2024年度決算説明資料
株式会社三井E&S:2024年度 決算説明(資料より)まとめ
※ 未記載項目は「–」としています。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:株式会社三井E&S(MITSUI E&S Co., Ltd.)
- 主要事業分野:舶用推進システム(船舶用エンジン・アフターサービス)、物流システム(コンテナクレーン・アフターサービス)、産業機械(圧縮機、回転機等)および保守・メンテナンス関連サービス
- 説明会情報
- 開催日時:2025年5月13日(決算説明資料の日付)
- 参加対象:投資家・株主等(資料中に個人投資家向け説明会開催実績あり)
- 説明者
- 発言概要:資料全体を通じ、受注・売上・利益の増加、自己資本比率改善、デジタル技術を活用した保守・メンテナンス事業の拡大、中間配当の復活(2026年予定)等を報告
- 報告期間
- 対象会計期間:2024年度(2024年4月~2025年3月期)実績と2025年度見通し
- 配当支払開始予定日:–(ただし資料では2026年3月期に中間配当を復活予定と明記)
- セグメント(名称と概要)
- 成長事業推進:産業機械(圧縮機・回転機等)、アフターサービス、保守・メンテナンス新規事業(ドローン点検等)
- 舶用推進システム:舶用エンジン(含む二元燃料エンジン)、アフターサービス
- 物流システム:コンテナクレーンおよびアフターサービス
- 周辺サービス:保守・他サービス(工事等)
- その他:その他事業
業績サマリー(単位:億円。資料の数値を使用)
- 主要指標(2023年度 → 2024年度)
- 受注高:3,370 → 4,217(増減 +847)
- 売上高(営業収益):3,019 → 3,151(+132)
- 営業利益:196 → 231(+35)
- 経常利益:207 → 278(+70)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:251 → 391(+140)
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に明記なし)
- 進捗状況(目標・中期計画に対する達成状況)
- 期初計画(営業利益)170億円に対し実績231億円(期初比 +61億円)と上振れ
- 2025年度通期見通し:受注高 3,000(△1,217)、売上高 3,400(+249)、営業利益 240(+9)→ 本業(営業利益)は4年連続増益を見込む(資料前提)
- 中期経営計画の具体的数値目標・達成率は資料に明示なし(進捗評価は限定的)
- セグメント別状況(2023年度 → 2024年度、単位:億円)
- 成長事業推進:受注 468 → 460(△9)、売上 408 → 400(△8)、営業利益 59 → 68(+9)
- 舶用推進システム:受注 1,477 → 2,129(+653)、売上 1,340 → 1,355(+15)、営業利益 64 → 75(+10)
- 物流システム:受注 706 → 761(+55)、売上 476 → 628(+151)、営業利益 31 → 60(+29)
- 周辺サービス:受注 716 → 866(+149)、売上 741 → 752(+11)、営業利益 24 → △16(△40)
- その他:受注 3 → 1(△2)、売上 53 → 16(△36)、営業利益 19 → 45(+26)
業績の背景分析
- 業績概要・ハイライト
- 受注高は過去最高(4,217億円)を計上。特に舶用推進(大型二元燃料エンジン)と物流(コンテナクレーン)が牽引。
- 売上高・営業利益とも増加し増収増益。営業CFは前年のマイナスからプラスに転換。
- 特別損益では、将来損失引当金や事業整理に伴う特別損失がある一方、三井海洋開発株式売却による特別利益が大きく寄与。
- 増減要因
- 増収要因:二元燃料(メタノール等)対応舶用エンジン需要の増加、コンテナクレーン受注の好調(高操業)、アフターサービス事業の堅調化。
- 増益要因:売上増、物流システムの採算改善、原価低減施策(資機材調達先拡充等)、工事採算の改善。
- 特別損益:契約損失引当金や事業・資産整理の費用計上(特別損失)、持分株式売却益(特別利益)。
- 競争環境
- コンテナクレーン:国内市場シェア首位(資料)、世界シェア向上を目指す。東南アジアを中心に需要が堅調。
- 舶用エンジン:国内生産馬力ベースでシェア首位を維持。環境対応エンジンの需要増加に対し生産設備増強を実施。
- 競合他社との具体的数値比較は資料に限定的(外部データ参照あり)。
- リスク要因(資料・一般的外部要因)
- 為替変動(資料では2025年度前提為替 US$=140円と明記。※1円の変動で営業利益影響は小さいと明記)
- 規制変更(環境規制等)、燃料トレンドの変化
- サプライチェーン制約や資材費動向、工事リスク(将来コスト増)
- 受注の変動(大口案件の有無)や集中リスク
