2025年6月期通期 決算説明資料
フラー株式会社(決算説明 資料まとめ)
以下は、提供いただいた決算説明資料(2025年6月期 通期、資料日:2025.08.12)を基に、個人投資家向けに整理したサマリです。根拠は資料内の記載に基づきます。情報不足の項目は「–」としています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:フラー株式会社
- 主要事業分野:デジタルパートナー事業(スマートフォンアプリの企画・デザイン・開発・運用、データ分析サービス「App Ape」等)
- 代表者名:山﨑 将司(代表取締役社長)
- 説明会情報
- 開催日時:資料日 2025.08.12(決算説明資料の日付)
- 説明者(資料に登場・関与が明示されている主要役職)
- 代表取締役社長:山﨑 将司(資料内で経営方針/事業紹介・イベント登壇等に登場)
- 取締役CFO:宮毛 忠相(財務・管理に関する役割記載)
- 執行役員(デジタルパートナー等):林 浩之 ほか
- (注)資料には複数の経営陣プロフィールが掲載。決算説明時の登壇者の詳細は資料からは明確化されていません。
- 発言概要(資料に記載の要旨として整理)
- 2025年6月期はプロジェクト受注・納品が順調に推移し、売上・利益が大幅改善した点、積極的な採用投資を継続しつつ過去最高の営業利益を確保した点を報告。
- 中期の成長方針として「リソース拡充(採用)」「ソリューション能力向上」「販路拡大(ヤプリ・電通グループ等との提携)」を掲げる旨を提示。
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年6月期(通期)
- 決算説明資料公表日:2025.08.12(資料日)
- 配当支払開始予定日:–(資料上は当期配当は実施せず、内部留保を拡大と記載)
- セグメント(資料の区分)
- クライアントワーク(企画・デザイン・システム開発・運用、顧客向けアプリ制作等)
- アプリ分析サービス(App Ape等のアプリ分析・市場調査サービス)
- (注)資料での主要売上区分は上記2セグメントで記載あり。
業績サマリー(2025年6月期 実績)
(単位は百万円、増減は前期比)
– 主要指標(P/Lサマリー)
– 売上高:2,008(+491、+32.4%)
– クライアントワーク:1,898(+496、+35.4%)
– アプリ分析サービス:110(△5、△4.9%)
– 売上原価:1,155(+265、+29.8%)
– 売上総利益:853(+225、+36.0%)
– 販売費及び一般管理費:664(+49、+8.0%)
– 営業利益:189(+176、+1,363.7%) — 過去最高
– 経常利益:185(+167、+897.6%) — 過去最高
– 当期純利益:197(+168、+585.0%) — 過去最高
– 売上高売上総利益率:42.5%(+1.1pt)
– 売上高営業利益率:9.4%(+8.5pt)
– クリエイティブ人材1人当たり売上高:14.0百万円(+1.6百万円、+12.9%)
– 採用投資額:201百万円(+37、+22.6%)
– 進捗状況(中期経営計画に対する達成状況)
– 中期目標としては「売上高営業利益率おおむね10%前後」を目指す旨を掲げ、2025年6月期は9.4%と目標に近い水準を達成。翌期(2026年6月期)見通しでは9.0%を想定。
– セグメント別状況(売上高・構成)
– クライアントワーク:1,898(売上の大部分を占める。大型案件の開発フェーズ化や大口新規取引が寄与)
– アプリ分析サービス:110(ほぼ横ばい、微減)
– 構成比・貢献度:クライアントワークが主力で増収牽引。分析サービスは安定的。
業績の背景分析
- 業績概要(ハイライト)
- 通期を通じてプロジェクト受注・納品が順調に推移し、売上・利益とも大幅改善。採用投資を続けながらも売上高・各段階利益は過去最高を更新。
- 増減要因(資料記載の要旨)
- 増収要因
- 前期着手の大型案件が開発フェーズに入り収益化。
- 大口の新規取引獲得。
- 高い稼働率により1人当たり売上が向上。
- 減収/横ばい要因
- アプリ分析サービスはほぼ横ばい(△5百万円)。
- コスト面
- 採用や上場関連の一時費用(例:上場記念賞与 +30百万円等)を除き、販売管理費はほぼ横ばいに抑制。
- 競争環境・競争優位性(資料からの記載)
- 強み
- デザインとエンジニアリングを融合させた「ものづくり」力(複数のグッドデザイン賞等)。
- App Apeによる独自のアプリ分析・市場調査の知見。
- ヤプリや電通グループとの資本業務提携(販路・共同提案の強化)。
- 高専出身者を中心とした採用・育成ルート(「高専のフラー」ブランディング)。
- 競合比較(資料に直接の数値比較はなし):差別化はデザイン主導の開発力と分析基盤、提携による販路。
- リスク要因(資料・一般的影響)
- 資金面:増収に伴い運転資金や将来の事業展開のため借入金を実行(長期借入金の純増)。
- 上場関連や一時費用が業績に与える影響。
- マクロ要因(資料明記はないが留意点):需要変動、外部経済動向、為替変動(海外依存が低い事業だが一般的リスクとして留意)、競合環境の変化、技術変化・AI等への対応。
- サプライチェーンや人材確保:人材採用・定着が成長の鍵(資料でも主要リスクとして採用・定着に注力)。
戦略と施策
- 現在の戦略(中期基本方針)
- 1) リソースの拡充:クリエイティブ人材の積極採用(新卒採用の本格化、年20~30人程度の純増目標など)
- 2) ソリューション能力の向上:デザインと技術の深化、外部サービス/開発パートナー活用、AI活用推進
