2025年3月期(第146期)決算説明資料
2025年3月期 決算説明(藤倉コンポジット株式会社)要約
以下は、提供された決算説明資料(2025年6月13日配布)に基づき、個人投資家向けに整理したサマリーです。出典は同資料の内容のみを使用しています。不明な項目は「–」としています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:藤倉コンポジット株式会社(証券コード:5121、プライム市場)
- 主要事業分野:産業用資材/引布加工品/スポーツ用品(ゴルフ用カーボンシャフト等)
- 代表者名:代表取締役社長執行役員 森田 健司
- 説明会情報
- 開催日時:2025年6月13日(資料表記)
- 説明会形式:–(資料に明記なし)
- 参加対象:–(資料に明記なし)
- 説明者
- 発表者:代表取締役社長執行役員 森田 健司
- 発言概要(要旨):
- 2025年3月期の連結業績は売上増と営業増益で過去最高を記録。
- 膨脹式救命いかだの不具合に対する対策と部品/一部製品の無償交換対応を説明(特別損失計上)。
- 第6次中期計画の振り返り、第7次中期経営計画(2026–2028、ブランド:AccelerateX)を発表し、成長・収益性向上・株主還元の方針を提示。
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)
- セグメント(主要3区分)
- 産業用資材:自動車部品、住宅設備・インフラ部品、医療関連、空圧制御機器、液晶・半導体製造装置関連等
- 引布加工品:ゴム引布、救命・医療・災害用製品、船舶・防衛向け等(受注生産中心)
- スポーツ用品:ゴルフ用カーボンシャフト、産業用CFRP製品、登山・アウトドア製品等(自社ブランドとOEM)
業績サマリー(連結)
- 主要指標(単位:百万円)
- 売上高:41,325(前期比 +9.4%)
- 営業利益:4,807(前期比 +32.6%)
- 営業利益率:11.6%(前期差 +2.0pt)
- 経常利益:5,050(前期比 +29.7%)
- 当期純利益:3,888(前期比 +19.6%)※資料は3,888/一部スライドに3,891あり
- 1株当たり当期純利益(EPS):198.22円
- 公表予想に対する達成率(2025年3月期 公表予想比)
- 売上高達成率:103.3%
- 営業利益達成率:104.5%
- 経常利益達成率:107.5%
- 当期純利益達成率:102.4%
- セグメント別(2025年3月期 実績、単位:百万円)
- 産業用資材:売上高 23,740(構成比 57.4%)、営業利益 219(営業利益率 0.9%)
- 引布加工品:売上高 3,421(構成比 8.3%)、営業利益 ▲131(営業利益率 ▲3.8%)
- スポーツ用品:売上高 13,817(構成比 33.5%)、営業利益 5,460(営業利益率 39.5%)
- 進捗状況(第6次中期経営計画フェーズ2目標に対する達成)
- 第6次中期(2023–2025)目標(3か年):売上高 121,100、営業利益 15,900、営業利益率 13.1%
- 実績(3か年合計 2023–2025):売上高 119,797(達成率 98.9%)、営業利益 12,864(達成率 80.1%)、営業利益率 10.7%
業績の背景分析(要点)
- 業績ハイライト/トピックス
- 世界経済は底堅く、インバウンド回復や雇用・所得改善を背景に国内需要は緩やか回復。
- 自動車部品、住宅設備関連の受注回復、液晶・半導体関連の在庫調整進展により売上増。
- スポーツ用品(特に自社ブランドのゴルフシャフト)がグローバルで好調、セグメント利益を牽引。
- 一方で、膨脹式救命いかだの投下・膨脹過程での不具合を確認。対策品の開発・承認手続き中で、2025年3月期に「製品自主回収関連損失引当金」として4.5億円を特別損失計上。
- 増減要因(営業利益の主要要因)
- スポーツ用品セグメント:売上拡大に伴う利益大幅増(価格転嫁効果+185、売上変動+1,296 等で営業利益を押上げ)。
- 産業用資材:価格転嫁の効果はあるものの、材料費やエネルギー等の影響で営業利益は前年並み〜増益小幅。
- 引布加工品:売上減少や原価変動で減益(営業利益▲131)。
- 為替影響、材料費、エネルギーコスト、価格転嫁の進捗がセグメント別で寄与度は異なる(資料に詳細の増減ウォーターフォールあり)。
- 競争環境
- 競合他社との比較や市場シェアの明確な数値は資料に記載なし(–)。
- 会社は「コンポジット技術」を強みに、次世代自動車(バッテリー関連、モーター向けCFRP等)や医療分野への進出、スポーツ用品のブランド強化で競争優位性確保を図ると説明。
- リスク要因(資料に示された主な外部要因)
- 製品安全・品質リスク:膨脹式救命いかだの不具合(既に対策・無償交換計画)。
- 為替変動(予想為替レートを公表)、原材料・エネルギー価格の変動、サプライチェーンの不確実性、規制(型式承認等)。
- また、将来見通しは不確定要因を含む旨の免責記載あり。
戦略と施策(第7次中期経営計画:2026年3月期~2028年3月期)
- 中期計画の基本方針(AccelerateX:加速期)
- 期間:2026年3月期〜2028年3月期(加速期)
- 目標(見通し、単位:百万円)
- 2026年3月期:売上 40,700、営業利益 5,000(営業利益率 12.3%)
- 2027年3月期:売上 43,000、営業利益 5,800(13.5%)
