2025年12月期 第2四半期決算説明資料

決算説明サマリ(株式会社カウリス:2025年12月期 第2四半期、資料日:2025/08/14)

※以下はご提供いただいた決算説明資料(2025/08/14)を基に整理しています。投資助言は行いません。不明な項目は「–」としています。

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:株式会社カウリス(CAULIS Inc.)
    • 主要事業分野:マネー・ローンダリング対策(AML)およびサイバーセキュリティ向けの法人向けSaaS(主力サービス:Fraud Alert)、および金融機関等向けのKYCサービス(電力契約情報を活用)
    • 代表者名:代表取締役 島津 敦好
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年8月14日(資料日)
    • 説明会形式:–(資料のみの記載。オンライン/オフラインは明記なし)
    • 参加対象:–(明記なし)
  • 説明者
    • 発表者(役職):–(資料上の発表者指名は明記なし)
    • 発言概要(資料中のトピックスを要約)
    • Q2実績の報告(売上・利益等)
    • 主力サービス「Fraud Alert」の既存顧客でのモニタリング領域拡大(口座開設/ログイン/入出金の拡大)
    • 新規事業:金融機関等向けに電力契約情報を用いたKYCサービス(最終調整・契約段階)
    • メガバンクでの法人口座向け導入や、証券会社向けログイン監視のAPI連携などの顧客展開
    • 採用状況(計画に対する遅延と回復見込み)
    • 規制・市場動向(金融庁・警察庁の不正アクセス対策要請等)に関する発信・メディア対応
  • 報告期間・その他日程
    • 対象会計期間:2025年1月~6月(FY2025 Q2)
セグメント

(資料は事業横断のSaaS/サービス構成で、厳密な「セグメント別損益表」はなし)
– 主セグメント(事業名称・概要)
– Fraud Alert(不正検知SaaS)
– エンドユーザーのアクセス(端末情報/IP/ログイン等)を解析し、不正口座・不正ログイン等を検知。約250項目のパラメータでスコアリング、API/JSで連携。
– 顧客間で不正利用者情報(ブラックリスト)を共有する仕組みを提供(法令に基づく共有などの位置づけを説明)。
– CLUE(資料内表記:「金融機関等向け電力契約情報を活用したKYCサービス」)
– 一般送配電事業者が保有する電力契約情報を照合して、住所の継続居住等を確認できるサービス。
– 「不正口座開設防止サービス」「継続的顧客管理サービス」を想定。関西電力送配電と調整中(最終段階との記載)。

