ピー・シー・エー(9629)企業分析レポート

株価(終値): 1,959円(2025-08-29)
市場区分: 東証プライム | 業種: 情報・通信業(アプリケーション・ソフト)

1. 企業情報

  • 概要
    • 中堅・中小企業向けの業務用パッケージソフトおよびクラウドサービスを提供。財務会計・販売管理・人事給与など基幹業務に特化。
    • 1980年、会計士有志により設立。本社は東京都千代田区。
  • 主な提供領域
    • 会計・連結会計、支払・債権債務、コスト管理、国際取引、ワークフロー
    • 人事・勤怠・給与、社会保険・労働保険、給与明細電子配信 等
    • 受発注・販売・購買、EDI、SFA、顧客管理、POS 連携 等
  • 収益構成(2025/3 通期・構成比目安)
    • クラウドサービス 58%、保守サービス 23%、製品 4%、商品 3%、その他 13%
    • 2026/3期1Qではクラウド比率が64.1%まで上昇
  • 顧客
    • 主に中堅・中小企業(SMB)向け

2. 業界のポジションと市場シェア

  • ポジション
    • SMB向け基幹業務ソフトの先駆企業。オンプレ型の歴史と顧客基盤を強みに、クラウド型サブスクリプションへシフト中。
  • 競争環境(例示)
    • 競合にはOBC(オービックビジネスコンサルタント)、TKC、freee、マネーフォワード等。SaaS新興勢や大手のクラウド化が進展。
  • 強み
    • 長年の導入実績と業務適合性、低チャーン(解約率0.25%)、ARRの増勢(101.7億円、前年同期比+15.6%)、ARPUの水準(27.4万円)。
  • 課題
    • 従来型保守・製品の縮小をクラウド成長で補う必要。開発人件費や外注費など先行投資負担、SaaS競合との機能・価格競争。

3. 経営戦略と重点分野

  • 中期経営計画(2025/4~2028/3)

1) 主力事業の成長強化:クラウドシフト加速、PCA Hub拡充、セールス/マーケ強化
2) 新ビジネス基盤・先行投資:統合ID基盤、生成AI実装、CVC等
3) サービス指向のものづくり:HR領域など開発投資
– 重点施策・アップデート
– 2025年4月「PCA Hub 経費精算」リリース
– 継続課金KPIの改善(契約数3.6万件、ARR101.7億円、チャーン0.25%)
– M&A:タイレルシステムズを完全子会社化(取得価額2億円、2025/8/18予定、業績影響は軽微の見解)

4. 事業モデルの持続可能性

  • モデル
    • クラウド/保守による継続課金が中心化。契約負債(繰延収益)10,482百万円(2025/6末)が将来売上の下支えに。
  • 適応力
    • 製品からサービス(クラウド・Hub・API連携)への移行を推進。統合IDやAI実装など基盤強化を計画。
  • 留意点
    • 先行投資期の利益圧迫、オンプレ縮小のスピード管理、SaaS競争の激化への対応。

5. 技術革新と主力製品

  • 技術・開発動向
    • 統合ID基盤の整備、生成AIの実装検討、API/EDI連携の強化、周辺サービス(経費精算等)の拡充。
  • 主力と収益牽引
    • PCAクラウド、PCA Hub(経費精算含む)が成長ドライバー。保守サービスも安定収益源だが縮小傾向。

6. 株価の評価(バリュエーションの目安)

  • 現在株価: 1,959円
  • 会社予想EPS(連結): 94.60円 → 予想PER ≈ 20.7倍(業界平均PER 23.2倍)
  • 実績BPS: 875.16円 → PBR ≈ 2.24倍(業界平均PBR 2.3倍)
  • 配当(会社予想): 年95円 → 予想配当利回り ≈ 4.85%
    • 予想配当性向 ≈ 95/94.6 ≈ 100.4%(参考:直近12カ月EPS86.39円に対し配当87円で約100.7%)
  • 参考指標(簡便)

    • 時価総額: 約431億円
    • LTM売上: 約163億円 → PSR ≈ 2.64倍
    • 現金等: 約190億円(有利子負債不明のため)

