2804 ブルドックソース 分析レポート(個人投資家向け)
株価(終値ベース): 2,078円(2025-08-29)
市場: 東証プライム/食料品
時価総額: 289.98億円
1. 企業情報
- 概要
- 1902年創業の老舗ソースメーカー。関東で高シェア、東日本地盤のソース最大手。家庭用が中心だが業務用(外食向け)も拡大中。
- ブランド: 「ブルドック」ほか。グループに関西地盤の「イカリソース」。
- 取扱: ソース(ウスター・中濃・とんかつ等)、ドレッシング、たれ、ケチャップ、パスタ関連など。
- 事業区分
- 連結は単一セグメント(ソース類の製造販売)。売上構成の中心は家庭用ソース。
- 体制・規模
- 従業員295人、平均年齢43.0歳、平均年収559万円。自己資本比率66.0%。
2. 業界のポジションと市場シェア
- ポジション
- ソースカテゴリの国内最大手の一角。関東で高いブランド認知とシェアを確保。関西は「イカリソース」と補完。
- 競争優位性
- 老舗ブランド力、量販店・小売チャネルでの棚取り、カテゴリ起点の定番性。
- 新拠点(TCC)稼働による生産性改善や供給安定性。
- 課題
- 少子高齢化による内食ボリューム長期トレンドの鈍化、原材料・資源価格の変動、PB(プライベートブランド)との価格競争。
- 健康志向・嗜好の多様化に合わせた商品開発の継続が必要。
3. 経営戦略と重点分野
- ビジョン・中計
- 第11次中期経営計画「B-Challenge2025」最終年度。国内(エリア別販売強化)、海外(北米中心の販促・新規ルート開拓)、VC(生産性向上・政策保有株式売却など)を推進。
- 具体施策
- 生産:新生産拠点(TCC)での生産性向上、倉庫費用・時間外労務費の削減。
- 需要開拓:外食需要回復(インバウンド)を捉えた業務用の拡大。
- 海外:北米輸出・現地販促強化、上海拠点の伸長。
- 資本政策:政策保有株式の売却、自己株式取得(上限24万株・4億円、2025/11/4~2026/3/5)と消却(2026/3/13予定)。
- 業績予想(2026年3月期、会社計画)
- 売上高 153億円(+4.7%)、営業利益 5億円(+124.1%)、経常利益 12億円(+38.8%)、純利益 22億円(+252.7%)、EPS 168.65円。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル
- 定番調味料のストック的需要+新商品(ドレッシング等)の拡販、業務用・海外のミックス改善で収益機会を拡大。
- 適応力・リスク
- 原材料・為替の変動に対しては価格改定・生産性改善で吸収を図る方針。
- 需要面では外食回復を背景に業務用が伸長。一方、家庭用の一部は前年割れもあり、商品ポートフォリオ最適化が課題。
- 特記事項
- 2026年3月期1Qは固定資産売却益等の特別利益が大きく、純利益は一時的に押し上げられている。平常時の利益水準との区別が必要。
5. 技術革新と主力製品
- 技術・生産
- TCC稼働により生産性向上(立ち上げ費用の一巡、外部倉庫費用・残業の抑制効果)。
- 主力・収益牽引
- 家庭用ソース(売上最大)、業務用ソースが高成長(1Q +11.4%)。
- 「&ブルドック ドレッシング」などソース以外も育成(1Qは一部商品縮小の影響で減収)。
6. 株価の評価(バリュエーション)
- 前提
- 株価 2,078円、EPS(会社予想)168.65円、BPS(実績)1,781.44円。
- 指標
- 予想PER: 約12.32倍(業界平均19.5倍)。
- PBR: 約1.17倍(業界平均1.3倍)。
- 予想配当利回り: 約2.17%(年間45円、うち特別配当5円含む)。
- コメント
- 予想PER・PBRともに業界平均と比較可能な水準。今期は特別利益が利益・EPSを押し上げており、来期以降の平常利益との比較が必要。
7. テクニカル分析
- 位置関係
- 株価 2,078円は、50日移動平均 1,970円、200日移動平均 1,816円を上回る水準。
- 52週高値 2,230円に対し約-6.8%、52週安値 1,539円に対し約+35.0%。
- 直近の値動き
