2025年3月期 決算説明会資料

決算説明会 要約(2025年3月期)

(出典:丸一鋼管株式会社 — 2025年5月9日 決算説明会資料)
※不明項目は「–」で表記しています。投資助言は行いません。

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:丸一鋼管株式会社(証券コード:5463)
    • 主要事業分野:鋼管(一般鋼管、ステンレス鋼管)、海外鋼管事業(北米・メキシコ・ベトナム・インド・フィリピン等)、高付加価値製品
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年5月9日(決算説明会)
    • 説明会形式:–(資料は提示、ESG説明会は2025/3/5実施)
    • 参加対象:投資家・アナリスト等想定(資料に明記なし)
  • 説明者(発表者)
    • ESG説明会(参考)
    • 取締役 副社長執行役員 森田
    • 執行役員(生産・技術部門補佐/環境統括管理責任者)澤田
    • 執行役員(DE&I担当)大槻(秘書室長)
    • 人事総務部長 長澤
    • 経営企画部長 小林
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年3月期(2024年4月〜2025年3月)
    • 配当支払開始予定日:–(配当額は公表、支払日明示なし)
  • セグメント(資料に基づく区分)
    • 日本(国内):丸一鋼管、丸一ステンレス鋼管、丸一鋼販 他国内子会社
    • 北米:LEAVITT、MNT、MAC、MOST、MST‑X(米国)、MMX(メキシコ)
    • アジア:SUNSCO(ベトナム)、KUMA(インド)、MPST(フィリピン)
    • 備考:資料では各個社別の売上・営業利益が示されている
業績サマリー(2025年3月期 実績)
  • 主要指標(連結、単位:百万円)
    • 売上高:261,649(前年比 -3.6%)
    • 営業利益:22,918(前年比 -34.2%)
    • 経常利益:26,646(前年比 -30.5%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:27,033(前年比 +3.5%)
    • 1株当たり利益(EPS):–(資料に明記なし)
  • 進捗状況(中期経営計画との関係)
    • 第7次中期経営計画の目標については未達見込み(資料:中期計画数値に対し未達)
    • 2026年3月期計画(連結):売上 263,900 百万円、営業利益 33,600 百万円(前年→増益計画だが中期目標には届かない見込み)
    • ROE:2025年3月期 実績 7.8%(24/3期は7.9%)、2026年3月期計画 ROE 6.8%、中期目標 ROE 8.0%
  • セグメント別状況(2025年3月期 実績、単位:百万円)
    • 売上高(通期)
    • 日本:155,149(構成比 ≒ 59.3%)
    • 北米:51,710(構成比 ≒ 19.8%)
    • アジア:54,789(構成比 ≒ 20.9%)
    • 営業利益(通期)
    • 日本:19,563(前年比 -20.9%)
    • 北米:-1,511(営業赤字、前年から大幅悪化)
    • アジア:4,451(前年比 -5.1%)
    • 主な個社動向(抜粋)
    • 丸一鋼管(単体):販売数量減・コストアップで減益(営業利益個別は約15,419 百万円)
    • LEAVITT(北米):販売環境悪化で大幅減益(北米四社のうち一部が赤字)
    • MMX(メキシコ):販売数量増(+17.6%)で増益
    • MPST(フィリピン):販売数量大幅増(+57.9%)で増収増益
    • SUNSCO(ベトナム):米国向け鋼板の受注停止影響で販路対応中(増収減益)
業績の背景分析
  • 業績ハイライト・トピックス
    • 連結営業利益は、単体の販売数量減少、製造コスト上昇(トン当たりコスト負担増)、米国での販売数量減少・スプレッド悪化、在庫評価損(米国関係で▲14億円)等により前年から大幅減益。連結営業利益は229億円(22,918百万円)。
