2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
決算短信(要約・抜粋) — UBE株式会社(証券コード:4208)
出典:2025年3月期 決算短信(日本基準・連結)/提出日 2025年5月12日
基本情報
- 企業名:UBE株式会社
- 主要事業分野:機能品、樹脂・化成品、機械、その他(医薬、電力等)/(※2026年3月期から「高機能ウレタン」「医薬」などで細分化予定)
- 代表者名:代表取締役社長 西田 祐樹
- 問合せ先:コーポレートコミュニケーション部長 堀江 周子(03-5419-6110)
- 本社URL:https://www.ube.com
報告概要
- 決算短信提出日:2025年5月12日
- 対象会計期間(連結):2024年4月1日〜2025年3月31日(2025年3月期)
- 決算説明会:有(アナリスト、機関投資家向け)/決算補足資料作成:有
セグメント(報告セグメント)
(当連結会計年度:2024/4/1〜2025/3/31 実績)
– 機能品:ポリイミド、分離膜、セラミックス、セパレータ等
– 樹脂・化成品:コンポジット、ナイロンポリマー、カプロラクタム、硫安、工業薬品、C1ケミカル、高機能コーティング、エラストマー等
– 機械:成形機(ダイカスト等)、産業機械、橋梁・鉄構 等
– その他:医薬(原薬・中間体)、電力、不動産 等
(注)2026年3月期からセグメント区分を細分化(「高機能ウレタン」「医薬」等の追加)。UBE America系等の一部子会社を樹脂・化成品へ再分類済。
発行済株式等
- 期末発行済株式数(普通株式・自己株式含む):106,200,107株(2025/3/31)
- 期末自己株式数:9,079,297株(2025/3/31)
- 期中平均株式数:97,094,764株(2025年)
- 時価総額:–(決算短信に記載なし)
今後の予定(決算関連)
- 定時株主総会開催予定:2025年6月26日
- 配当支払開始予定日:2025年6月27日
- 有価証券報告書提出予定日:2025年6月20日
- 決算説明会(開催実績):2025年5月12日(アナリスト向け)、2025年5月20日(経営概況説明会)
主要財務指標(連結・主要数値)
(単位:百万円、%は対前期増減率。必要に応じ注記あり)
– 売上高:486,802(+4.0%) → 約4,868億円
– 営業利益:18,045(△19.6%) → 約180億円
– 経常利益:22,372(△38.4%) → 約224億円
– 親会社株主に帰属する当期純利益:△4,816(前期:28,981) → 当期は損失
– 1株当たり当期純利益:△49.60円(前期 298.59円)
– 総資産:865,669(百万円) ≒ 8,657億円
– 純資産(連結):412,013(百万円) ≒ 4,120億円
– 自己資本比率:45.6%(前期 51.8%)
– 自己資本(注記):395,078(百万円、参照値)
– 有利子負債:3,305,336百万円 表記の記載あり(約3,305億円、前期比増加)→(注:短信本文で「3,305億3千6百万円」との記載)
– 営業活動によるCF:35,837(百万円)
– 投資活動によるCF:△63,152(百万円)
– 財務活動によるCF:105,851(百万円)
– 現金及び現金同等物期末残高:115,442(百万円) ≒ 1,154億円
注)営業利益率(ROS):約3.7%(短信値)。総資産回転率(売上高/総資産)=486,802 / 865,669 ≒ 0.56 回(参考)。
個別(単体)業績
- 単体売上高:162,092百万円(△1.2%)/営業利益:1,009百万円(△86.9%)/当期純利益:9,748百万円(△40.9%)
セグメント別 売上・収益(連結・2025年3月期)
(外部顧客向け売上高・営業利益:単位 百万円)
– 機能品:売上 50,250 / 営業利益 11,668
– 樹脂・化成品:売上 270,315 / 営業利益 1,919
– 機械:売上 86,362 / 営業利益 7,883
– その他:売上 79,875 / 営業利益 3,208
– セグメント調整(全社費用等) △6,633(営業利益調整)
– 合計(連結):売上 486,802 / 営業利益 18,045
(注)樹脂・化成品が売上の大半を占める構成。2026年より高機能ウレタンなどで区分変更予定(取得したLANXESS事業の取り込み等を反映)。
財務諸表の要点(解説)
- 当期は売上は増加したものの、機能品や樹脂・化成品で営業減益、持分法適用関連会社の持分法投資損失計上およびベーシック事業(アンモニア、カプロラクタム等)の構造改革に伴う特別損失の計上により、親会社株主に帰属する当期純損失を計上。
- 減損損失:当期は減損損失が大幅増(計29,079百万円)。主な内訳はタイ・スペイン等の製造設備、国内のアンモニア・カプロラクタム関連設備の減損など。これらが特別損失を押し上げた。
- 流動比率(参考)=流動資産 358,377 / 流動負債 197,719 ≒ 181%(流動性は確保)。総資産は増加(投資等により固定資産増、現預金の増加もあり)。