- 2028年3月期:売上 45,100、営業利益 6,600(14.6%)
- 3年間合計(見通):売上 128,800、営業利益 17,400(営業利益率 13.5%)
- 現在の戦略(主要柱)
- 稼ぐ力の強化(ROIC重視、資産見直し、生産設備/拠点統廃合、DX・自動化、人材投資、ガバナンス強化)
- 新成長戦略(医療事業強化、シャフト部門強化、他社協業による新規開発)
- 株主還元方針(DOEを採用、DOE 4.0%以上を目途、年間配当下限54円を維持)
- IR/投資家とのコミュニケーション強化(広報組織整備、海外IRの強化)
- 進行中の施策・投資計画(「稼ぐ力の強化」合計投資額:70億円)
- 各事業の資産見直し:約42億円(進捗 60%) — 小高工場再稼働関連投資、印材事業から撤退等
- スポーツ用品領域拡大:約7億円(進捗 100%) — シャフトライン強化、FRP一貫生産ライン構築等
- 人的資本への投資:約14億円(進捗 90%) — 人材ポートフォリオ整備、従業員株式報酬導入、教育・海外経験支援等
- DX投資・自動化:約6億円(進捗 75%)
- ガバナンス強化:約1億円(進捗 60%)
- セグメント別施策(主なもの)
- 産業用資材:次世代自動車向け製品(バッテリー用セル間クッション材、防爆弁、モーター向けCFRP等)、合成燃料向け材料開発
- 引布加工品:医療分野の生産体制強化、LIM製品等の立ち上げ
- スポーツ用品:ゴルフシャフトのブランド拡大、FRP製品の拡販、製造ライン強化
将来予測と見通し
- 2026年3月期(会社予想、単位:百万円)
- 売上高:40,700(前期比 ▲1.5%)
- 営業利益:5,000(前期比 +3.9%)
- 経常利益:5,200(前期比 +2.9%)
- 当期純利益:3,800(前期比 ▲2.3%)
- EPS:193.73円
- 為替想定(円):USD 145.00、EUR 155.00、RMB 20.00
- 中長期計画の進捗可能性
- 第7次中計はROE 10%以上、PBR 1.0倍以上を目標に掲げる(2028年度目標)。主要施策(資産見直し・成長投資・ガバナンス・IR強化)を進行中。
- 第6次中計の営業利益目標は未達(達成率 80.1%)であり、第7次では収益性向上(価格転嫁、原価管理、自動化等)と投資の効果が鍵。
- マクロ経済の影響
- 為替(USD/EUR/RMB)・原材料価格・エネルギーコストの変動が利益に影響。
- 自動車の電動化動向、半導体・液晶の在庫循環、スポーツ市場の需要動向等が事業需給に影響。
配当と株主還元
- 配当方針(第7次中計)
- 株主資本配当率(DOE)を採用し、DOE 4.0%以上を目途とする。
- 安定的配当の確保として「1株当たり年間配当額の下限54円」を維持(2026年3月期の計画配当は年間66円)。
- 自己株式の活用等、資本政策を運用。
- 配当実績(資料より)
- 2025年3月期:年間配当 64円(中間 32円、期末 32円)※過去に記念配当(中間/期末各10円)が実施された年あり
- DOE推移(資料):過去数年で上昇し、目標は4.0%以上
- 特別配当:過去に「記念配当(中間・期末 各10円)」の実績あり(資料参照)
製品・サービス、協業・提携
- 主要製品(抜粋)
- 産業用資材:薄膜ゴム引布、ダイヤフラム、逆止弁、液晶・半導体製造装置向け構造部材、バッテリー用クッション材、防爆弁 等
- 引布加工品:ゴム引布加工品、救命いかだ(膨脹式)、医療用品 等
- スポーツ用品:ゴルフ用カーボンシャフト(自社ブランド)、CFRP製品、登山・アウトドア用品(キャラバン)等
- サービス・ビジネスモデル
- 受注生産(顧客仕様対応)、OEM供給、自社ブランド販売(アフターマーケット/カスタム/OEMの3つの流れ)
- グループ内で材料供給と加工を連携させるビジネスフロー
- 協業・提携
- Fu Yu社(シンガポール)との業務提携(第6次中計での実績記載)
- ㈲テクノロジーサービスを完全子会社化(自動化・省人化推進の一環)
- 先進技術戦略室を設置し、スタートアップ協業やR&D強化を推進
重要な注記
- 会計方針の変更:資料には特定の会計方針変更の記載なし(–)。
- 特記事項/リスク
- 膨脹式救命いかだに関する不具合対応:原因となる事象の防止策(もやい綱収納袋の追加、膨脹方式の変更等)を実施。国土交通省での型式承認手続きを進行中。2025年3月期に4.5億円の引当計上。
- その他(今後のイベント等)
- 第7次中期経営計画の具体的な施策進捗や投資実行、型式承認取得後の交換対応等が今後の注目ポイント。
作成にあたり:
– 本要約は提供資料(決算説明資料、2025年6月13日)に基づく事実の整理です。資料に記載のない事項や明確でない点は「–」で示しています。
– 投資勧誘や個別銘柄の推奨は含んでいません。各自で追加情報(有価証券報告書、決算短信、適時開示等)を確認してください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 5121 |
企業名 | 藤倉コンポジット |
URL | https://www.fujikuracomposites.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 自動車・輸送機 – ゴム製品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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