- 資料末尾の免責:将来見通しは既知・未知のリスクにより変動あり
戦略と施策
- 現在の戦略(資料に基づく)
- 舶用推進システム部門の牽引で増収増益を図る。
- デジタル技術高度化を切り口に「保守・メンテナンスビジネス」を第三の柱として拡大(ドローン点検、船体汚損管理、港湾デジタルソリューション等)。
- 株主還元の強化(中間配当の復活・配当性向向上の方向)。
- 進行中の施策(具体例)
- 舶用エンジンの生産設備の整備(大型二元燃料エンジン需要対応)。
- 保守・メンテナンス領域でのデジタルサービス展開:ドローン点検サービス「ドローンスナップ」、船体汚損管理「FALCONs」、港湾デジタルソリューション。
- 物流システムでの原価低減(調達先拡充)や高操業対応。
- セグメント別施策と成果
- 成長事業推進:提案型営業(顧客巡回・予防保全)によりアフターサービス採算改善。高圧水素圧縮機など新規受注あり。
- 舶用推進:電子制御エンジン普及に伴うアフターサービス需要増。複数基の環境対応大型二元燃料エンジン一括受注。
- 物流システム:東南アジア等で需要旺盛、米国向けニアゼロ型クレーン受注等で受注・売上拡大。
将来予測と見通し(資料の見通し)
- 2025年度(通期)業績予想(単位:億円)
- 受注高:3,000(2024年度比 △1,217)
- 売上高:3,400(+249)
- 営業利益:240(+9)
- 経常利益:230(△48)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:200(△191)
- フリーCF:160(△598)
- 有利子負債:950(△28)
- 為替前提:US$ = 140円(資料記載)
- 根拠(資料):
- 受注は大型案件の反動等で減少を見込むが、既存受注の売上計上で売上高は増加。舶用推進の売上増を期待し、全体で増収増益を計画。
- 中長期計画
- 保守・メンテナンスビジネス拡大を中長期戦略の柱に位置づけ。具体的な数値目標(中期数値)は資料に明示なし。
- マクロ経済の影響
- 為替(USドル)を前提に見通し設定。資料では「USドル1円の為替変動が営業利益に与える影響はほぼない」との注記ありが、為替・金利・需要動向は引き続き影響要因。
配当と株主還元
- 配当方針(資料記載)
- 株主還元強化の姿勢。2026年3月期に32年ぶりに中間配当を復活予定(株主の長期保有を促す対応)。
- 配当実績(1株当たり、資料)
- 2023年3月期:3円(配当性向 1.7%(連結))
- 2024年3月期:5円(2.0%)
- 2025年3月期:20円(5.2%)
- 2026年3月期(予想):中間 15円、期末 15円、計 30円(配当性向(連結)想定 15.1%)
- 特別配当:資料に「特別配当」の記載はなし(–)
製品やサービス
- 主要製品(資料抜粋)
- 舶用エンジン(低速2ストローク、大型二元燃料エンジン等)
- コンテナクレーン(ポーテーナ、トランステーナ等)
- 産業機械(高圧水素圧縮機、高炉送風機、炉頂圧回収タービン、回転乾燥機 等)
- 主なサービス・提供エリア・顧客層
- アフターサービス(エンジン定期点検、部品供給等)
- 保守・メンテナンス新サービス:ドローン点検(ドローンスナップ)、船体汚損管理(FALCONs)、港湾デジタルソリューション
- 顧客は海運事業者、港湾事業者、産業プラント等(国内外)
- 協業・提携
- 資料中の注記:マキタは同社のサブライセンシー(舶用エンジン関連の関係として言及)
- その他の明示的なM&Aや提携詳細は資料に記載なし(–)
重要な注記
- 会計方針:資料上の特別損益(将来の損失に備える契約損失引当金等)や一部事業・資産の整理に伴う特別損失について開示あり。会計方針変更の明確な記載はなし(–)。
- リスク要因(特記事項)
- 資料末尾の免責:「将来に関する記述は既知・未知のリスクや不確実性を含み、実際の業績等が大きく異なる可能性がある」との表現あり。
- その他(今後の重要な告知等)
- 2026年3月期に中間配当を実施予定(中間15円、期末15円の見込み)。
- 投資家・株主との対話強化(機関投資家面談増、個人投資家向け説明会実施、個人株主アンケート実施)。
出典:提供資料(「2024年度 決算説明資料」株式会社三井E&S、2025年5月13日)
(不明項目は「–」と記載しています。)
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 7003 |
企業名 | 三井E&S |
URL | https://www.mes.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 機械 – 機械 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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