2026年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)

基本情報

  • 企業概要:
    • 企業名: ブラザー工業株式会社
    • 主要事業分野: プリンター、複合機、ミシン、カラオケ機器、各種産業機器など
    • 代表者名: 代表取締役社長 池田 和史
  • 報告概要:
    • 提出日: 2025年8月6日
    • 対象会計期間: 2026年3月期 第1四半期(2025年4月1日~2025年6月30日)
  • セグメント:
    • プリンティング・アンド・ソリューションズ事業: レーザー複合機・プリンター、インクジェット複合機、ラベリング機器などを展開。
    • インダストリアル・プリンティング事業: ドミノ(インクジェットプリンター)および産業用プリンターを展開。
    • マシナリー事業: 産業機器(特に中国・アジア向け)および工業用ミシンを展開。
    • ニッセイ事業: 減速機、歯車などを展開。
    • パーソナル・アンド・ホーム事業: 家庭用ミシン、カラオケ機器などを展開。
    • ネットワーク・アンド・コンテンツ事業: カラオケ店舗、ネットワーク関連サービスなどを展開。
    • その他事業: 不動産事業など。
  • 発行済株式:
    • 発行済株式数: 257,755,930株 (2026年3月期 第1四半期末)
  • 今後の予定:
    • IRイベント: 2025年8月6日(水)に機関投資家及びアナリスト向け説明会(オンライン説明会)を開催予定。

財務指標

  • 財務諸表:
    • 貸借対照表:
      • 資産合計:905,222百万円 (前連結会計年度末 932,650百万円)
      • 負債合計:219,681百万円 (前連結会計年度末 241,178百万円)
      • 資本合計:685,540百万円 (前連結会計年度末 691,472百万円)
    • 損益計算書(連結経営成績):
      • 売上収益:213,070百万円(前年同期比 △0.8%)
      • 事業セグメント利益:18,872百万円(前年同期比 △17.3%)
      • 営業利益:15,952百万円(前年同期比 △26.8%)
      • 税引前利益:16,972百万円(前年同期比 △27.9%)
      • 四半期利益(親会社の所有者に帰属):11,739百万円(前年同期比 △29.0%)
      • 1株当たり四半期利益(EPS):45.98円(前年同期 64.62円)
    • キャッシュフロー計算書:
      • 営業活動によるキャッシュ・フロー:7,445百万円(前年同期 22,639百万円)
      • 投資活動によるキャッシュ・フロー:△12,226百万円(前年同期 △10,889百万円)
      • 財務活動によるキャッシュ・フロー:△22,062百万円(前年同期 △15,159百万円)
  • 収益性:
    • 売上収益は前年同期比0.8%減。
    • 事業セグメント利益は17.3%減、営業利益は26.8%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は29.0%減と、各段階利益で前年同期を下回りました。
  • 財務安全性:
    • 親会社所有者帰属持分比率:75.7%(前連結会計年度末 74.1%)
    • 自己資本比率の増加は、利益剰余金の増加や自己株式の減少(取得)によるものと推測されます。
  • 効率性:
    • ROA、ROEなどの効率性に関する具体的な数値の記載はありません。
    • 売上高営業利益率は、売上収益の減少と営業利益の減少幅が大きかったことから、前年同期比で悪化していると推測されます。
  • セグメント別(累積):
    • プリンティング・アンド・ソリューションズ事業:売上収益 134,306百万円、事業セグメント利益 17,903百万円。
    • インダストリアル・プリンティング事業:売上収益 32,262百万円、事業セグメント利益 2,241百万円。
    • マシナリー事業:売上収益 15,797百万円、事業セグメント利益 321百万円。
    • ニッセイ事業:売上収益 4,982百万円、事業セグメント利益 52百万円。
    • パーソナル・アンド・ホーム事業:売上収益 12,450百万円、事業セグメント利益 1,394百万円。
    • ネットワーク・アンド・コンテンツ事業:売上収益 9,833百万円、事業セグメント利益 568百万円。
    • その他事業:売上収益 5,493百万円、事業セグメント利益 329百万円。
  • 財務の解説:
    • 世界経済の不透明感、地政学的リスク、米国の関税政策、中国経済の低迷などが事業環境に影響を与えている。
    • 欧州・中国のプリンティング市場は軟調だが、他地域は底堅い。マシナリー事業は、欧州・中国は弱含みだが、他地域は回復基調。工業用ミシンは米国関税政策で不透明。インダストリアル・プリンティング事業は、中国・欧州で投資需要が軟調。ニッセイ事業は投資回復が遅延。家庭用ミシンはインフレ等の影響で高級機市況が軟調。
    • 為替(円高)が収益を押し下げる要因となった。
    • 販管費・販促費の増加も利益を圧迫した。