    簡便EV ≈ 431億−190億=約241億円、LTM EBITDA 約27.8億円 → EV/EBITDA ≈ 8.7倍(借入不明のため目安)
    ※ 配当データは会社予想(年間95円)を採用。

    7. テクニカル分析(短期の位置づけ)

    • 52週レンジ: 高値2,332円 / 安値1,524円
    • 現在値は52週高値比 -16.0%、同安値比 +28.6%
    • 移動平均
    • 50日MA: 1,866円、200日MA: 1,908円 → 現在値は両MAを上回る(+5.0%、+2.7%)
    • 直近10日: おおむね1,950~2,000円でのもみ合い。出来高は直近13.6千株(3カ月平均23.6千株を下回る)
    • 信用残高: 買い27,400株、売り0株

8. 財務諸表分析

  • 成長と収益性(通期)

    • 売上高: 129.8億円(2023/3)→ 150.2億円(2024/3)→ 162.4億円(2025/3)
    • 営業利益: 12.9億円 → 23.2億円 → 26.4億円
    • 親会社純利益: 8.83億円 → 16.11億円 → 17.41億円

    (2022/3は一時要因計上あり)
    – 粗利率: 約62.9%(LTM)、営業利益率: 約14.9%、純利益率: 約10.0%
    – 効率性・安全性
    – ROE: 約9.2~9.4%、ROA: 約5.0%
    – 自己資本比率: 54.5%(2025/3末)、流動比率: 1.82(2025/6末)
    – 現金等: 約190億円(2025/6末)
    – 2026/3期1Q(前年同期比)
    – 売上 +2.4%(クラウド +15.6%)、営業利益 △15.8%、純利益 △23.5%

    → 中計に基づく先行投資(開発人件費・外注費等)で利益率が一時的に低下
    – キャッシュフロー
    – 四半期CF計算書は未作成だが、EBITDAは27.8~28.8億円規模(LTM/会社データ)

9. 株主還元と配当方針

  • 配当
    • 2025/3期実績: 年87円、2026/3期会社予想: 年95円(期末一括)
    • 予想配当利回り: 約4.85%(株価1,959円)
    • 配当性向(目安): ほぼ100%水準
  • 自社株
    • 自己株式比率: 約8.85%(期末ベース)
    • 足元での新規自己株買いの有無は不明

10. 株価モメンタムと投資家関心

  • モメンタム
    • 200日/50日移動平均を上回る一方、直近はレンジ内推移。出来高は平均を下回る日が多い。
  • 株主構成・流動性

    • インサイダー保有比率約47.3%、フロート約900万株、機関保有約14.2%

    → 流動株が相対的に少なく、売買代金は小型~中型水準。
    – 需給・イベント
    – 信用売残ゼロ、買残2.74万株。直近決算は先行投資で減益。中計の進捗(ARR/チャーン/新機能)やM&Aの統合状況が注目材料。

11. 総評

  • 事業面
    • SMB向け基幹業務ソフトの老舗として、クラウド/サブスク化が進行。ARR増加・低チャーンが特徴。中計に沿った先行投資により短期利益は圧迫される一方、継続課金比率の上昇や契約負債の積み上がりは中期的な収益基盤の厚みにつながる構造。
  • 財務・株主還元
    • 高い自己資本比率と手元流動性を維持。配当は会社予想で年95円、配当性向は約100%と高水準。自己株保有も一定規模。
  • バリュエーション・株価
    • 予想PERは業界平均を下回り、PBRは同程度。現金保有を勘案した簡便EV/EBITDAは一桁台後半。株価は中長期移動平均線の上に位置しつつ、52週高値からは一定の距離。
  • 留意点
    • 先行投資の収益化タイミング、従来型収益の縮小ペース、SaaS競争環境、労務/外注コストの動向などに注目。

(本資料は提供データに基づき作成。不明点は記載を省略し、投資助言は行っていません。)


企業情報

銘柄コード 9629
企業名 ピー・シー・エー
URL http://www.pca.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

関連情報

証券会社


このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。