決算説明：バンク・オブ・イノベーション（4393）

2025年９月期　第２四半期決算説明資料

株式会社バンク・オブ・イノベーション — 2025年9月期 第2四半期（中間期）決算説明 要約

※出典：提供いただいた決算説明資料（2025年5月作成）を基に整理。投資助言は行いません。不明項目は「–」と記載します。

基本情報

• 企業概要
  • 企業名：株式会社バンク・オブ・イノベーション（東証グロース：4393）
  • 主要事業分野：スマートフォンアプリ関連事業（主にゲーム開発・運営、関連サービス）
  • 代表者名：代表取締役社長 樋口 智裕
• 説明会情報
  • 開催日時：2025年5月（資料作成月）
• 説明者
  • 発表者（役職）：–（資料中に代表・取締役等の氏名あり：樋口 智裕（代表）、河内三佳（CFO）等）
  • 発言概要：資料全体の要旨としては、第2四半期業績の報告、トピックス（Steam版配信、Art Shopなど）、新作開発状況、中長期の事業方針（大きく攻めるフェーズ→持続的成長フェーズ）を説明
• 報告期間
  • 対象会計期間：2025年9月期 第2四半期（中間期）；第2四半期会計期間は2025/1～2025/3
• セグメント（構成）
  • ゲーム事業：自社IPのRPG（主力タイトル『メメントモリ』等）、新作大型RPG開発・運営
  • その他サービス：恋活アプリ『恋庭』等、その他新規サービス開発
  • 補足：プラットフォーム別配信（App Store／Google Play／DMMGAMES／BOI版／Steam 等）

業績サマリー

• 主要指標（単位：百万円）
  • 2025年9月期 第2四半期（2Q会計期間：2025/1–2025/3）
  • 売上高（2Q）：3,049
  • 営業利益（2Q）：181
  • 中間（累計：第1四半期＋第2四半期）
  • 売上高（中間）：6,584（前年中間比：▲15.7%）
  • 営業利益（中間）：1,016（前年中間比：▲17.8%）
  • 四半期（中間）純利益：475（前年中間比：▲42.0%）
  • 1株当たり利益：–（資料に明示なし）
• 進捗状況（中期経営計画等に対する達成率）
  • 中長期目標（資料の目標値）：持続的成長フェーズの目標として売上高1,000億円（海外50%超）、営業利益300億円以上を掲げるが、現状の定量的達成率は資料に明示されていない（→–）
• セグメント別状況（資料記載ベース）
  • 2Q（期間内）売上高内訳（資料のPL内訳）
  • 既存タイトル運営：2,594 百万円（運営ベースの売上）
  • 新作大型RPG・新規サービス（開発段階含む）：454 百万円（売上寄与）
  • 注：PL計上上は、売上高3,049百万円に対し売上原価・販管費合計2,867百万円、営業利益181百万円
  • 収益構成・収益貢献（2Q）
  • 既存タイトル運営により「運営利益」約454百万円（資料内の区分）
  • 新作開発投資（当期費用計上）：▲273百万円（2Qで計上した研究開発費等）

業績の背景分析

• 業績概要（ハイライト・トピックス）
  • 第2四半期は、直前Q（第1四半期）に周年イベントがあったため直前Q比で減収減益。
  • 2Qにおいてインターネット広告を大規模に実施（試行錯誤を含む）。広告宣伝費の先行投資により直前Q比で売上・利益が減少。
  • 配信プラットフォーム拡大：2025年3月に『メメントモリ』のSteam版を配信開始。中国本土版の配信に向け中国企業と提携し認可取得を目指す（手続き中）。
• 増減要因
  • 直前Q比：直前Q（1Q）は周年イベント開催で売上が大きく出ていたため、2Qは相対的に減少。加えて2Qで広告費を増やした点が影響。
  • 前年中間比：『メメントモリ』の経年に伴う広告効率の悪化が主要因としている。
  • コスト面：研究開発費・広告宣伝費等を期中に先行投資（2Qの新作開発投資273百万円など）。開発・運営費用は全額を売上原価として即時費用処理（資産計上なし）。
• 競争環境
  • 資料は業界の特性として「ヒット1本で業績が大きく変動する」旨を明示（ヒット重視、品質最優先の方針）。具体的な市場シェアや競合比較は資料に記載なし（→–）。
• リスク要因（資料で示された項目）
  • 広告効果の不確実性（広告投資の回収可否を注視）
  • 中国本土での配信に関する認可・規制対応リスク
  • プラットフォーム手数料や配信環境の変動（PF等手数料は将来的に約30%→25%程度を想定）
  • 業界特性（ヒット依存）、外部環境変化に伴う収益変動リスク
  • その他一般的リスク（資料末尾に将来見通しに関する留意事項あり）

