決算説明：Solvvy（7320）

2025年　６月期　第３四半期決算説明資料

基本情報

• 企業概要: Solvvy株式会社、主要事業分野: ストックビジネスコンサルティング、代表者名: 安達 慶高
• セグメント: HomeworthTech事業(住宅)、ExtendTech事業(再エネ/教育ICT)、LifeTech事業(SI等)、FinTech・その他事業、本社

業績サマリー

• 主要指標:
  • 売上高: 4,659百万円 (前年同期比 131.2%)
  • 営業利益: 1,047百万円 (前年同期比 133.6%)
  • 経常利益: 1,360百万円 (前年同期比 139.2%)
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益: 930百万円 (前年同期比 139.6%)
• 進捗状況: 通期計画達成の見込み
• セグメント別状況:
  • HomeworthTech事業: 売上高 2,676百万円 (前年同期比 130.6%)、営業利益 988百万円 (前年同期比 220.7%)
  • ExtendTech事業: 売上高 1,690百万円 (前年同期比 116.6%)、営業利益 1,193百万円 (前年同期比 104.2%)
  • LifeTech事業: 売上高 267百万円、営業利益 61百万円
  • FinTech・その他事業: 売上高 25百万円 (前年同期比 48.9%)、営業利益 ▲17百万円
  • 本社: 営業利益 ▲1,178百万円

業績の背景分析

• 業績概要: 主要2事業の堅調な伸びに加え、メディアシークとの経営統合効果により、売上高・営業利益・経常利益ともに前年同期比で大きく伸長し、第3四半期業績として過去最高を記録。
• 増減要因:
  • 売上高増加: 各事業の成長、メディアシーク連結による増収
  • 売上原価増加: メディアシーク統合によるエンジニア費用が原価計上となる影響
  • 販管費抑制: DXによる業務効率化による人件費や各種手数料の抑制
• リスク要因: リアルサービスの一部プロジェクトで開始遅れが発生し、計画していた売上高の計上が後ろ倒しになった。

戦略と施策

• 現在の戦略:
  • 中期経営計画: 売上高倍増、営業利益倍増 (FY2027には売上高11,100百万円、営業利益2,500百万円を目指す)
  • 経営統合を機に新たな「コンサルティングファーム」として始動
  • ストックビジネスコンサルティング事業の強化
• 進行中の施策:
  • 株式分割の実施（流動性の向上および投資家層の拡大）
  • 配当政策の変更（配当性向30%を目標、累進配当の実現）
• セグメント別施策:
  • HomeworthTech事業: サービスラインナップ拡充による建物保証の獲得件数増加、設備保証に関する前受収益のP/L寄与度向上
  • ExtendTech事業: GIGAスクール構想に基づく教育ICT機器の入替時期到来による進展
  • LifeTech事業: 経営統合によるシステム開発リソース拡充によるシステムコンサルティングおよびSaaS販売の進展
  • FinTech事業: 「KROX」を通じたリフォームローン提供開始、領域横断的な展開

将来予測と見通し

• 業績予想: 通期計画達成の見込み。第4四半期も順調な推移が見込まれる。
• 中長期計画:
  • FY2027までに売上高11,100百万円、営業利益2,500百万円を目指す。
  • FY2024比で営業利益を倍増の25億円（FY2025）を計画。

配当と株主還元

• 配当方針:
  • 配当性向30%を目標とし、段階的な配当額の引き上げを図る。
  • 累進配当（持続的な増配）を実現する。
• 配当実績:
  • 今期修正予想（2025年6月期）: 期末 28円、年間 28円
  • 前回予想（2025年6月期）: 期末 20円、年間 20円
  • 前期実績（2024年6月期）: 期末 15円、年間 15円
• 特別配当: 記念配当5円を含む。

製品やサービス

• 製品:
  • 住設あんしんサポート (住宅設備のメンテナンス保証)
  • 住設あんしんサポートプレミアム (住宅設備のメンテナンス保証×おうちポイント)
  • 売買あんしんサポート (中古住宅売買時の検査保証サービス)
  • 長期メンテナンスシステム (アフター業務一括サポートプラン)
  • 建物20年保証バックアップサービス (長期の建物保証)
  • EV(電気自動車) 充電設備に関する長期保証サービス「EV Charger Warranty」
  • 「ESS Warranty System」 (産業用・系統用大規模蓄電池)
  • 「KROX」 (リフォームローン提供)
• サービス:
  • アフターサービスを基点とした「ストックビジネスコンサルティング」
  • 仕組化フェーズ: 保証制度構築、顧客データベースの整備、問い合わせ対応体制の整備、修繕・点検対応体制の整備
  • 活性化フェーズ: オーナー向けポイントアプリの導入、各種キャンペーン企画、顧客情報提供・ニーズ喚起、顧客アクションへのポイント付与、双方向コミュニーション創出
  • 収益化フェーズ: 二次商流の形成 / 新規見込客の獲得、リフォーム・大規模修繕受注、各種送客手数料、各種物販収益、紹介を通じた見込客獲得
  • 「おうちbot」(住宅事業者のお客様応対業務支援)
  • SaaS Fintechの新サービス「KROX」
  • 当社独自のSAaaSメソッド (Smart Assurance as a Service)
• 協業・提携:
  • 株式会社メディアシークとの経営統合

重要な注記

• 会計方針: 経営統合に伴い、報告セグメントごとの業績をより適正に評価管理するため、全社費用の配賦基準を見直し、事業セグメントの利益又は損失の算定方法の変更を行っている。
• その他: 2025年5月13日に適時開示あり (https://solvvy.co.jp/ir/)

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