決算短信：クニミネ工業（5388）

2025年3月期　決算短信〔日本基準〕（連結）

1. 基本情報

• 企業名：クニミネ工業株式会社
• 上場取引所：東（東証）
• 証券コード：5388
• URL：https://www.kunimine.co.jp
• 代表者：代表取締役社長 國峯 保彦
• 問合せ先：取締役副社長 管理部長 勢藤 大輔（TEL 03-3866-7256）
• 主要事業分野：ベントナイト採掘・製造・販売、精製ベントナイト・環境保全剤等（クレイサイエンス）、農薬加工・農業資材（アグリ）
• 報告書提出日：決算短信日付 2025年5月9日（有価証券報告書提出予定日 2025年6月26日）
• 対象会計期間：2024年4月1日～2025年3月31日（2025年3月期）
• 定時株主総会予定日：2025年6月26日
• 配当支払開始予定日：2025年6月27日
• 決算説明会：有（アナリスト・マスコミ向け）
• 監査状況：決算短信は公認会計士／監査法人の監査の対象外（注記あり）

2. セグメント（報告セグメント）

• セグメント区分（当期より変更：従来の区分から「アグリ事業」を独立）
  • ベントナイト事業：素形材用、環境建設用、ペット用トイレ砂、調泥剤等（採掘子会社含む）
  • クレイサイエンス事業：精製ベントナイト、環境保全処理剤、環境改良剤、飼料添加物等（ファインケミカル／ライフサイエンス含む）
  • アグリ事業：農薬加工、農薬基剤、農業資材、土壌改良剤、農薬用途向け精製ベントナイト 等

3. 発行済株式

• 期末発行済株式数（自己株式含む）：14,450,000株
• 期末自己株式数：2,271,488株
• 期中平均株式数：12,232,258株（2025年3月期）
• 時価総額：–（短信に記載なし）

4. 今後の予定（開示上の主要日程）

• 定時株主総会：2025年6月26日（予定）
• 有価証券報告書提出：2025年6月26日（予定）
• 次期（2026年3月期）通期業績予想：資料内に記載（下記「業績予想」参照）
• IRイベント：決算説明会実施（アナリスト・マスコミ向け）

5. 連結業績（要点、百万円単位）

• 売上高：15,707（+0.2% 前期比）
• 営業利益：1,280（+4.0%）
• 経常利益：1,583（△3.7%）
• 親会社株主に帰属する当期純利益：1,078（+3.3%）
• 1株当たり当期純利益（EPS）：88.13円
• 包括利益：1,311（+8.3%）

（注）上記は連結値。個別業績は売上高14,641、営業利益1,310、当期純利益1,025（千円単位/百万円切捨て表記あり）

6. 連結財政状態（主要値、百万円）

• 総資産：25,839
• 純資産（株主資本等）：22,351
• 自己資本比率：83.4%
• 現金及び現金同等物（期末）：7,881
• 負債合計：3,487

7. キャッシュ・フロー（連結、百万円）

• 営業活動によるCF：+1,023（前期 1,921 → 減少）
• 投資活動によるCF：△769（主に有形・無形固定資産取得）
• 財務活動によるCF：△858（自己株式取得332、配当支払494等）
• 現金同等物期末残高：7,881（前期 8,242）

8. 収益性・効率性（要点）

• 売上高営業利益率（連結）：約8.2%
• 自己資本当期純利益率（ROE 指標として表示）：5.0%
• 総資産経常利益率：6.2%（短信の表示）
• 収益トレンド：売上は微増（+0.2%）、営業利益は増加、経常利益は為替差損等で減少、最終利益は有価証券売却益等の影響で増加
• 研究開発費（販管費内）：207（百万円）

9. セグメント別（2025年3月期、百万円）

• ベントナイト事業
  • 売上高：11,094（前期比 △2.1%）
  • セグメント利益：1,074（△22.5%）
  • 売上構成比：約70.6%（11,094 / 15,707）
  • 備考：素形材分野の主要顧客減産影響、環境建設は地熱等で回復・価格改定効果、ペットは不採算品整理で減収増益
• クレイサイエンス事業
  • 売上高：1,808（+10.1%）
  • セグメント利益：181（+318.2%）
  • 売上構成比：約11.5%
  • 備考：価格改定効果、輸出向け需要若干減も全体は増収増益
• アグリ事業
  • 売上高：2,804（+3.7%）
  • セグメント利益：553（+38.1%）
  • 売上構成比：約17.9%
  • 備考：種子コーティング剤や除草剤が好調、ベントナイト販売等の価格改定効果