    • 一方、特別損益では政策保有株式売却益(約178.37億円)を計上し、当期純利益は前年を上回る結果となった。
  • 増減要因(主な寄与)
    • マイナス要因:
    • 国内:販売数量減(建築・機械構造向け低迷)、人件費・製造コスト上昇(トン当たり負担増)。
    • 北米:市況悪化(特に中西部)、競争激化によるスプレッド悪化、販売数量減、在庫評価損(LEAVITT・MNT等で影響)。
    • 成長事業(MST-X等):半導体向けBA管の需要回復遅延。
    • プラス要因:
    • 一部海外子会社(MMX、MPSTなど)の販売数量増・増益。
    • 投資有価証券売却益による特別利益計上で当期純利益を押し上げ。
  • 競争環境
    • 北米では競争激化でスプレッドが悪化。韓国・中国材や他国材の影響、AD/関税問題の動向が競争優位性に影響。
    • 国内は市場全体で荷動き低迷、競争激化。鋼板や鋼管の需給・価格動向が事業に直結。
  • リスク要因(外部)
    • 貿易政策(米国の追加関税/相互関税など)、AD調査(米国・ベトナム等での影響)、為替変動(業績予想は1USD=140円を前提、為替影響:売上高約74億円、営業利益約7億円の影響と試算)
    • サプライチェーンや鋼材市況の急変、半導体需要の不確実性(BA管需要の弱さ)
    • 在庫評価損や在庫量の調整リスク
戦略と施策
  • 現在の戦略(抜粋)
    • 国内コア事業:価格転嫁の推進、生産体制最適化、低CO2製品など高付加価値商品の拡販。
    • 海外コア事業:LEAVITTやSUNSCOの収益安定化、在庫管理強化、北米市況回復に対応した利益回復。
    • 成長事業(ステンレス/BA管):MST‑Xの早期黒字化、国内外での需要捕捉、カーボンニュートラル関連製品開発。
    • 資本政策:自己株式取得(株主還元)と政策保有株の縮減による資本効率向上。
  • 進行中の施策(具体的)
    • 生産設備・新工場稼働
    • MST‑X(米国テキサス):2025年2月から商用稼働(MST‑XはValex向けなど取引開始)
    • KUMA(インド・グジャラート):2インチミル導入 2025年4月稼働
    • MPST(フィリピン)第2工場:2インチミル完備 2026年1月稼働予定
    • MNT(北米)スリッター:2025年2月稼働(在庫圧縮・納期短縮・コスト削減目的)
    • コスト改善策:生産体制の見直し、スリムな資材購入・人員配置、価格転嫁交渉
    • 製品/市場対応:鋼板販売の新規エリア拡販、高付加価値製品や差別化(品質)による顧客取り込み
    • ESG/コーポレート施策:ESG説明会実施、ウェブサイトリニューアル(情報量増)、CO2削減等の取り組み推進
  • セグメント別施策と成果(要点)
    • 日本:丸一鋼管・丸一鋼販で販売強化、丸一ステンレスは稼働率向上・コスト低減、C形鋼販売強化(丸一鋼販)
    • 北米:LEAVITTはスプレッド確保と在庫管理、MAC/MOSTは在庫調整実施、MNTはスリッターで効率化
    • アジア:SUNSCOは米国向け鋼板受注喪失のカバー(代替販路・高付加価値商品)、KUMA/MPSTは生産能力増強(2インチミル等)
将来予測と見通し(2026年3月期 計画)
  • 業績予想(連結、単位:百万円)
    • 売上高:263,900(計画、前年比 +0.9%)
    • 営業利益:33,600(計画、前年比 +46.6%)
    • 経常利益:35,500(計画、前年比 +33.2%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:23,400(計画、前年比 -13.4%、特別利益を見込まない前提)
  • 主要前提・想定
    • 為替前提:1USD = 140円(為替影響額の試算:売上高約74億円、営業利益約7億円)
    • 市況回復期待:北米市況の回復・LEAVITT改善等を前提に増益を見込むが、中期計画目標は未達見込み
  • 中長期計画の進捗
    • 第7次中期経営計画(中期目標)は一部未達(海外コアで減益、成長事業もMST‑Xが想定通り伸びていない)
    • 中期計画の配当性向目標:43%(26年度はこの水準を勘案)
    • ROE目標:8.0%(26年度中期目標)、だが2026年計画のROEは約6.8%見込み