業績サマリー(FY2025 Q2:2025/1–6)
  • 主要指標(Q2=上期)
    • 売上高(Q1~Q2計): 6.70億円(前年同期比 +14.8%)
    • 営業利益(Q1~Q2計): 2.23億円(前年同期比 +13.9%)
    • 経常利益(Q1~Q2計): 2.22億円(前年同期比 +30.8%)※表より
    • 中間純利益(Q1~Q2計): 1.45億円(前年同期比 +37.0%)
    • 1株当たり利益:–(資料に明示なし)
  • 主要KPI(Q2時点)
    • 契約獲得高(累計/当期Q2): 8.8億円(25/12期 Q2)
    • 契約残高: 8.7億円(25/12期 Q2)
    • ARR(Annual Recurring Revenue): 13.2億円(25/12期 Q2)
    • MRR(Monthly Recurring Revenue、25/12期 Q2): 110.2万円(=ARR÷12)
    • ARPU(契約企業1社あたり、MRR÷契約企業数): 234万円/月(25/12期 Q2)
    • 契約企業数: 47社(25/12期 Q2)
    • ストック型収益比率: 92.4%(25/12期 Q2)
    • 営業利益率(Q2): 33.3%(25/12期 Q2)
    • グロスレベニューチャーン率(解約率、直近): 低水準で推移(Q2時点でおおむね0.6~0.9%程度の水準の変動)
  • 進捗状況(通期業績予想に対する達成率)
    • 通期業績(2025/2/14 → 2025/8/14修正)
    • 売上高(前回想定)1,370百万円 → 今回修正 1,389 ~ 1,410百万円(増減 +19~40百万円)
    • 営業利益(前回)258百万円 → 修正 389 ~ 410百万円(大幅増)
    • 経常利益 252 → 390 ~ 411百万円
    • 当期(当期)利益 161 → 251 ~ 264百万円
    • Q1~Q2累計の通期進捗(レンジ上限に対する進捗)
    • 売上高進捗:約47.6%
    • 営業利益進捗:約54.4%
    • 中間純利益進捗:約55.2%
    • 修正理由:主力サービスでのエンドユーザー(口座等)増加に伴うトランザクション増で売上拡大、人員採用の上期ずれ込みや新規事業立ち上げ遅延でコストの未消化があり利益率改善(結果、上方修正)
  • セグメント別状況
    • 明確なセグメント別売上内訳(数値)は資料に無し。主力は「Fraud Alert」による継続課金(ストック型収益)が中心。
業績の背景分析
  • 業績ハイライト・トピックス
    • Fraud Alertの既存顧客での「口座数増加」「トランザクション増(アップセル)」がQ2売上拡大に大きく貢献。
    • メガバンクで法人口座向けに「口座開設検知」「ログイン検知」を導入。ログイン検知はAPIでリアルタイム監視。
    • 新規事業(電力契約データを利用したKYCサービス)はシステム対応完了・契約最終段階。関西電力送配電と最終調整中。
    • Q1に見込んでいた暗号資産事業者のQ3導入が不透明となり一件キャンセル(影響は限定的)。
    • 採用:上期で採用が下期へずれ込み(Q2時点の人員計画は一部ビハインド)。Q3以降に内定者の入社予定で回復見込み。
    • 規制・外部環境:2025年7月、金融庁・警察庁が金融業界全体へ不正アクセス対策強化を要請。市場機運の高まりが追い風。
  • 業績増減要因
    • 増加要因:既存顧客の利用範囲拡大(口座/ログイン/入出金モニタリングの拡大)、エンドユーザー数増加に伴うトランザクション増、アップセル・クロスセル。
    • 減少/コスト抑制要因:新規事業の上市遅延に伴う関連コスト減、採用活動の上期遅延に伴う人件費未消化(利益に寄与)。
    • 変動要因:大口導入の時期が不確定(銀行・証券等)、POC→本契約の移行タイミング。
  • 競争環境・競争優位性
    • 優位性として、顧客間での不正利用者情報の共有プラットフォーム(ブラックリスト共有)と、端末情報等による継続モニタリングを挙げている。
    • 市場は規制強化(FATFの審査や国内監督当局の要請)によりニーズは拡大する見通し。競合との比較の定量情報は資料に記載なし。
  • リスク要因(資料に沿った主な外部リスク)
    • 大口案件の導入時期不確定性(売上計上時期の不確実性)
    • 規制対応やプライバシー・第三者提供に関する法的整備の動向
    • 採用・人員のリプレイス遅延による運営リスク
    • 技術的要件(顧客基幹システムとのインテグレーションコスト)が高額になるケース(解約理由の一つとして言及)
戦略と施策
  • 現在の戦略(中期方針)
    • 既存顧客のモニタリング範囲拡大(口座開設、ログイン、入出金等)
    • Fraud AlertのARPU拡大(アップセル、クロスセル)
    • 法人口座領域・地銀等へ拡販(中期ターゲット)
    • 新サービス(CLUE:電力契約情報を用いたKYC)の展開による新たな収益柱の構築