- 8/22の年初来高値圏(2,230円)から8/29にかけて段階的に反落。出来高は直近平均(約2.1万株)と同程度。
- 需給
- 信用倍率 1.16倍。買残増(+2,500株)、売残減(-600株)。信用需給は中立域に近い。
8. 財務諸表分析
- 売上・利益(年度)
- 売上高: 2022/3 133.0億 → 2023/3 135.3億 → 2024/3 144.8億 → 2025/3 146.2億(漸増傾向)。
- 営業利益: 2022/3 6.52億 → 2023/3 4.31億 → 2024/3 1.64億 → 2025/3 2.23億(原価高・費用増で圧迫後、改善途上)。
- 営業利益率: 2022/3 約4.9% → 2025/3 約1.5%。
- 純利益は特別損益の影響で変動。2026/3期1Qは固定資産売却益・投資有価証券売却益の計上で純利益が大きく増加。
- 1Q(2026/3期)
- 売上高 36.95億(+1.7%)、営業利益 1.25億(黒字転換、営業利益率約3.4%)。
- 経常利益 4.18億、純利益 17.65億(特別利益2,153百万円計上)。
- 収益性・効率
- ROE(実績)2.90%(前期ベース)。過去12か月ROE等の集計値は特別利益の影響を受け得る点に留意。
- 総資産回転率(1Q年換算)約0.43。
- 財務安全性・流動性
- 自己資本比率 66.0%→1Q時点 67.4%。流動比率 約208%。
- 現金同等物 40.4億円、有利子負債 47.3億円、D/E 約20.4%。
- 減価償却費は増加傾向(生産拠点稼働)。
- キャッシュフロー
- 1Qの四半期CF計算書は未作成(短信注記)。
9. 株主還元と配当方針
- 配当
- 直近期(2025/3)実績: 年間35円。
- 今期(2026/3)予想: 年間45円(普通40円+特別5円)。予想ベース配当性向は概算で約26.7%(45円/予想EPS168.65円)。
- 参考:トレーリング配当性向 74.6%(直近12か月EPSと実績配当の関係)。
- 自社株
- 自己株式取得: 上限24万株・4億円(2025/11/4~2026/3/5、市場買付)、取得株は2026/3/13に全株消却予定。
- 主要株主
- インサイダー保有比率 約28.9%、機関投資家保有約13.1%(安定株主基盤)。
10. 株価モメンタムと投資家関心
- モメンタム
- 52週で+11.1%。中長期は移動平均線上で推移。直近10日では年初来高値圏からの反落が継続。
- 注目材料
- 旧鳩ケ谷工場跡地の売却益、政策保有株式の売却、自己株式取得・消却計画、外食需要回復、TCC稼働によるコスト改善。
- 為替・原材料価格、消費者の節約志向の継続は留意点。
11. 総評(要点整理)
- 事業基盤
- 国内ソース最大手の一角としてブランド・チャネルに強み。業務用・海外の伸長で成長機会を確保。
- 収益面
- 生産性改善で営業利益は改善傾向。一方で今期の純利益は特別利益の寄与が大きく、平常時の利益水準との区別が必要。
- 財務・還元
- 財務は堅健(自己資本比率66~67%、流動比率約208%)。配当は増配予想(特別配当含む)と自社株取得・消却を予定。
- バリュエーション・株価
- 予想PER約12.3倍、PBR約1.17倍。株価は50日・200日線上で推移し、52週レンジの上側に位置。直近は高値圏からの反落局面。
(注)本資料は公開情報に基づく客観的な企業分析であり、投資勧誘や特定銘柄の推奨を目的としたものではありません。数値は資料記載や算出値であり、将来の結果を保証するものではありません。
企業情報
銘柄コード | 2804 |
企業名 | ブルドックソース |
URL | http://www.bulldog.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 食品 – 食料品 |
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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
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