フィード・ワン(2060)企業分析レポート
株価:1,132円(2025-08-29終値)
市場区分:東証プライム/食料品
時価総額:435.6億円
1. 企業情報
- 概要:配合飼料大手。2015年に日本配合飼料と協同飼料の統合により発足。畜産用配合飼料(水産含む)の製造販売を中核に、食品(食肉・鶏卵等)や技術サービスを展開。業界では全農に次ぐ第2位の規模。
- 事業内容(売上構成の目安)
- 畜産飼料:約78%
- 水産飼料:約9%
- 食品:約13%
- その他:僅少(海外関連・不動産等)
- 主要製品・サービス:鶏・豚・牛向け配合飼料、養殖向け飼料(マッシュ、ペレット、エクストルーダー等)、養殖クロマグロ、養蜂飼料、食肉・鶏卵の加工販売、畜産技術支援など。
- トピック:三井物産が筆頭株主(約25.6%)。本社は横浜市。従業員925名、平均年齢40.3歳。
2. 業界のポジションと市場シェア
- ポジション:配合飼料で国内2位(全農に次ぐ)。統合によるスケールメリットと購買力、全国供給網を保有。
- 競争優位の源泉(一般論含む)
- 原料(とうもろこし等)調達力と価格転嫁力
- 長年の配合設計ノウハウ・品質管理
- 畜産農家との継続的な取引関係・技術サポート
- 課題
- 原材料相場と為替の変動に伴う収益変動リスク
- 鶏卵・食肉市況、疫病(鳥インフル等)による需給変動
- 食品事業の安定収益化(1Qは赤字計上)
3. 経営戦略と重点分野
- 中期計画「2026~1st STAGE for NEXT 10 YEARS~」
- 設備投資の着実な実行、製造効率化、グループ経営高度化、人材投資
- 資本コストを意識した経営指標としてEBITDA・ROICの導入
- 重点分野
- 畜産・水産飼料の収益性向上(原料価格・販売価格差の適正化)
- 食品(食肉・鶏卵)事業の収益改善
- 海外・関連会社の活用(持分法適用会社等)
- 1Qの進捗(連結)
- 売上高△3.1%、営業利益+13.8%、純利益+25.6%と増益基調
- 道北協同飼料販売の追加取得に伴う負ののれん益(特別利益)338百万円を計上
4. 事業モデルの持続可能性
- 特性
- 飼料需要は食肉・卵の基礎需要に支えられ比較的安定。一方で利益は原料相場・為替・畜産市況の影響を受けやすい。
- 価格フォーミュラと在庫運用、調達・販売のタイムラグ管理により収益変動を平準化。
- 適応力
- 原料価格低下局面では販売価格の見直しと粗利改善余地。1Qは原料安を背景に飼料事業が増益。
- 食品事業は市況の影響を受けやすく、収益改善の取り組み継続が課題。
5. 技術革新と主力製品
- 技術・独自性(一般論)
- 飼料配合設計・栄養設計、品質管理、原料のブレンド技術
- 水産飼料のエクストルーダー技術や用途別ペレット化
- 畜産技術サービス(飼養管理サポート等)
- 主力領域
- 畜産用配合飼料が収益の柱。水産飼料も単価・採算改善が進展。
- 食品は鶏卵・食肉を展開するが、採算改善が課題(1Q損益は微赤字)。
6. 株価の評価(バリュエーション)
- 指標(連結・会社予想等)
- 株価:1,132円
- EPS(会社予想):136.04円 → PER:約8.32倍
- BPS(実績):1,458.59円 → PBR:約0.78倍
- 配当:年42円(会社予想) → 予想配当利回り:約3.71%、Payout Ratio:約25.2%(提供データ)
- EV/EBITDA(概算):約6.3倍(EV≒時価総額435.6億+純有利子負債198.4億、EBITDA約101.4億)
- 参考比較
- 業界平均PER:19.5倍、業界平均PBR:1.3倍
- 補足
- 価格対売上高倍率(P/S):約0.15倍
- ROE(実績):10.27%
7. テクニカル分析
- トレンド
- 200日線:907円、50日線:1,063円、株価:1,132円(両移動平均を上回る)
- 52週高値:1,162円、52週安値:752円。高値圏に接近。
- 需給
- 出来高:直近は3カ月平均(約95千株)に対しやや低めの日もあり。
- 信用倍率:39.62倍と高水準(信用買残49.5万株)。価格変動時の振れに注意が必要との見方が一般的。