  • マクロ経済の影響
    • 貿易・関税リスク(米国の追加関税、相互関税の動向)、AD調査や暫定税率(ベトナムのHRC関連など)
    • 原油価格やO&G投資の動向(油価低迷だとO&G向け鋼管の回復は限定的)
    • 世界・地域のGDP動向(例:メキシコは好調、ベトナムは関税政策次第で影響あり)
配当と株主還元
  • 配当方針
    • 中期経営計画の目標配当性向:43%(中期計画2年目の指標)
    • 26年3月期配当は配当性向43%を勘案して1株当たり134円(前年+3円)を予定
  • 配当実績(過去・計画)
    • 2025年3月期(実績)通期:131円/年(うち中間配当:76円、期末:55円想定)
    • 2026年3月期(予想):134円/年(前年度比 +3円)
    • 総還元性向:2025年3月期 実績 89%/2026年3月期 予定 99%
  • 自己株式取得(買戻し)
    • 2024年12月6日:上限550万株・200億円の自己株式取得(既に一部取得、25/3/31までに累計約137億円分取得済み)
    • 2025年5月9日発表:追加取得を決定(上限300万株・120億円、取得期間 2025/6/23〜2026/3/31)
  • 政策保有株式の縮減
    • 投資有価証券の売却により、純資産比率を圧縮(2025/3/31時点で純資産比率は9.3%まで縮減)
製品やサービス
  • 製品(主要)
    • 一般鋼管(建築構造用、機械構造用等)
    • ステンレス鋼管(BA管含む、半導体・ガス配管用途など)
    • 高付加価値製品(低CO2製品、カーボンニュートラル関連製品開発)
    • 鋼板(主に子会社SUNSCOでの取扱)
  • 新製品・新分野
    • BA管の半導体用途以外(電力、石油プラント、水素・アンモニア関連等)への展開を強化
    • 低CO2製品の開発・拡販
  • サービス・提供エリア・顧客層
    • 提供エリア:日本、北米(米国・メキシコ)、アジア(ベトナム・インド・フィリピン等)
    • 顧客層:建築、機械、自動車関連、造船、半導体分野、O&Gなど多岐
  • 協業・提携
    • グループ内連携(丸一鋼販と丸一ステンレス等の販売協働)
    • 今後のEP管事業検討(日本での事業検討等)などの動きあり
重要な注記
  • 会計方針・特記事項
    • 特別損益(2025年3月期):従業員に対する譲渡制限付株式費用の特別損失 3,850百万円計上
    • 投資有価証券売却益(政策保有株式削減):17,837百万円を計上(当期純利益押上げ要因)
    • 在庫評価損:北米関係で▲1,400百万円程度の在庫評価損を計上(スライド表記:▲14億円)
  • リスク・注意点(資料中の留意事項)
    • 将来予測に関する免責:業績見通しは現時点の情報・前提に基づくもので、実際の業績は各種要因により大きく変動する可能性がある旨の注意喚起あり
  • その他(今後の重要イベント等)
    • 新工場・設備稼働時期
    • MST‑X(米国):2025年2月商用稼働
    • KUMA(インド)グジャラート工場:2インチミル 2025年4月稼働
    • MPST(フィリピン)第2工場:2インチミル 2026年1月稼働予定
    • ESG関連:初のESG説明会実施(2025年3月5日)、コーポレートサイト刷新(情報量増加)

(補足)
– 主要数値は説明資料の表・グラフに基づく。個別の細部数値や補足表は原資料の「業績詳細データ等」を参照してください。
– 不明な点や個別項目について追加資料があれば提示いただければ、該当箇所を反映して再集約します。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 5463
企業名 丸一鋼管
URL http://www.maruichikokan.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 鉄鋼・非鉄 – 鉄鋼

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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