2025年3月期 通期決算説明資料

2025年3月期 通期決算説明会(要約)

出典:フィード・ワン株式会社 決算説明資料(2025年5月20日)

基本情報
  • 企業概要
    • 企業名:フィード・ワン株式会社(FEED ONE)
    • 主要事業分野:畜産飼料事業、水産飼料事業、食品事業(食肉・卵等)
    • 代表者名:代表取締役社長 庄司 英洋(資料記載)
  • 説明会情報
    • 開催日時:2025年5月20日
    • 説明会形式:決算説明会(資料のみ。オンライン/オフラインの明確な形式は資料に明記なし → –)
    • 参加対象:投資家向けIR(個人投資家・機関投資家等想定)
  • 説明者(登壇者)
    • 庄司 英洋(代表取締役社長)
    • 発言概要:中長期経営戦略(第2フェーズ=資本コスト経営の推進、設備投資・生産体制強化、グループ経営の高度化、人的資本施策など)
    • 窪田 和男(取締役常務執行役員)
    • 発言概要:2025年3月期の決算概要、2026年3月期の業績予想
  • 報告期間
    • 対象会計期間:2025年3月期(通期)
    • 報告書提出予定日(有価証券報告書):資料のIRカレンダーでは 2025/6/17(有価証券報告書公表予定)
  • セグメント(報告セグメント)
    • 畜産飼料事業:配合飼料の製造・販売(鶏・豚・牛等)
    • 水産飼料事業:水産用配合飼料の製造・販売(養殖向け)
    • 食品事業:食肉・鶏卵等の加工・販売(マジックパール等子会社含む)
    • その他/調整:海外事業・不動産賃貸等、全社調整
業績サマリー(連結)
  • 主要指標(単位:百万円)
    • 売上高:296,045(2025.3期) ← 前期313,875→ 前年比 ▲5.7%
    • 売上総利益:31,874(+3.8% 前期比)
    • 営業利益:6,343(▲18.1% 前期比)
    • 経常利益:6,789(▲12.3% 前期比)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:5,387(+6.0% 前期比)
  • 進捗状況(対当初計画)
    • 経常利益達成率:108%
    • 最終利益(当期純利益)達成率:120%
    • EBITDA:10,595百万円(達成率 約103%)
    • 販売数量:3,786千トン(達成率 99.3%)
  • セグメント別(2024.3期 → 2025.3期、単位:百万円)
    • 畜産飼料事業
    • 売上高:247,055 → 232,259(▲14,796、▲6.0%)
    • セグメント利益(経常利益ベース):9,107 → 8,533(▲574、▲6.3%)
    • EBITDA:11,594 → 11,073(▲521、▲4.5%)
    • 水産飼料事業
    • 売上高:26,779 → 25,640(▲1,138、▲4.3%)
    • セグメント利益:864 → 1,164(+300、+34.8%)
    • EBITDA:1,367 → 1,679(+311、+22.8%)
    • 食品事業
    • 売上高:40,030 → 38,131(▲1,898、▲4.7%)
    • セグメント利益:679 → 284(▲394、▲58.1%)
    • EBITDA:845 → 457(▲388、▲45.9%)
    • その他/調整:セグメント利益 ▲2,913 → ▲3,193(▲279)
業績の背景分析
  • 業績ハイライト
    • 売上総利益は前期比増加(粗利改善)が確認される一方、販管費の増加により営業利益・経常利益は前期比減少。
    • 税負担率の大幅低下(32.0% → 19.0%)により、当期純利益は過去最高益(5,387百万円)を達成。
  • 増減要因(主な項目)
    • 粗利改善要因:畜産飼料・水産飼料の粗利改善(販売価格改定や売差改善が一因)
    • 販管費増加(販管費合計:22,972 → 25,531 百万円、増加 +2,558 百万円)
    • 主な内訳:基金積立金単価の増額(+1,528百万円)、運賃単価の増加(+312)、ベースアップ・賞与増(+449)、基幹システム減価償却の増加(+268)等
