置市場の回復を見込み、顧客要望に柔軟に対応できる自動化生産ラインの整備。ドイツ子会社の生産体制再構築。
- 金型システム事業: 車載用モーターコア金型の更なる増産体制構築のため、設備投資を実施。
- 機工・計測システム事業: 付加価値の高い新製品開発、アジアを中心とした海外市場開拓による売上拡大。自動車関連子会社の経営改善。
将来予測と見通し
- 業績予想 (2025年3月期):
- 売上高: 20,000百万円 (前期比 +1,496百万円、+8.1%)
- 営業利益: 1,100百万円 (前期比 +517百万円、+88.6%)
- 経常利益: 1,050百万円 (前期比 +205百万円、+24.3%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 700百万円 (前期比 +202百万円、+40.4%)
- 根拠:
- 駆動システム: 半導体製造装置市場の回復、ドイツ子会社の業績改善。
- 金型システム: 車載用モーターコア製品の生産調整が見込まれるが、モーターコア向け金型は好調維持。
- 機工・計測システム: 付加価値の高い新製品開発と海外市場開拓による黒字転換を目指す。
- 中長期計画:
- Vision2025の期間中、売上高168億円~230億円、営業利益率4%~8%、ROE5%~10%、自己資本比率45%以上を目指す。
- マクロ経済の影響:
- 半導体製造装置市場の動向、EV市場の成長性、為替変動などが業績に影響する可能性。
配当と株主還元
- 配当方針:
- 企業体質強化のための内部留保の充実を図りつつ、業績に裏付けられた安定的な配当を継続。
- Vision2025期間中は、配当性向25%~35%の範囲内で、収益状況や経営環境を考慮し、都度適切な配当を実施。
- 配当実績:
- FY2023: 配当額25.1円、配当性向40.0%
- FY2024 予想: 配当額38円、配当性向30.9%
製品やサービス
- 製品:
- 駆動システム: ボールねじ、アクチュエーター、サポートユニット
- 金型システム: FASTEC、MAGPREX、モーターコア
- 機工・計測システム: 工作機械、要素機器、測定システム
- サービス:
- ソリューション提案
- 協業・提携:
- Euro MIST Laminations (中)
- EuroGroup S.P.A. (伊)
- Jenaer Gewindetechnik GmbH (独)
- Eurotranciatura USA LLC (米)
- Eurotranciatura Mexico SA de CV (メキシコ)
- 無錫隆盛新能源科技有限公司 (中)
- 韓国黒田精工株式会社 (韓)
- 紅忠黒田ラミネーション(株) (日本)
- 平湖黒田精工有限公司 (中)
重要な注記
- その他:
- 2024年6月27日開催予定の定時株主総会にて、水品朱美氏が社外取締役に選任される見通し。
- パートナーシップ構築宣言を宣言。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 7726 |
企業名 | 黒田精工 |
URL | http://www.kuroda-precision.co.jp/ |
市場区分 | スタンダード市場 |
業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。
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