戦略と施策

• 現在の戦略（中期経営計画・事業戦略）
  • フェーズ：自社IPのRPG独自開発体制を確立し、2024年以降は「大きく攻めるフェーズ」として新作大型RPG・新規サービスのリリースを通じ爆発的かつ持続的な利益成長を目指す。最終的な目標は売上1000億・営業利益300億以上。
  • 開発方針：品質最優先でヒット率を高める方針。爆発型（短期で高課金）と中長期成長型（年間100億以上を目指す）を併行。
  • 海外展開強化：海外比率を現状10%超から50%超へ拡大を目標。
• 進行中の施策（資料に明示）
  • 『メメントモリ』：Steam版配信（2025/3/25開始）、Art Shop（物販/イベント：第2回京都開催 2025/2/15–3/16）
  • 中国本土版：中国企業と契約締結、認可取得を進めている（進捗は今後のIRで案内予定）
  • 広告投資：2Qは大規模インターネット広告を実施。年間広告宣伝費率は30%程度を想定（ただし変動あり）
  • プラットフォーム戦略：PF等手数料率は中長期で25%程度を見込む
• セグメント別施策
  • ゲーム（既存運営）：運営強化・周年イベント等でユーザー維持を図る
  • ゲーム（新作）：第2弾新作大型RPG（17年開発開始）を本開発中、他に第3弾（企画中）
  • サービス（恋庭等）：改良版／海外版を本開発中
  • その他：未公表の新規サービス複数を本開発または企画段階

将来予測と見通し

• 業績予想（次期）：資料中に通期や次期の定量予想（売上・営業利益等）の明示はなし（→–）
• 中長期計画の進捗状況と達成可能性
  • 目標は売上1000億・営業利益300億だが、進捗の定量的評価は資料に明示なし。開発ラインナップ（複数タイトル開発中）、プラットフォーム拡大（Steam、中国展開等）は目標達成に向けた取り組みとして提示されている。
• マクロ経済の影響
  • 広告市場環境、プラットフォーム手数料、各国の規制（特に中国）などが業績に影響する旨を示唆。為替・金利等の明示的な記載はなし（→一般的な外部要因として注意喚起）。

配当と株主還元

• 配当方針：資料に明示なし（→–）
• 配当実績：中間配当／期末配当／年間配当の比較データなし（→–）
• 特別配当の有無：資料に記載なし（→特になし）

製品やサービス

• 主要製品（ゲーム）
  • メメントモリ（リリース：2022年10月）
  • 放置RPG、独特な水彩調世界観、複数プラットフォーム配信（App Store／Google Play／DMMGAMES／BOI版／Steam）
  • 施策：Art Shop（リアルイベント）、Steam配信（2025/3）
  • 恋庭（リリース：2021年4月）
  • ゲーム性とコミュニケーション機能を併せた恋活アプリ。プラットフォーム：App Store／Google Play。改良版／海外版を本開発中
• サービス提供エリア・顧客層
  • 主に日本市場だが海外展開を強化中（現在：海外売上比率10%超、目標：50%超）
• 協業・提携
  • 中国本土での配信に向けて中国企業と契約（認可取得を目指す、進捗は今後のIRで案内）
  • プラットフォームパートナー（Steam、DMMGAMES等）

重要な注記

• 会計方針
  • 開発・運営費用は原則として全額を売上原価（費用）に即時計上し、資産計上は行っていない（資料明示）。これが利益変動に影響する点に留意。
• 特記事項（リスク等）
  • 2Qは広告を大きく実施（試行錯誤を含む）。広告手法・規模は引き続き検証しながら判断。
  • 有価証券（短期運用目的の合同運用指定金銭信託）保有の記載あり（2Q末 有価証券 1,200 百万円）。
  • 2Q末ネットキャッシュ（現金＋短期有価証券－有利子負債）：3,990 百万円、自己資本比率 73.1%
• その他（イベント・公表予定）
  • 中国本土版の認可取得に向けた進捗については、今後のIR／ニュースリリースで案内予定

財務・運営上の補足（資料の数値抜粋）

• 2Q末貸借対照表（主要項目、単位：百万円）
  • 流動資産：6,120（前期末比 +16.8%）
  • 現金及び預金：2,881（+25.2%）
  • 売掛金：1,722（+11.5%）
  • 有価証券：1,200（+100%）
  • 固定資産：643（+14.4%）
  • 資産合計：6,763（+16.6%）
  • 負債合計：1,821（+36.3%）
  • 純資産合計：4,941（+10.6%）
• 販売費・一般管理費や営業費用の構成（四半期推移のポイント）
  • PF等手数料、広告宣伝費、開発・運営費用、その他で構成。広告はTVCM等の大規模実施で変動あり。固定費（開発・運営費用＋その他）は年間総額 約33億円程度を想定（将来の拡大で増加可能性あり）

資料に明示のない項目（報告書提出日、説明会形式、発表者の詳細、通期予想、配当方針の具体数値等）は「–」としています。必要であれば、特定項目についてさらに詳細な抽出（数値表化やグラフ化）を行います。

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