    • 官民連携の推進(金融庁・警察庁など監督当局や関係機関との関係構築)
  • 進行中の施策(具体的なプロジェクト)
    • メガバンクでの法人口座向けログイン監視のAPI連携実装・展開
    • 関西電力送配電との調整を進めるKYCサービス(最終調整段階、適時開示予定)
    • POC(概念実証)を実施し、Q2でPOCの継続が確認された顧客がある。POCから本契約への転換を図る
    • 採用施策:スカウト増・採用エージェントの活用で母集団形成、Q3以降の入社予定者確保
  • セグメント別施策
    • Fraud Alert(既存サービス)
    • 既存顧客に対するアップセル(口座数・トランザクション拡大)とクロスセル(設置チャネル拡大)
    • 口座開設検知、ログイン検知、入出金検知などチャネル拡大(ネット/アプリ、個人/法人口座)
    • KYC(電力情報)
    • 不正口座開設防止・継続的顧客管理の提供(関西電力送配電との協業をベースに実運用化を目指す)
将来予測と見通し
  • 業績予想(通期、2025/08/14 修正)
    • 売上高:1,389 ~ 1,410 百万円(従来1,370百万円)
    • 営業利益:389 ~ 410 百万円(従来258百万円)
    • 経常利益:390 ~ 411 百万円(従来252百万円)
    • 当期利益:251 ~ 264 百万円(従来161百万円)
    • 修正根拠:Fraud Alertでのエンドユーザー増・トランザクション増、採用・新規事業の時期ずれ等によるコストの未消化
  • 中長期計画の進捗性
    • ARRは順調に伸長(13.2億円、ARR成長率29%)。金融機関領域(銀行・証券等)への導入拡大とCLUEの実運用化がブレークポイント。
    • 地銀等は基幹システムの共同利用等の事情で導入に時間がかかる点はあるが、中期的な市場拡大期待を示している。
  • マクロ経済・市場要因
    • 規制・行政(金融庁・警察庁)の要請強化により金融機関の不正アクセス対策ニーズが高まっている(需要追い風)。
    • 大口導入時期は経済環境や各金融機関の投資判断(予算)に依存し、時期不確実性がある点は注意。
    • 為替・金利の直接影響は限定(国内SaaS事業中心)。ただし経済状況が金融機関の投資余力に影響を与える可能性あり。
配当と株主還元
  • 配当実績(中間・期末等):–(資料に記載なし)
  • 特別配当の有無:なしの旨(資料に特記なし)→ 表示がないため「–」
製品やサービス
  • 主要製品
    • Fraud Alert
    • 機能:端末情報/IP/OS/ログイン履歴/ページ遷移等を解析(約250パラメータ)して「その人らしさ」を定量化しリスク判定。API/JSでクライアントサービスと連携、追加認証等をトリガー可能。
    • 提供チャネル:インターネット・アプリ(個人・法人口座)、口座開設・ログイン・入出金検知
    • 収益モデル:継続課金(MRR基準)+コンサルティング利用料。契約更新時に口座数×ユーザーアクション等で価格見直し(従量課金ベースの固定化契約)
    • 顧客例(資料に示された例・ロゴ):SBI証券、三菱UFJ系等の金融機関やオンライン証券等(資料に企業ロゴあり)
  • 新製品/新サービス
    • 金融機関等向け電力契約情報を活用したKYCサービス(CLUE)
    • 用途:不正口座開設防止(空き家住所利用等を検知)、継続的顧客管理(居住継続確認等)
    • 提携:関西電力送配電と最終調整中
  • 協業・提携
    • 関西電力送配電との協業(KYCサービス)
    • 政府・監督当局や業界団体との関係構築(講演・説明・情報提供を実施)
    • その他、金融機関とのシステム連携(API接続)やPOC実施
重要な注記
  • 会計方針:資料上、会計方針変更の記載はなし。初期費用は契約期間で日割り計上する旨の注記あり。
  • リスク特記事項:大口導入時期の不確実性、顧客側基幹システムとのインテグレーションコスト、人材確保・リプレイスの遅れ、規制対応(プライバシー・第三者提供)の変化等。
  • その他重要告知・IR方針
    • 沈黙期間:決算期末の翌日から決算発表日までを沈黙期間と定め、決算・業績見通しに関する質問回答は控える旨。
    • IR問合せ先:ir@caulis.jp
    • ホームページ:https://caulis.jp

必要に応じて、以下の詳細の抜粋(数値表やKPI推移、通期修正明細、採用計画、主要顧客ロゴ等)を別途整理してお渡しできます。どの部分を深掘り希望かお知らせください。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 153A
企業名 カウリス
URL https://caulis.jp/
市場区分 グロース市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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