- 投資キャッシュフローは設備投資や関係会社株式取得等で大幅な資金使用(△631.5億円)。一方で財務活動で借入れ・社債発行等により資金調達を実施し、期末現金は増加。
配当(配当方針・実績・予想)
- 基本方針:安定的配当の継続を基本。中期計画(UBE Vision 2030 1st Stage)ではDOE ≥ 2.5%、配当と自己株式取得を合わせた連結総還元性向の3年平均 ≥ 30% を目標。
- 2024年3月期(実績):年間 105円(中間 50円、期末 55円)
- 2025年3月期(実績):年間 110円(中間 55円、期末 55円)/配当総額:10,682百万円
- 2026年3月期(予想):年間 110円(中間 55円、期末 55円)
- 特別配当:当期はなし。将来の特別配当については記載なし。
中長期計画との整合性
- 中期経営計画「UBE Vision 2030 Transformation ~1st Stage~」(対象:2022年度〜2024年度)によりスペシャリティ化学への事業構造転換を推進。
- 当期は計画の数値目標を大幅に下回ったが、ポリイミド原料や分離膜、セラミックスなどスペシャリティ領域への設備投資は継続。高機能ウレタン(LANXESS取得)等の事業拡大を図る方針。
- 一方で温室効果ガス排出量が大きく収益変動の大きいベーシック事業(アンモニア・カプロ等)については設備縮小・停止等の構造改革を実施。これに伴う減損等が当期損失の要因。
競合状況・市場動向(短信からの記載事項)
- 同社はスペシャリティ化学の強化を掲げ、川下・高付加価値領域(PCD/PUD、高機能ウレタン等)を成長軸と位置付け。今回のLANXESS社からのウレタンシステムズ事業取得は北米を中心とした高機能ウレタン市場でのプレゼンス強化狙い。
- 市場前提(次期業績予想の想定):為替 1ドル=150円、国産ナフサ 1kl=72,900円、豪州炭 1t=136.0ドル。
(注)競合他社との定量比較や市場シェア等の詳細数値は決算短信に記載なし。
今後の見通し(会社予想・注記)
- 2026年3月期(連結業績予想:2025/4/1〜2026/3/31)
- 売上高:490,000百万円(+0.7%)
- 営業利益:25,000百万円(+38.5%)
- 経常利益:37,500百万円(+67.6%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:27,500百万円(改善見込み)
- 予想の前提:上記の為替・資源価格を前提とし、機能品の成長、樹脂・化成品の回復、高機能ウレタン事業の貢献等により増収増益を見込む。持分法損失や当期の構造改革に伴う特別損失の影響は剥落するとしている。
- 将来見通しについての注記:会社は合理的な前提にもとづく予想だが、実際の業績は様々な要因で大きく変動する可能性がある旨を明示。
リスク要因(短信に記載された主な外的要因等)
- 市況変動(原料価格、ナフサ・ブタジエン等)、為替変動(特にドル)、海外事業の需要変動
- 事業構造改革に伴う減損・特別損失の発生(当期は実際に発生)
- 関連会社の持分法投資損益の影響(当期は持分法投資損失計上)
- M&A(取得対価の変動や統合コスト等)に伴うリスク(LANXESS事業取得に係る影響等)
- 規制・環境関連(GHG対応等)による影響
重要な注記(会計・組織関連)
- 会計方針の変更:2022年改正「法人税、住民税及び事業税等に関する会計基準」を当連結会計年度期首から適用(連結財務諸表への影響は限定的、該当短信記載の通り)。
- 連結範囲の変更:当期中に重要な変更あり(連結除外:(株)宇部スチール、連結吸収合併:(株)エーピーアイコーポレーション 等)。
- 重要な後発事象:LANXESS社のウレタンシステムズ事業を株式取得(取得日:2025年4月1日、取得対価:現金 80,748百万円)。のれん等、実際の取得関連費用・のれんの額・受入資産/引受負債は未確定(決算短信注記)。
要点まとめ(短く)
- 2025年3月期は売上高が増収(約4,868億円)だが、減損や構造改革費用、持分法損失等の影響で親会社株主帰属の純損失(△48.2億円)を計上。営業利益は約180億円(前期比減)。
- 財務面では総資産は増加、現金残高は増えたが、有利子負債は増加。自己資本比率は45.6%に低下。
- 中期的にはスペシャリティ化学へのシフトを継続。主要な施策として高機能ウレタン事業の取得(LANXESS)などにより成長分野の強化を図る。次期(2026年3月期)は増収増益を見込む前提を提示。
注意事項:上記は提供された決算短信の記載内容を整理した要約です。投資判断や助言は行っていません。不明な項目は「–」で記載しています。必要であれば特定項目(セグメント別詳細、キャッシュフロー内訳、減損詳細等)を深掘りして追記します。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4208 |
企業名 | UBE |
URL | https://www.ube.co.jp/ube/jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
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