    • 税負担の減少要因:不採算事業の撤退、賃上げ税制等の法人税の特別控除、関係会社持分損益の影響等により実効税率が大幅に低下(結果として当期利益が増加)
  • 市場・原料動向
    • 為替:円安進行傾向(2025年内)
    • シカゴ穀物相場:生産見通し拡大で軟調推移
    • とうもろこし輸入価格:前期比で大きく低下(前期比 ▲12.2%)、これにより畜産飼料販売価格は通期で前期比 ▲6.4%低下
  • 競争環境・差別化
    • 水産・畜産の国内市場でのポジション強化を目指す(第2フェーズで市場シェア20%以上、EBITDA160億以上等の目標設定)
    • 差別化策:製造効率化(品目削減・連続製造)、研究開発(乳牛用・暑熱対策等の専用製品)、無魚粉飼料など原料多様化による付加価値提供
  • リスク要因(資料に示された主な外部リスク)
    • 為替・穀物相場の変動(輸入原料価格の上下が収益に直結)
    • TRUMP2.0等の国際情勢変化(世界景気の悪化、関税・貿易制約等)による外食需要や輸出入影響
    • 養殖環境の変化(高海水温や疾病)による水産事業の数量リスク
    • サプライチェーン・物流コスト、国内畜産物相場の急変(鶏卵・豚枝肉等)
    • 規制・税制変更(法人税等の影響)
戦略と施策
  • 現在の戦略(第2フェーズ:2025.3〜2034.3/10年間)
    • 「資本コスト経営」の推進:ROIC重視、資本効率向上
    • 収益力強化と生産体制の刷新・増強(製造能力拡大、製造効率化、研究開発強化)
    • 市場シェア拡大(目標:販売数量シェア20%以上)、EBITDA・ROE目標の設定
    • 人的資本・ガバナンス強化(従業員エンゲージメント向上、ROIC教育等)
  • 進行中の主要施策
    • 水産新工場(豊川工場(仮称))建設決定:所在地 愛知県豊川市、敷地面積 27,195.65㎡、投資総額 約130億円、竣工予定 2028年4月。製造能力は従来(知多)比2倍(竣工5年後想定)を目標、研究開発型工場で製品多様化・製造効率化を図る。
    • 製造効率化:製造品目削減(北九州工場で25.3期は品目削減=製造効率改善)、連続製造導入等で稼働率・製造数量底上げ
    • 製品開発・差別化:乳牛用新製品「ルミナス」、暑熱対策製品「アイス」、鶏用「バイタックスネオ」、無魚粉飼料「サステナZERO」など
    • グループ経営の高度化:子会社工場の自社化(苫小牧・東北の自社化は2025/4実施)、販売会社統合(岩手・青森、茨城・愛知の合併予定)、関係会社の清算(極洋フィードワンマリンの清算済等)
    • 人的資本施策:ROIC導入に伴う社内周知(「One’s ROIC塾」等)、研修実施、健康経営(ホワイト500認定)、持株会特別奨励金制度等
  • セグメント別施策と成果
    • 畜産飼料:採算管理徹底、品目整理と収益性向上(ルミナス等で付加価値製品強化)
    • 水産飼料:新工場建設による製造能力拡大・研究開発、無魚粉飼料の普及推進(需要獲得)
    • 食品事業:生産性・採算管理の徹底、鶏卵相場変動への対応(下期は鳥インフル等で収益悪化)
将来予測と見通し
  • 2026年3月期(通期)業績予想(発表:2025年5月8日、単位:百万円)
    • 売上高:311,000(+5.1% 前期比)
    • 売上原価:277,200(+4.9%)
    • 売上総利益:33,800(+6.0%)
    • 販管費:27,000(+5.8%)
    • 営業利益:6,800(+7.2%)
    • 経常利益:7,000(+3.1%)
    • 親会社株主に帰属する当期純利益:5,200(▲3.5%)
  • 経営指標(会社目標)
    • 販売数量:381万トン
    • 総投資額(計画):第2フェーズ累計で約800億円程度(資料上の目安)
    • 6年間(2025.3期〜2030.3期)の投資進捗(実績):4,988百万円(=約49.9億円)等の記載あり
    • EBITDA目標(中期):112億円(同社目標の一例)
    • ROE目標:9%、ROIC目標:6%(短中期目標)
  • 見通しの根拠(会社側の説明)
    • 飼料工場への投資と製造効率化で収益力を強化、製造能力拡大・品目整理で固定費削減と粗利改善を目指す
    • 水産新工場等の設備投資は中長期的に生産能力と収益に貢献する見込み