配当

  • 配当実績と予想:
    • 2025年3月期:中間配当 50円、期末配当 50円、年間配当 100円
    • 2026年3月期(予想):中間配当 50円、期末配当 50円、年間配当 100円
  • 特別配当の有無: なし。

セグメント別情報

  • セグメント別状況:
    • プリンティング・アンド・ソリューションズ事業: 売上収益は為替のマイナス影響により減収。事業セグメント利益は、販促費増加や為替の影響により大幅減益。
    • インダストリアル・プリンティング事業: ドミノは消耗品販売が堅調だが、為替の影響で減収。産業用プリンターは競争激化により大幅減収。事業セグメント利益は販管費・米国関税負担増、為替の影響で大幅減益。
    • マシナリー事業: 産業機器は中国・アジアの設備投資需要回復で増収。工業用ミシンは米国関税政策や為替の影響で減収。事業セグメント利益は増収効果で大幅増益。
    • ニッセイ事業: 減速機は設備投資回復遅延で横ばい、歯車は緩やかに回復。為替影響もあったが、前年同期並みの売上収益。事業セグメント利益は価格対応効果で大幅増益。
    • パーソナル・アンド・ホーム事業: 米州での販売好調により増収。事業セグメント利益は販促費増加や売上構成変化、為替影響により大幅減益。
    • ネットワーク・アンド・コンテンツ事業: カラオケ店舗の売上減少や新製品投入効果の前年同期比較でカラオケ機器販売が軟調となったことなどにより減収。事業セグメント利益は減収、販管費増加により大幅減益。
  • セグメント戦略: (開示情報からは詳細な戦略は読み取れないが、既存事業の強化や地域別戦略などが推測される。)

中長期計画との整合性

  • 中期経営計画「CS B2027」に基づき、セグメント区分の見直しが行われた。
  • 第1四半期の業績は、一部セグメントで為替や販促費の影響を受け減益となったが、マシナリー事業の増収など、計画達成に向けた取り組みが進められていると推測される。

競合状況や市場動向

  • 競合他社との比較: (公開情報がないため、具体的な比較は不可。)
  • 市場動向:
    • 世界経済の不透明感、地政学リスク、米国の関税政策、中国経済の低迷など、外部環境は依然として厳しい。
    • プリンティング市場や一部産業機器市場では、需要の回復や鈍化が見られる。
    • 為替レートの変動が業績に与える影響が大きい。

今後の見通し

  • 業績予想:
    • 2026年3月期の通期業績予想に変更はない。
    • 売上収益:8,750億円(前期比 △0.2%)
    • 事業セグメント利益:750億円(前期比 △3.5%)
    • 営業利益:730億円(前期比 4.5%)
    • 税引前利益:750億円(前期比 0.4%)
    • 当期利益:550億円(前期比 0.4%)
    • 1株当たり当期利益(予想):223.64円
  • リスク要因:
    • 経済動向、為替レート、市場需要、税制や諸制度に関するさまざまなリスクや不確実要素。
    • 特に、第1四半期では為替(円高)が業績にマイナス影響を与えた。

重要な注記

  • 会計方針: IFRSにより、前連結会計年度に係る連結財務諸表と同一の会計方針を適用。
  • その他:
    • 2025年5月9日開催の取締役会において、自己株式の取得を決議。希薄化懸念の払拭のため、取得した自己株式は消却する方針。
    • 2026年3月期の連結業績予想における「基本的1株当たり当期利益」は、当該自己株式の取得の影響を考慮済み。
    • セグメント区分の変更(2025年度から)。

上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 6448
企業名 ブラザー工業
URL http://www.brother.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 電気機器

このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By ジニー

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