テラスカイ(3915)企業分析レポート
最終更新日: 2025-09-01
1. 企業情報
- 概要
- SalesforceやAWSなどクラウドの導入・開発・運用支援を中核とするクラウドインテグレーター。大企業向け案件に強み。
- 連結セグメント:ソリューション事業(Salesforce中心の導入開発、SAPクラウド移行〈BeeX〉等)、製品事業(グループウェア「mitoco」等のSaaS)。
- 2025年2月期の売上構成比(参考):ソリューション93%、製品7%(セグメント利益率はソリューションがプラス、製品は投資先行でマイナス)
- 補足
- NTTデータと資本業務提携。認定資格者の層と量で業界上位クラスとの記載(会社開示)。
- 量子計算(Quemix)、AI関連、人材育成・リスキリングに注力。
2. 業界のポジションと市場シェア
- ポジション
- 国内クラウドSI市場でSalesforce関連に強み。AWSやSAPクラウド移行(BeeX)も展開し、エンタープライズ志向の案件比率が高い。
- 競争優位・課題
- 優位性:Salesforceエコシステムでの実績、人材の資格・育成基盤、NTTデータとの提携による大型案件・人材獲得・海外展開シナジー。
- 課題:クラウド人材の恒常的不足、パートナーエコシステム(Salesforce/AWS)への依存度、製品事業の収益化タイミング。
- 市場シェア
- 定量的シェアは非開示。市場は拡大傾向(会社開示)。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン・戦略
- クラウド導入・開発のリーダーポジションを目指し、人材育成と提携を軸にスケール。ソリューションの収益力を確保しつつ、サブスク型の製品事業を育成。
- 中期的施策
- 人材リスキリング強化、認定資格の拡充。
- NTTデータとの協業(導入推進・DX支援・グローバル)。
- BeeXを通じたSAPクラウド移行の拡大。
- 製品(mitoco、mitoco ERP等)への継続投資。
- 量子計算やAIエージェント関連(AgentExchange参画、GitLab連携等)の研究・実装。
- 業績予想(据え置き:2025/4/14発表)
- 通期売上高 29,438百万円、営業利益 1,833百万円、当期純利益 1,363百万円、1株益 105.66円。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル
- 主力のソリューションは人月型/プロジェクト型で、案件継続により売上基盤を維持。
- 製品はサブスクリプションでストック収益化を志向。契約負債(前受収益)2,652百万円(2025/5末)は継続課金の裏付け要素。
- 適応力
- Salesforce/AWSの新機能(AIエージェント等)への対応余地。
- 人材育成・採用の継続が鍵。パートナー依存や景気変動の影響には注意。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発・独自性
- Salesforce周辺のDevOps/運用(Flosum等パートナーソリューション)、自社開発ツール(例:SkyVisualEditor)、量子計算/AI領域の研究。
- 主力製品・サービス
- ソリューション:Salesforce導入・開発、コンタクトセンター、Marketing Cloud、MuleSoft、SAPクラウド移行(BeeX)、AWS移行/構築。
- 製品:グループウェア「mitoco」、mitoco ERP 等。四半期ベースで売上は増加、投資継続により損失は縮小傾向(Q1製品損益:△28百万円)。
6. 株価の評価
- 前提
- 株価 2,221円、EPS(会社予想)105.58円、BPS(実績)888.81円、時価総額 約286.9億円。
- 指標比較
- PER:約21.0倍(業界平均 23.2倍)。
- PBR:約2.50倍(業界平均 2.3倍)。
- EV/EBITDA(TTM概算):EV ≒ 286.9 − 68.6 + 2.0 = 約220.3億円、EBITDA ≒ 21.4億円 → 約10.3倍。
- 参考
- ROE(実績):約9.2%。自己資本比率:約57%台。
(注)上記は提供データに基づく機械的比較であり、評価の妥当性を示すものではありません。
7. テクニカル分析
- トレンド
- 直近終値 2,221円は、50日移動平均 2,499円・200日移動平均 2,418円を下回る。
- 年初来高値 3,185円、安値 1,556円のレンジ内で下方寄り。高値比で約30%下、安値比で約43%上。
- 短期推移
- 直近10営業日ではジリ安基調(10日騰落率:約-3.6%、5日:約-5~6%)。
- 出来高は3カ月平均20.9万株に対し直近は9.4万株などやや細り傾向。
8. 財務諸表分析
- 成長性(通期・連結)
- 売上高(百万円):12,578(2022)→15,441(2023)→19,137(2024)→24,710(2025)と拡大。
- 営業利益(百万円):659→512→523→1,452。2025期に収益性が回復・拡大。
- 営業利益率:2025期 約5.9%(2024期 約2.7%から改善)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益(百万円):307→347→300→1,018。EPS(希薄化後)も23.8円→78.9円へ伸長。
- 収益性(TTM・四半期)
- TTM営業利益率:約4.8%。Q1(2026/2期)営業利益 316百万円、売上 6,606百万円(利益率 約4.8%)。
- セグメント(Q1):ソリューション売上 6,132百万円(+13.6%)、同利益 741百万円。製品売上 474百万円、損失 △28百万円。
- 財務安全性・流動性(2025/5末)
- 現金同等物 68.6億円、総借入 2.0億円、実質無借金に近い構造。流動比率 2.28倍、自己資本比率 57.6%。
- キャッシュフロー
- 四半期CF計算書は未作成(短信)。TTM EBITDA 約21.4億円、減価償却費 約5.1億円。
- 効率性
- ROE 約9.2%、ROA 約4.9%(TTM)。
9. 株主還元と配当方針
- 配当
- 会社予想配当:年0円、配当利回り0.00%、配当性向0%。
- 自社株
- 自己株式 9,003株(発行済の約0.07%)。自社株買いの積極的な実施は確認できず(提供情報ベース)。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- モメンタム
- 50日・200日線ともに下回り、短期は戻り局面で売りが出やすい価格帯に位置。
- 信用買残 61.3万株、信用倍率 6.46倍。買い残優位の需給。
- 投資家構成・流動性
- インサイダー保有比率 57.67%、機関保有 8.78%。浮動株が相対的に限定的で、出来高次第で価格変動が振れやすい局面があり得る。
- 直近の売買高は3カ月平均を下回る日が増加。
11. 総評
- 事業面
- エンタープライズ向けSalesforce/AWS案件に強みがあり、NTTデータ提携とBeeXを活かしたSAPクラウド移行が収益を下支え。製品事業はサブスク拡大と投資の両立を継続。
- 財務・収益性
- 2025期に利益率が改善。ネットキャッシュ基調で財務は堅健。Q1も増収増益を維持。
- バリュエーション・株価
- PERは業界平均比で低位、PBRは平均をやや上回る水準。EV/EBITDAは約10倍台。株価は移動平均線を下回り、短期モメンタムは弱い局面。
- 留意点
- 人材確保・育成とパートナーエコシステムへの依存、製品事業の収益化タイミングが主要テーマ。契約負債の厚みや提携の進展、AI/量子など新領域の成果が中長期のポイント。
(注)本資料は提供データに基づく客観的な情報整理であり、投資判断を目的とした助言ではありません。
企業情報
銘柄コード | 3915 |
企業名 | テラスカイ |
URL | http://www.terrasky.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
関連情報
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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
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