1. 企業情報
- 企業名: 第一カッター興業株式会社
- 概要: 建設および土木工事、ビルメンテナンス、リユース・リサイクル事業を主要事業として行う企業。工業用ダイヤモンドや水ジェット工法を用いた舗装やコンクリート構造物の切断・穿孔工事が主力。
- 設立年月日: 1967年8月9日
- 代表者名: 安達 昌史
- 住所: 〒253-0071 神奈川県茅ヶ崎市萩園833
- 従業員数: 不明
- 平均年齢: 38.6歳
- 平均年収: 6,700万円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 工業用ダイヤモンドや水ジェット工法による高精度な切断・穿孔技術が強み。
- 課題: 建設業界全体の受注環境の厳しさに直面している。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 技術力の増進、システム構築、人材育成に注力。
- 中期経営計画: 技術力増進のための研究開発投資、効率化推進のためのシステム構築、人員確保・人材育成のための投資を継続。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 建設および土木工事、ビルメンテナンス、リユース・リサイクル事業による収益。
- 市場ニーズへの適応力: 各セグメントにおいて戦略を着実に実行。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術力増進のための研究開発投資に注力。
- 主力製品: 工業用ダイヤモンドや水ジェット工法による舗装やコンクリート構造物の切断・穿孔工事。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 114.68円
- BPS（実績）: 1,709.54円
- PER（会社予想）: 11.43倍
- PBR（実績）: 0.77倍
- 現在の株価との比較: 株価1,311円に対して、PERが11.3倍の業界平均より高め。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は1,357円から1,430円の間で推移。現在の株価は50日移動平均1,314.80円、200日移動平均1,372.27円よりやや低い水準。
- 高値圏か安値圏か: 50日移動平均より低いため、安値圏に位置している。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 20,228百万円（前年同期比3.3%減）
- 営業利益: 1,647百万円（前年同期比32.9%減）
- 経常利益: 1,791百万円（前年同期比36.7%減）
- 親会社株主に帰属する当期純利益: 1,327百万円（前年同期比32.7%減）
- 自己資本比率: 86.4%
- ROE（実績）: 7.10%
- ROA（実績）: 4.67%
- 過去数年分の傾向: 売上高、利益の減少傾向が続いている。
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 3.05%
- 1株配当（会社予想）: 40.00円
- 配当性向: 21.82%
- 自社株買い: 自社従業員持株会が3.04%の保有株を保有している。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間の株価は1,357円から1,430円の間で推移しており、やや下降傾向。
- 株価への影響を与える要因: 建設業界の受注環境の厳しさ、エネルギー価格の高騰など。
11. 総評
第一カッター興業は、工業用ダイヤモンドや水ジェット工法による工事事業が主力の企業です。技術力の増進と効率化推進に注力する中期経営計画を掲げています。しかし、売上高、利益ともに減少傾向にあり、株価も50日移動平均より低い水準に位置しています。建設業界の厳しい受注環境やエネルギー価格の高騰が株価に影響を与えています。株価の評価はPERが業界平均より高めで、配当利回りも3%台と魅力的ですが、業績の減少傾向を考慮すると、投資判断には慎重になる必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 1716 |
| 企業名 | 第一カッター興業 |
| URL | http://www.daiichi-cutter.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 建設業 |
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