1. 企業情報
企業名: ファーストコーポレーション株式会社
概要: 都市部で中・小型のマンション建設を行う総合建設会社。用地取得からの「造注方式」に実績を持ち、首都圏を中心に分譲マンション建設を手掛けている。
事業内容: 建設事業、不動産事業
設立年月日: 2011年6月23日
住所: 〒167-0051 東京都杉並区荻窪4-30-16 藤澤ビルディング
代表者名: 中村 利秋
従業員数: 171人
平均年齢: 43.1歳
平均年収: 7,250千円
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内での競争優位性: 用地取得からの「造注方式」に強みを持ち、特に首都圏のマンション市場での地位が強い。
課題: 建設業界の厳しい環境（労務費・資材価格の上昇、労働者不足）に直面している。
3. 経営戦略と重点分野
経営陣が掲げるビジョンや戦略: 中期経営計画「Innovation2024」に基づき、業容拡大と利益水準向上を目指す。
中期経営計画の具体的な施策や重点分野: 建設事業では受注・施工物件の確保、不動産事業では共同事業や用地販売の拡大に注力。
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデルや市場ニーズの変化への適応力: 分譲マンション市場の底堅さが予想され、建設投資の継続と住宅取得支援策により市場ニーズへの適応力が高い。
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向や独自性: 情報なし。
収益を牽引している製品やサービス: 分譲マンション
6. 株価の評価
EPSやBPSに基づく計算等を用いて、現在の株価との比較:
- EPS（会社予想）: 146.48円
- BPS（実績）: 816.73円
- 株価: 933.0円
- PER（会社予想）: 6.37倍
現在の株価はEPSを基準にすると割安に見える。
7. テクニカル分析
株価推移を参照して、現在の株価が高値圏か安値圏か:
- 52週高値: 1,052円
- 52週安値: 826円
- 現在の株価は52週高値から約10%下落している。
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフロー、ROE、ROAなどの指標を評価:
- 売上高: 43,194,307千円（前期比 51.6%増）
- 営業利益: 2,579,579千円（前期比 77.5%増）
- 経常利益: 2,478,439千円（前期比 74.3%増）
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,669,537千円（前期比 76.7%増）
- ROE（実績）: 18.31%
- ROA（実績）: 6.64%
財務状況は良好で、売上と利益が増加している。
9. 株主還元と配当方針
配当利回りや配当性向の分析:
- 配当利回り（会社予想）: 4.72%
- 1株配当（会社予想）: 44.00円
- 配当性向: 24.35%
安定した配当性向を維持し、株主還元に積極的。
自社株買いなどの株主還元策:
- 情報なし。
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の直近の変動傾向（上昇・下降の勢い）:
- 直近10日間の株価は横ばいからわずかな上昇傾向。
株価への影響を与える要因:
- 建設業界の厳しい環境や物価上昇、円安の進行による不透明感がリスク要因として挙げられている。
11. 総評
各分析結果を簡潔にまとめ、全体的な見解を整理:
ファーストコーポレーションは首都圏のマンション市場で強い地位を持ち、建設投資の継続と住宅取得支援策により市場ニーズへの適応力が高い。財務状況は良好で、売上と利益が増加している。株価は52週高値から下落しているが、EPSを基準にすると割安に見える。安定した配当性向を維持し、株主還元に積極的である。しかし、建設業界の厳しい環境や物価上昇、円安の進行による不透明感がリスク要因として注意が必要である。
企業情報
| 銘柄コード | 1430 |
| 企業名 | ファーストコーポレーション |
| URL | http://1st-corp.com/index.html |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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