- 3) 販路の拡大:ヤプリ・電通グループ等との資本業務提携による販路強化・共同提案
- 進行中の施策・プロジェクト(資料より)
- 採用施策:採用サイトリニューアル、新卒研修、インターンシップ、地域(北海道等)での採用強化。
- 提携施策:ヤプリ共催セミナー、電通グループとの共同ブランド「D-FULLER」立ち上げ、共同プロモーション・相互送客。
- 開発パートナー網の拡充:複数の外部パートナー(例:ADGLOBE、YAZ、IMAGICA GEEQ等)を活用しリソースを柔軟に調達。
- 外部サービス活用:ノーコードツール、データ分析ツール、サーバー・保守、AIツール等を積極利用。
- セグメント別施策
- クライアントワーク:変革案件・大型開発の受注対応、フルスクラッチ開発強化、デザイン経営の継続推進、パートナーとの共同提案による大型案件対応。
- アプリ分析サービス:App Apeによる市場調査レポートの継続発信、分析基盤の提供・データ活用支援。
将来予測と見通し(資料の業績予想)
- 次期(2026年6月期)業績予想(単位:百万円、当期実績→予想)
- 売上高:2,008 → 2,232(+223、+11.1%)
- 営業利益:189 → 200(+10、+5.4%)
- 経常利益:185 → 187(+1、+0.7%)
- 当期純利益:197 → 160(△37、△18.8%)※繰延税金資産の取り崩し等を見込むため減少見込み
- 売上高営業利益率:9.4% → 9.0%(△0.4pt、上場関連の一時費用等を想定)
- 採用投資額:201 → 186(△15、△7.5%)
- 予想の根拠(資料の説明要旨)
- 当期の大型案件の一部がリリース期に入る一方、新規案件獲得に注力する計画で増収を見込む。上場関連費用や人件費等の増加を織り込みつつ、積極採用は継続する想定。繰越欠損金利用の進展や税務上の調整により純利益は減少見込み。
- 中長期計画の進捗可能性
- 中期目標(売上高営業利益率おおむね10%、クリエイティブ人材1人当たり売上高1,500万円等)を掲げる。2025年は9.4%と近接水準。採用と稼働の両面で目標達成を目指す計画。
- マクロ経済の影響(資料より明示はないが留意点)
- 事業は国内アプリ市場中心のため、国内需要動向、企業のDX投資動向、広告市場や消費動向、競合環境、技術変化(AI等)等が影響。資料でも「将来の見通しはリスクや不確実性を含む」と注記。
配当と株主還元
- 配当方針(資料の記載)
- 当期(2025年6月期)は配当を実施せず、将来の事業成長に備えて内部留保を拡大している旨を記載。
- 将来の配当方針の詳細(継続的な方針記載):–(資料上の明確な定量方針は記載なし)
- 配当実績
- 2025年6月期:配当実施せず
- 中間配当・期末配当の過去比較:–(資料に具体的な過去配当数値はなし)
- 特別配当
- なし(資料に特別配当の記載なし)
製品やサービス
- 主要製品・サービス
- クライアントワーク:フルスクラッチのアプリ開発、UI/UXデザイン、システム開発・運用、事業開発支援
- App Ape(アプリ分析プラットフォーム/サービス):市場調査レポート(例:百貨店・MaaS・求人アプリ等)、データ分析基盤、ダッシュボード、オーダーメイド分析
- 新製品・新サービス
- 資料上では定期的な市場調査レポートや分析パッケージの発信が継続されている点を強調(具体的な新製品名の記載は限定的)。
- サービス提供エリア・顧客層
- 主に国内企業(自治体、流通、小売、大手企業のDX案件等)、エントリーからエンタープライズまで幅広く対応。
- 協業・提携
- 資本業務提携:ヤプリ(持分比率 約21.79%)・電通グループ(持分比率 約20.41%)と提携。共同ブランド「D-FULLER」構築、共同セミナー、共同提案・相互送客などを展開。
- 開発パートナー:ADGLOBE、YAZ、IMAGICA GEEQ、レバテック、コベリン、キヤノンイメージングシステムズ、日本システム開発 等。
- 外部サービス(ツール)活用:ノーコード(yappli等)、Google系分析ツール、AWS/Google Cloud等、Shopify/stripe、AIツール(ChatGPT、Gemini等)などを活用。
重要な注記
- 会計方針
- 資料上での会計方針変更の明示なし。ただし当期純利益において「繰延税金資産の積増しによる法人税等調整額△12,598千円(益)」の計上があった旨を注記。
- リスク要因(資料の特記事項)
- 将来見通しはリスクや不確実性を伴う旨の一般的な注記(資料末尾に記載)。具体的なリスク項目としては、上場関連費用、借入増加、採用・人材定着の成否、外部環境の変化等が示唆されている。
- その他(今後のイベント等)
- 事業計画・成長可能性に関する説明資料(2025年7月24日公表)を一部抜粋して作成しており、今後の採用計画や成長戦略の進捗に加え、各種セミナー・共同イベント等の継続を予定。
(補足)
– 財務指標や数値はすべて資料中の単位(百万円)表記に基づく要約です。
– 不明点(説明会の開催形式、報告書提出日、将来の具体的配当方針など)は資料に明記がなかったため「–」としています。
– 本まとめは資料の記載内容の整理であり、投資助言や推奨を行うものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 387A |
企業名 | フラー |
市場区分 | グロース市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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