2025年3月期決算説明会資料

基本情報

  • 企業概要
    • 企業名: NTN株式会社(NTN Corporation)
    • 主要事業分野: 軸受製品(産業機械・自動車向け等)およびCVJ(等速ジョイント)アクスル
  • 説明会情報
    • 開催日時: 2025年5月16日
  • 説明者
  • 報告期間
    • 対象会計期間: 2025年3月期(通期実績)、2026年3月期(通期見通し)
  • セグメント
    • 軸受他: 産業機械・自動車向け各種軸受、アフターマーケット等
    • CVJアクスル: 自動車用等速ジョイントおよびドライブシャフト関連

業績サマリー

  • 主要指標(2025年3月期 通期実績)
    • 売上高: 8,256億円(前期比 △107億円、△1.3%、為替影響+264億円、為替除き△4.4%)
    • 営業利益: 230億円(同 △52億円、営業利益率 2.8%)
    • 経常利益: 105億円(同 △95億円)
    • 特別損益: △191億円
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: △238億円
    • 期末為替レート(平均): USD 152.4円、EUR 163.6円
    • FCF: 197億円(営業CF 456億円、投資CF △260億円)
    • 棚卸資産: 2,444億円(前期比 △204億円)
  • 進捗状況(計画対比)
    • 売上高: 公表比+106億円
    • 営業利益: 公表比+10億円
    • 在庫削減: ほぼ公表どおり
  • セグメント別状況(2025年3月期 通期)
    • 売上高
    • 軸受他: 3,407億円(構成比 41.3%)
    • CVJアクスル: 4,849億円(構成比 58.7%)
    • 営業利益
    • 軸受他: 137億円(利益率 4.0%)
    • CVJアクスル: 93億円(利益率 1.9%)

業績の背景分析

  • 業績概要
    • 自動車生産・産業機械需要の低迷で規模減少。円安、売価改善、費用削減で公表比は増収増益。
    • 構造改革費用・税効果等で純損失。
  • 増減要因(営業利益、前期比)
    • 減益要因: 規模減少 △340億円
    • 増益要因: 売価レベル改善 +132億円、比例費+47億円、人件費+27億円、経費等+23億円、為替+60億円
  • リスク要因
    • 米国の通商政策(関税): 影響額試算 △160億円(現時点の予想には未織り込み、価格転嫁とサプライチェーン見直しで対応方針)
    • 需要動向の不透明さ(自動車・産機)、為替変動、エネルギー・物流・労務費の上昇など

戦略と施策

  • 現在の戦略(「DRIVE NTN100 Final」)
    • 売価改善(不採算ビジネスの値上げ)とコスト削減の継続
    • アフターマーケット・ビジネス拡大(売上構成比 16.6%→17.1%→19.4%見込み)
    • 構造改革(3年間で350億円)を前倒しで推進。固定費削減効果:FY2025 約50億円(FY2023比)、FY2026 約100億円見込み
  • 進行中の施策
    • 生産再編(日本・米州・欧州・中国):拠点統廃合、固定資産圧縮
    • 在庫削減、バリューチェーン改革、省人化投資
    • 調達多様化(中国・韓国・インド等の部品調達拡大)
  • セグメント別施策
    • 軸受他
    • 価格政策で物量確保、不採算の価格改善、アフターマーケット拡大
    • 電動化対応軸受の採用拡大・量産開始(樹脂モールド絶縁軸受、HA-C軸受、同軸e-Axle向け大径深溝玉軸受)
    • CVJアクスル
    • 生産再編の前倒し、固定費削減
    • 売価改善、設計・材料見直し、在庫削減など効率化
    • EV向け新商品投入(固定式にCFJ、しゅう動式にEDJ)

将来予測と見通し(2026年3月期 通期見通し)

  • 業績予想
    • 売上高: 7,900億円(前期比 △356億円、為替想定 USD 140円、EUR 160円)
    • 営業利益: 240億円(同+10億円、利益率 3.0%)
    • 経常利益: 110億円
    • 特別損益: △80億円
    • 親会社株主に帰属する当期純利益: △60億円
    • FCF: 200億円
    • 棚卸資産: 2,220億円(回転率 3.6回)
  • 増減要因(営業利益、前期実績比)
    • 増益要因: 売価+46億円、比例費+67億円、経費等+4億円、原材料差益(原低+111億円/原高△44億円)
    • 減益要因: 規模等 △30億円、人件費 △20億円、為替 △56億円、賃上げ影響 約△60億円
  • 中長期計画進捗
    • 構造改革の固定費削減効果、FY2026にFY2023比で約100億円見込み
  • マクロ経済の影響
    • 自動車・産機の需要弱含みを前提、円高想定
    • 米国通商政策の不確実性(影響は予想未織り込み、価格転嫁・供給網見直しで対応方針)

配当と株主還元

  • 配当方針
    • 安定配当を継続しつつ、DOE 2.5%を下限。「DRIVE NTN100 Final」目標完遂後はDOE 4%を目標
  • 配当実績
    • 2025年3月期: 年間11円(中間5.5円、期末5.5円)
    • 参考: 過去に創業100周年記念配当を含む年度あり
  • 2025年度(2026年3月期)の配当: 米国通商政策の影響が合理的に算定困難なため未定

製品やサービス

  • 製品
    • 産機・自動車向け軸受、電動化対応軸受(樹脂モールド絶縁軸受、HA-C軸受、e-Axle向け深溝玉軸受)
    • 自動車用CVJアクスル、EV向けドライブシャフト(CFJ/EDJ)
  • サービス
    • アフターマーケットでの技術講習・技術サポート、軸受診断・再生等のサービスビジネス
    • 売れ筋の見直し・在庫拡充、外部調達と生産委託の拡大
  • 協業・提携
    • MROに強みを持つ大手代理店との協業強化
    • 地域展開例: NTNベトナム販売(ホーチミン支店設立)

重要な注記

  • 会計方針・表示の変更
    • 2025年3月期第2四半期より「顧客地域別売上高」から「法人所在地別売上高(グループ内除く)」に変更
    • 複数海外子会社で共通費配賦基準を精緻化(25年3月期通期の営業利益影響: 軸受他+22億円、CVJアクスル△22億円)
  • リスク要因
    • 需要変動、為替・金利変動、通商政策(関税)、エネルギー・物流・労務費上昇、サプライチェーン制約 など
  • その他
    • 設備投資・減価償却(2025年3月期実績/2026年見通し): 投資 322億円→310億円、減価償却 424億円→390億円(無形固定資産投資 30億円→59億円見通し)
    • 有利子負債(期末残高): 3,540億円→3,400億円見通し(ネット有利子負債 2,263億円→2,115億円、ネットDEレシオ目安 1.0、調整後0.8)

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企業情報

銘柄コード 6472
企業名 NTN
URL http://www.ntn.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 機械 – 機械

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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