- 直近10日:1,120~1,150円台のレンジ推移で上値試しと押し目の交錯。
8. 財務諸表分析
- 損益推移(連結)
- 売上高:2,432億円(2022/3)→ 3,079億円(2023/3)→ 3,139億円(2024/3)→ 2,960億円(過去12カ月)
- 粗利益:227億円 → 227億円 → 307億円 → 319億円(粗利率は2024/3で約9.8%、直近約10.8%)
- 営業利益:43億円 → 14億円 → 77億円 → 63億円(直近営業利益率:約2.1%)
- 当期純利益:36億円 → 10億円 → 51億円 → 54億円(直近純利益率:約2.0%)
- 1Q(2026/3期、前年同期比)
- 売上高:△3.1%、営業利益:+13.8%、純利益:+25.6%
- 事業別:畜産飼料は減収増益、水産飼料は減収増益、食品は増収ながら損益は微赤字
- 特別利益:負ののれん益338百万円を計上
- 安全性・資本構成
- 自己資本比率:44.2%(1Q末)
- 流動比率:1.67倍(1Q末)
- 総有利子負債:約296億円、現金同等物:約98億円 → ネットD/E(簿価):約0.53倍相当、Net Debt/EBITDA:約2.0倍
- 金利負担:年間利息費用約19億円に対しEBIT約70億円でカバー(利払余裕倍率は十分な水準)
- キャッシュフロー:1Qは四半期CF計算書未提示(通期で確認必要)
9. 株主還元と配当方針
- 配当実績・予想
- 2025/3期:年35.5円(中間14.5、期末21)
- 2026/3期(会社予想):年42円(中間21[うち記念5]、期末21)
- 予想配当利回り:約3.71%、配当性向:約25.2%(提供データ)
- 自己株式
- 2026/3期1Q末:自己株式253,117株(短信記載)
- 今後のイベント
- 権利落ち日:2025-09-29(予定)
10. 株価モメンタムと投資家関心
- モメンタム
- 52週騰落:+30.9%。株価は上昇トレンド継続。
- ベータ:0.01(5年、月次)と市場連動性は低い傾向。
- 投資家構成
- インサイダー保有:約35.2%、機関投資家保有:約18.7%、浮動株:約2,297万株。
- 筆頭株主:三井物産(約25.6%)。
- 需給要因
- 信用買いの積み上がり(倍率39.6倍)は価格変動時のボラティリティに影響し得る。
11. 総評
- 収益面:原料安と価格調整の進捗により、飼料事業中心に増益基調。食品事業は改善余地が残る。
- 財務面:自己資本比率約44%、流動比率1.67倍、Net Debt/EBITDA約2倍で財務バッファは一定水準。
- バリュエーション:PER約8.3倍、PBR約0.78倍と業界平均(PER19.5倍、PBR1.3倍)を下回る水準。配当利回りは約3.7%。
- テクニカル:株価は50日・200日線を上回り、52週高値圏に接近。信用買い残は高水準。
- 主要リスク:原材料相場・為替、畜産・水産市況(需給・疾病)、国際物流・地政学、食品事業の収益性。
- まとめ:中期計画に沿った効率化と資本コスト意識の浸透が進展。通期達成度は原料・市況と価格政策の進捗に依存するため、四半期ごとの粗利率・セグメント損益の推移に注目。
(注)本資料は提供データに基づく事実整理であり、投資助言を目的とするものではありません。判断にあたっては、当社の開示資料原本および最新情報をご確認ください。
企業情報
銘柄コード | 2060 |
企業名 | フィード・ワン |
URL | http://www.feed-one.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 食品 – 食料品 |
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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
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