SBIアルヒ(7198)企業分析レポート
本資料は、提供データに基づく事実整理を目的とした企業分析です。投資判断や助言を行うものではありません。
1. 企業情報
- 概要
- 長期固定金利の住宅ローン「フラット35」を中心に、貸出・回収・取次を行う住宅金融専業。フラット35の取扱高で販売首位。
- 事業区分(2025年3月期、売上構成比):オリジネーション関連43%、リカーリング34%、アセット・その他23%。
- SBIグループ傘下(親会社:SBIノンバンクホールディングスが62.47%保有)。
- 基本情報
- 市場:東証プライム
- 業種:その他金融業(金融〈除く銀行〉)
- 本社:東京都千代田区
- 従業員:466名、平均年齢41.9歳、平均年収640万円
2. 業界のポジションと市場シェア
- ポジション
- フラット35の販売首位。住宅ローン市場では、メガバンク・地方銀行・ネット銀行・ノンバンク各社と競合。
- 競争優位性(示唆)
- フラット35の強い販売チャネルと運用・回収ノウハウ。
- リカーリング収益(保険、家賃保証、サービシング・フィー等)の拡大で収益安定化を志向。
- 課題
- 調達金利上昇による金融費用増(2026年3月期1Qで金融費用増加を確認)。
- 変動金利商品の需要伸び悩み(1Qでオリジネーション収益が減少)。
- 金利・住宅需要・規制動向への感応度。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン/方向性(短信・開示情報の要点)
- フラット35のトップポジション維持。
- 収益ポートフォリオの多角化:リカーリング収益の拡大(保険・家賃保証・サービシング譲受等)。
- プロダクトミックス調整:変動金利商品の拡販にも注力(足元は伸び悩み)。
- 調達多様化・安定化:社債発行や借入の活用(2026年3月期1Qで社債発行計上)。
- 計画・見通し
- 2026年3月期通期予想は据え置き(営業収益2,300億円、親会社株主利益17億円、EPS約38.36円)。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル
- オリジネーション手数料、サービシング・フィー等のリカーリング、受益権・不動産担保ローン等のアセット収益。
- 持続性の観点
- リカーリング比率の上昇は景気・金利サイクルに対する緩衝材。
- 一方で、調達金利の上昇や受益権の公正価値変動は利益変動要因。
- 貸付資産の拡大局面では営業CFがマイナスになりやすい構造(過去12か月営業CF▲105.7億円)。
5. 技術革新と主力製品
- 主力
- フラット35(長期固定)、変動金利型住宅ローン、不動産担保ローン、関連保険・保証、サービシング。
- 開発・独自性の示唆
- サービシング譲受によるフィー収益拡大。
- 金利差縮小局面での商品ラインナップ調整と収益源の分散。
6. 株価の評価(バリュエーション)
- 現在株価:833円、時価総額:約372億円
- 会社予想EPS:38.33円、実績BPS:933.96円
- マルチプル
- PER(会社予想):21.73倍(業界平均10.3倍)
- PBR(実績):0.89倍(業界平均0.9倍)
- 参考計算(単純比較)
- 業界平均PERを適用した理論株価:約396円(=38.33×10.3)
- 業界平均PBRを適用した理論株価:約841円(=933.96×0.9)
- 配当関連
- 年間配当予想:40円、配当利回り:約4.80%
- 配当性向:実績ベース約93%(40/42.98)、会社予想EPSベースでは約104%(40/38.33)
(注)上記は単純比較による機械的な算出であり、固有のリスクや成長性は織り込んでいません。
7. テクニカル分析
- トレンド指標
- 50日移動平均:821.82円、200日移動平均:816.62円。現株価は両移動平均を上回る水準。
- 価格レンジ
- 年初来高値:897円、安値:682円。現在は高値比▲約7%、安値比+約22%。
- 52週中央値(約790円)比では+約5%。
- 直近10日
- 終値は824円→833円へ緩やかに上昇。レンジは概ね820〜856円で推移。出来高は概ね10万株前後で平均的。
8. 財務諸表分析
- 損益(連結、単位:百万円)
- 売上高:22,292(LTM)→ 2024/3期 20,405 → 2023/3期 22,601 → 2022/3期 25,189
- 営業利益:7,100(LTM)→ 6,078 → 7,808 → 10,056
- 親会社株主利益:1,904(LTM)→ 1,517 → 2,821 → 4,239
- マージン:営業利益率 約35.2%(LTM指標)、最終利益率 約7.5%(LTM)
- 金融費用:4,649(LTM、上昇傾向)
- 直近期(2026年3月期1Q)
- 営業収益 5,470(前年比▲0.2%)、税前利益 437(▲45%)、親会社帰属利益 300(▲43%)
- オリジネーション収益減、リカーリング増、アセット収益は前年の公正価値増反動でやや減。
- ROE/ROA
- ROE:実績4.53%(LTM別指標4.01%)、ROA:0.38%
- 財政状態・資本
- 自己資本比率:約20.4%(1Q時点20.1%)
- 総資産:205,898、現金等:21,091、営業貸付金:111,984、受益権:32,498、のれん:24,464
- 有利子負債:112,220、D/E:約270%
- キャッシュフロー(LTM)
- 営業CF:▲105.7億円、フリーCF:▲154.1億円(貸付拡大の影響)
- コメント
- 売上は底打ち後に持ち直しつつ、金利上昇局面で金融費用が利益を圧迫。
- のれん残高は大きく、収益が想定未達の場合の減損リスクに留意。
9. 株主還元と配当方針
- 配当
- 年間40円(中間20円・期末20円)予想、実績も40円(前期)。
- 権利落ち予定日:2025/9/29(データ提供値)。
- 自社株
- 自己株式比率:約0.8%(359,300株)。新規の自己株買い公表は確認情報なし。
- 参考
- 高い配当性向(実績約93%、予想ベースでは約100%超の水準)で、利益水準との整合が重要。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- モメンタム
- 50日・200日線上での推移。10日間は820〜850円台でのボックス圏。
- 52週変化率:▲3.48%(提供指標)。
- 信用動向
- 信用倍率:8.36倍。信用買残は前週比▲20.5千株、売残は+9.9千株。
- 流動性・保有構造
- 平均出来高(3カ月):約10万株。インサイダー保有64.7%、浮動株約1,559万株、機関保有5.3%。
- ベータ(5年):▲0.16(市場連動性は低めの指標)。
11. 総評
- 事業:フラット35販売首位のポジションとサービシング等のリカーリング拡大で、収益の平準化を志向。
- 業績:売上は回復基調も、調達金利上昇に伴う金融費用増で利益は圧迫。1Qはオリジネーション減・リカーリング増の構図。
- 財務:自己資本比率は約20%台、レバレッジは高め。営業CFは貸付拡大局面でマイナス。
- 株価:PERは業界平均を上回る水準、PBRはほぼ平均並み。配当利回りは約4.8%で、配当性向の水準に注目。
- テクニカル:年初来レンジの中腹〜やや上寄りで、短中期移動平均を上回る推移。直近はボックス圏。
- 注目ポイント:金利環境(調達コスト)、プロダクトミックスの進捗、リカーリング収益の伸長、社債等による調達の安定性、のれんに係る減損リスクの管理。
(注)本レポートは提供データの範囲で作成しており、不明点は記載していません。最新IR資料(決算短信・説明資料等)も併せて確認ください。
企業情報
銘柄コード | 7198 |
企業名 | SBIアルヒ |
URL | https://www.sbiaruhi-group.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 金融(除く銀行) – その他金融業 |
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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
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