（注）セグメント利益合計は1,809だが、連結営業利益は1,280（全社費用や消去調整があるため差異あり）

10. 配当（配当実績と方針）

• 2024年3月期（実績）：年間 40円（中間 15円、期末 25円）
• 2025年3月期（実績）：年間 40円（中間 15円、期末 25円）、配当総額 487百万円、連結配当性向 45.4%
• 2026年3月期（予想）：年間 40円（予想配当性向 38.2%）
• 配当方針：配当性向目安 30% を基本としつつ、1株当たり配当金の下限を40円として安定配当継続を基本方針

11. 中長期計画との整合性・成長戦略（会社コメントより）

• 重点施策：高付加価値製品・サービスの提案、適正価格への改定、原価低減、研究開発、人材育成、DX推進
• セグメント別戦略（要旨）
  • ベントナイト：国内高シェアを活かした関連商材拡販、製品・技術サービス強化、海外販売拡大、地熱・放射性廃棄物処理等の取り込み
  • クレイサイエンス：国内外・新市場拡大、産学官連携による新用途開発（化粧品原料、飼料添加物、赤潮対策等）
  • アグリ：造粒技術高度化、ITによる省人化、生産性向上、種子コーティング事業等の拡大
• 進捗：クレイサイエンス、アグリで増収増益が出ており一部戦略は実績に反映。ベントナイトは売上減・利益減（素形材の顧客減産等）があり、全体では一部達成、引続き課題あり。

12. 競合状況・市場動向（短信に記載の観点）

• 市場環境：自動車業界の生産低調（中国のBEVシフト等）、労働力不足、物流コスト・人件費上昇、国際情勢（ウクライナ・中東）の影響によるエネルギー価格上昇や為替変動等、不確実性が継続
• 市場機会：地熱発電、放射性廃棄物処理、化粧品原料やサステナブル製品など新用途の需要拡大を想定

13. 今後の見通し（2026年3月期 連結予想）

• 連結業績予想（2025/4/1～2026/3/31、百万円）
  • 売上高：16,921（+7.7%）
  • 営業利益：1,616（+26.2%）
  • 経常利益：1,840（+16.2%）
  • 親会社株主に帰属する当期純利益：1,274（+18.2%）
  • 1株当たり当期純利益（予想EPS）：104.61円
• 会社は引き続き構造的コスト上昇、地政学リスク、為替など不確実性を認識しつつ、各事業の付加価値向上・価格適正化・原価低減で業績拡大を目指すとしている
• 予想に関する注記：将来予測は現時点の情報と仮定に基づくものであり実績と差異が生じる可能性あり（短信の注意書き参照）

14. リスク要因（短信で指摘されている主な要因）

• 地政学リスク（ウクライナ情勢、中東情勢等）
• 為替変動
• 世界経済の減速（関税政策等）
• 労働力不足・物流費・人件費の上昇（コスト圧力）
• 原材料・エネルギー価格の上昇
• 顧客業界（自動車など）の生産変動による需要影響

15. 重要な注記・会計方針等

• 連結範囲の変更：なし（期中に重要な連結範囲の変更は無）
• 会計方針の変更・見積り変更：なし
• セグメント区分：当期より「アグリ事業」を独立セグメント化（前期数値は組替済みで比較開示）
• 有価証券：当期に一部株式売却（売却益152百万円計上）、その他有価証券評価差額金の変動あり
• 固定資産撤去費用引当金：前期に計上した案件の当期は該当なし
• 非監査：決算短信は監査対象外（注記あり）

16. その他の留意点（短信からの補足）

• 自己株式の取得：当期に自己株式取得（支出 332,975千円）があり、自己株式・株主資本に変動
• 設備投資（連結）：有形・無形固定資産の増加額（合計 約1,077百万円）あり（国内生産体制・IT等への投資）
• 投資有価証券売却益：当期に投資有価証券売却益 152百万円計上し最終利益に寄与

17. 要点（短く）

• FY2025は売上ほぼ横ばい（+0.2%）で営業利益は増加、経常利益は為替影響等で減少したが、投資有価証券売却益などで当期純利益は増加。自己資本比率は高水準（約83%）でキャッシュ残高も大きい。セグメントではクレイサイエンスとアグリが好調、ベントナイト（素形材分野）における採需の影響が見られる。次期は増収・増益予想を公表。

以上です。不明事項や追加で深掘りしたい箇所（例：時価総額やライバル企業比較の具体数、過去数年の推移グラフ等）があれば、そのデータを提供いただければ、同様に整理してお渡しします。

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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

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