1. 企業情報
企業名: 株式会社ほぼ日
概要:
株式会社ほぼ日は、糸井重里氏が創業した企業で、ほぼ日刊イトイ新聞の運営や、手帳や関連グッズの企画・販売を主な事業としています。ウェブサイトやECサイトを通じて、ウェブメディアと物販を複合的に行っています。その他にも、書籍、文具、衣料品、食品など多岐にわたる商品を販売しています。また、店舗やイベントの運営も手掛けています。
事業内容:
- ウェブメディア運営
- 手帳・グッズの企画・販売
- 書籍・文具・衣料品・食品の販売
- 店舗・イベント運営
設立年月日: 2002年10月
代表者名: 糸井重里
住所: 〒101-0054 東京都千代田区神田錦町3-18 ほぼ日神田ビル
2. 業界のポジションと市場シェア
業界内でのポジション:
株式会社ほぼ日は、手帳市場で高い知名度と人気を誇る企業です。特に「ほぼ日手帳」シリーズは、国内外で多くのファンを持ち、市場で高いシェアを占めています。
競争優位性:
- 独自のコンテンツとブランドイメージ
- 高品質で革新的な手帳製品
- 多様な販路とECサイトの運営
課題:
- 市場の飽和化
- 競合他社の増加
- 為替変動による影響
3. 経営戦略と重点分野
経営陣のビジョン:
- コンテンツ開発に軸足を置き、ウェブメディアと物販を融合した事業を展開
- 手帳のグローバル化と販路拡大
中期経営計画の具体的な施策:
- 海外市場での販路拡大
- 自社ECサイトの強化
- 新製品の開発と既存製品の改良
4. 事業モデルの持続可能性
収益モデル:
- 手帳や関連グッズの販売
- ウェブメディアのコンテンツ提供
- イベントや店舗の運営
市場ニーズへの適応力:
- 手帳の年間版の販売が好調
- 海外市場での販路拡大が進行中
5. 技術革新と主力製品
技術開発の動向:
- 手帳の機能性とデザインの継続的な改良
主力製品:
- ほぼ日手帳シリーズが売上の6割以上を占め、利益の中心を成す
6. 株価の評価
株価情報:
- 現在の株価: 3,120円
- 前日終値: 3,210円
EPSとBPS:
- 予想EPS: 228.33円
- 実績BPS: 2,129.35円
株価評価:
- PER: 13.66倍
- PBR: 1.47倍
7. テクニカル分析
株価推移:
- 直近10日間の株価は、3,120円から3,220円の間で変動
- 50日移動平均線: 3,193.60円
- 200日移動平均線: 3,135.75円
高値圏か安値圏か:
- 52週高値: 3,695円
- 52週安値: 2,990円
- 現在の株価は52週高値から下落しており、安値圏に近い
8. 財務諸表分析
売上、利益、キャッシュフローなどの指標:
- 売上高（過去12か月）: 7,534,785千円
- 営業利益（過去12か月）: 547,476千円
- 純利益（過去12か月）: 399,197千円
- キャッシュフロー（直近四半期）: 2,050,000千円
- ROE（過去12か月）: 9.15%
- ROA（過去12か月）: 6.30%
過去数年分の傾向:
- 売上高は増加傾向
- 営業利益は増加傾向
- 純利益は増加傾向
9. 株主還元と配当方針
配当情報:
- 配当利回り（会社予想）: 2.88%
- 1株配当（会社予想）: 90.00円
株主還元策:
- 自社株買い: なし
10. 株価モメンタムと投資家関心
株価の変動傾向:
- 直近10日間の株価は、3,120円から3,220円の間で変動
- 上昇・下降の勢いは弱い
影響を与える要因:
- 為替変動
- 競合他社の動向
- 市場の需要変動
11. 総評
各分析結果のまとめ:
株式会社ほぼ日は、手帳市場で高いシェアを誇る企業であり、特に「ほぼ日手帳」シリーズが売上の中心を成しています。経営戦略は海外市場への販路拡大と自社ECサイトの強化に焦点を当てています。財務面では、売上高、営業利益、純利益ともに増加傾向にあり、ROEとROAも健全です。しかし、株価は52週高値から下落しており、安値圏に近い状況です。投資家は為替変動や競合他社の動向に注意する必要があります。
全体的な見解:
株式会社ほぼ日は、手帳市場で高い競争力を持ち、事業モデルの持続可能性も高いと評価できます。しかし、株価は下落しており、投資判断には慎重になる必要があります。
企業情報
| 銘柄コード | 3560 |
| 企業名 | ほぼ日 |
| URL | http://www.hobonichi.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
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