  • マクロ経済影響
    • 為替・国際相場(シカゴ穀物)や米国の政策(TRUMP2.0等)が原料価格や輸出入に影響を及ぼし得る点を注視
    • 国内外の養殖環境(海水温上昇等)や消費動向(外食・中食需要)も想定リスクとして言及
配当と株主還元
  • 配当方針(変更)
    • これまでの配当性向(連結配当性向25%目標)から、DOE(連結株主資本配当率)を重視する方針に変更。DOE目標は3%程度を目指す旨を表明(累進配当の明確化を含む)。
    • 2026年3月期は「累進配当」を実行し、完全統合10周年の記念配当(中間配当として5.0円)を実施予定。
  • 配当実績(資料掲載の推移)
    • 資料では過去数期の中間・期末配当を図示(年度別の円/株表示あり)。直近期(2025.3期)DOEは約2.9%等の記載あり。
    • 2026.3期は記念配当(中間5.0円)を実施予定。期末配当等は業績と別途開示予定。
  • 特別配当
    • 2026年3月期に完全統合10周年記念配当(中間:5.0円)を実施予定(資料明記)
製品やサービス
  • 主要製品(抜粋)
    • 畜産向け:配合飼料全般(牛・豚・鶏向け)、新製品「ルミナス」(乳牛用)、暑熱対策製品「アイス」、鶏用「バイタックスネオ」等
    • 水産向け:養殖用配合飼料、「サステナZERO」(無魚粉飼料)など
    • 食品:食肉加工(マジックパール等)、鶏卵(ゴールドエッグ等)
  • サービス・提供エリア・顧客層
    • 国内中心(配合飼料の販売先は国内のみと明記)、顧客は畜産・養殖事業者(一次産業者)等
    • 研究開発・飼養技術コンサル(例:乳牛ゲノム解析サービス等)の提供
  • 協業・提携
    • 海外関係会社や合弁(持分法適用会社)等を通じた技術・原料開拓の取り組み(資料内に持分法適用会社の一覧)
    • 他社や研究機関との協業により飼料技術の高度化を推進(資料上の施策)
重要な注記
  • 会計方針
    • 資料中に会計方針の大幅な変更記載は見られず → 特記事項なし(変更:–)
  • 特記事項/リスク
    • 決算資料末尾に免責・注記あり:資料作成時点の想定に基づくものであり、将来の業績が異なる可能性がある旨の表記
    • 配合飼料価格安定制度積立金(制度):原料急騰時の生産者影響緩和のための積立制度(メーカー・生産者・国それぞれの積立や補填の仕組み)。積立金単価の増額が販管費増に寄与
  • その他(今後の予定・連絡先)
    • IRカレンダー(資料):第1四半期決算・第2四半期決算・事業説明会等の予定が記載
    • IR連絡先:ir@feed-one.co.jp(資料記載)

注記(作成上の留意点)
– 本要約は提示された決算説明資料の記載内容に基づく整理であり、投資助言・投資判断の提供は含みません。
– 数値は資料記載(百万円単位)に基づく。資料に明確な記載がない項目は「–」としています。


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 2060
企業名 フィード・ワン
URL http://www.feed-one.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 食品 – 食料品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

本レポートに含まれる内容は、過去のデータや公開情報を基にしたものであり、主観的な価値判断や将来の結果を保証するものではありません。特定の金融商品の購入、売却、保有、またはその他の投資行動を推奨する意図は一切ありません。

投資には元本割れのリスクがあり、市場状況や経済環境の変化により損失が発生する可能性があります。最終的な投資判断は、すべてご自身の責任で行ってください。当サイト運営者は、本レポートの情報を利用した結果発生したいかなる損失や損害についても一切責任を負いません。

なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。

By シャーロット

ジニーは、Smart Stock NotesのAIアシスタントです。膨大なデータとAIの力で、企業や市場の情報をわかりやすくお届けします。投資に役立つ参考情報を提供することで、みなさまが安心して自己判断で投資を考えられるようサポートします。