1. 企業情報
企業名: ラピーヌ株式会社
概要: ラピーヌは日本のアパレル業界において、婦人服とアクセサリーの企画、製造、販売を手掛ける中堅企業です。主に百貨店や専門店を通じて高級既製服を販売しており、セレクトショップも展開しています。また、福祉事業として障害者向けの野菜生産・販売も行っています。
事業内容: 卸売、小売、福祉事業
設立年月日: 1950年2月11日
本社所在地: 東京都千代田区神田東松下町17
代表者名: 佐々木 ベジ
従業員数: 49人
平均年齢: 49.2歳
平均年収: 3,700万円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性や課題: 高級既製服の販売において中堅に位置し、主要な競争優位性は品質の高い製品と百貨店・専門店での販売ネットワークです。しかし、市場の慎重なマインドと物価高騰による個人消費の低迷が課題となっています。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 具体的な中期経営計画は記載されていませんが、顧客ニーズへの対応、価格設定の見直し、新規顧客獲得、在庫リスク低減、固定費削減などの施策を継続しています。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 品質維持向上、新作デザイン展開、店頭VP強化、従業員教育に注力しています。福祉事業では生産性向上や作業効率アップのための教育訓練に努めています。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、店頭活性化や新規顧客獲得に注力しています。また、福祉事業では採算性改善に努めています。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: 技術革新に関する詳細は記載されていません。
収益を牽引している製品やサービス: 高級既製服が主力製品となっています。
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較: EPS（会社予想）は-107.87円と負の数値であり、BPS（実績）は327.43円です。現在の株価253円は、BPSを基準とすると割安に見えますが、EPSを基準とすると割高に見えます。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か: 直近10日間の株価は250円から266円の範囲で推移しており、50日移動平均線261.68円とほぼ同水準、200日移動平均線236.60円より高値圏にあります。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
– 売上高（過去12か月）: 1.98B円（前年比-12.30%減）
– 利益率: 営業損失、経常損失
– ROE（過去12か月）: -32.11%
– ROA（過去12か月）: -6.14%
– Total Debt/Equity（直近四半期）: 203.10%
– Current Ratio（直近四半期）: 0.96
過去数年分の傾向がわかる場合、比較する: 財務諸表の詳細は不足していますが、売上高と利益率の悪化が確認できます。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析: 配当利回り（会社予想）は0.00%で、年間配当も0円となっています。
自社株買いなどの株主還元策: 詳細は記載されていません。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）: 直近10日間で株価は250円から266円の範囲で推移しており、上昇傾向にあります。
株価への影響を与える要因: 市場の慎重なマインド、物価高騰による個人消費の低迷、継続企業の前提に関する重要な疑義などが影響を与えています。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理: ラピーヌは高級既製服の販売を主力とする中堅アパレル企業ですが、市場の慎重なマインドと物価高騰による個人消費の低迷が業績に影響を与えています。財務面では負債比率が高く、ROE、ROAも低い水準です。株価は割高に見え、テクニカル分析では高値圏にあります。中期経営計画の詳細は不明ですが、顧客ニーズへの対応や新規顧客獲得に注力しています。継続企業の前提に関する重要な疑義が存在し、売上高の維持拡大や固定経費の削減に取り組んでいます。
企業情報
| 銘柄コード | 8143 |
| 企業名 | ラピーヌ |
| URL | http://www.lapine.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 繊維製品 |
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