DOWAホールディングス(5714)企業分析レポート
株価:5,222円(本稿作成時点)/市場区分:東証プライム/33業種:非鉄金属
– 企業情報
– 概要と事業内容
– 1884年創業の非鉄大手。製錬(貴金属・銅・亜鉛など)、環境・リサイクル(産廃中間処理・最終処分・土壌浄化・金属リサイクル)、電子材料(高純度材料、GaAsウェハ、IR/UV LED、銀粉・磁性粉等)、金属加工(銅・銅合金条、鍛造、貴金属製品、メタルセラミックス基板)、熱処理(受託処理、工業炉)をグローバル展開。
– 都市鉱山からの貴金属回収や廃棄物処理~製錬~材料~加工の循環モデルを持つ。磁性鉄粉は国内で首位級。
– 連結売上構成(2025.3期の目安):製錬37%、環境・リサイクル15%、電子材料23%、金属加工19%、熱処理5%、他1%。
– 業界のポジションと市場シェア
– ポジション
– 国内の非鉄大手グループの一角。製錬~リサイクルの一体運営、廃棄物処理の許認可・技術、貴金属・PGM回収力で強み。
– 磁性粉・銀粉など機能性粉末に実績。自動車・情報通信向けの金属加工・熱処理でもサプライチェーンに組み込まれる。
– 主な競合(例)
– 三菱マテリアル、住友金属鉱山、三井金属鉱業、古河機械金属グループ、海外の製錬・リサイクル各社 等。
– 競争優位性と課題
– 優位性:リサイクル~製錬の垂直統合、貴金属・PGMの回収ノウハウ、国内外の処理ネットワーク、材料の高純度化・粒径制御などの要素技術。
– 課題:金属価格・為替・エネルギーのボラティリティ、電子材料での競争激化・需要変動、環境規制対応コスト、設備投資負担。
– 経営戦略と重点分野
– ビジョン・中期方針
– 中期計画「中期計画2027」:テーマ「循環のクオリティを追求する。」基本戦略は「価値の創出」と「変動の抑制・期待の醸成」。
– 重点施策(資料・開示より)
– 循環型ビジネスの高度化(eスクラップ・PGMの回収力強化、環境・リサイクルの処理能力・品質向上、海外拠点の整備)。
– 製錬の安定稼働とコスト競争力強化(原料調達条件の改善、エネルギー効率化)。
– 電子材料の高付加価値化(高純度材料、機能性粉末の高性能化、IR/UV光源デバイスなどニッチでの差別化)。
– 自動車・情報通信向けの金属加工、熱処理の需要取込み(北米等の現地対応強化、工業炉メンテ・保全力の向上)。
– 財務規律:自己資本比率の維持、安定配当を基本とした株主還元。
– 事業モデルの持続可能性
– 収益モデル
– 金属価格連動の製錬・リサイクル、受託処理・処分のフィー収入、機能性材料の製品マージン、受託熱処理・装置関連サービスで構成。
– 変化対応力
– 原料価格・為替要因の変動耐性は課題だが、リサイクルと製錬の一体運用、事業ポートフォリオ分散(環境・製錬・材料・加工・熱処理)で景気循環の影響を相対的に平準化する設計。
– 脱炭素や資源循環政策の進展により、廃棄物適正処理・金属回収需要は中長期での支えとなる一方、規制順守や設備更新の投資負担が継続。
– 技術革新と主力製品
– 技術・独自性
– 貴金属・PGM回収プロセス、ハイピュリティ精製、粉末材料の粒度分布・表面制御、GaAs等化合物半導体基板、IR/UV LED素子技術。
– 収益牽引領域(直近動向)
– 製錬:金・銀価格の高止まりが寄与、PGM集荷増。北米新拠点の稼働(減価償却増を伴う)。
– 環境・リサイクル:受注は堅調、処理単価は堅調。溶融・再資源化が拡大。
– 電子材料:銀粉・磁性粉は需要調整と競争で弱含み。近赤外LED等は概ね横ばい。
– 金属加工・熱処理:自動車生産回復、情報通信需要が支え。
– 株価の評価
– バリュエーション指標(会社公表・実績値ベース)
– 株価:5,222円
– 予想EPS(連結):453.41円 → PER:約11.52倍(業界平均PER:80.4)
– 実績BPS(連結):6,579.44円 → PBR:約0.79倍(業界平均PBR:0.8)
– 予想1株配当:159円 → 予想配当利回り:約3.04%
– 参考
– ROE(実績・連結):7.03%
– 自己資本比率(実績・連結):59.2%
– テクニカル分析
– トレンド
– 現在値は50日移動平均(4,912円)・200日移動平均(4,646円)を上回る水準。中期・長期とも上向き基調。
– 位置
– 年初来高値:5,270円、52週高値:5,529円。現値は年初来高値近辺で、52週高値からはやや下。
– 需給
– 出来高は直近平均(3カ月:約200千株)に対し当日143千株とやや軽め。
– 信用動向:信用買残53.5千株(前週比-0.7千)、信用売残56.0千株(+5.6千)、信用倍率0.96倍。売り残増・買い残微減で拮抗。
– 財務諸表分析(連結)
– 損益の推移(年度)
– 売上高:2022/3 8,317億 → 2023/3 7,801億 → 2024/3 7,172億 → 過去12か月 6,787億(提供データに基づく)
– 営業利益:2022/3 638億 → 2023/3 446億 → 2024/3 300億 → 過去12か月 322億
– 当期純利益:2022/3 510億 → 2023/3 250億 → 2024/3 279億 → 過去12か月 271億
– コメント:22年ピーク後に調整。直近は電子材料の弱含みやコスト増で利益率が低下しつつも、製錬・環境の寄与で大幅悪化は回避。
– 収益性(概算)
– 売上総利益率(TTM):約12.8%(866億/6,787億)
– 営業利益率(TTM):約4.7%(322億/6,787億)
– 当期純利益率(TTM):約4.0%(271億/6,787億)
– 安全性・効率性
– 自己資本比率:59.2%(会社公表)/1Q時点参考:60.3%
– 流動比率:1.88倍(直近四半期)
– D/E(有利子負債/資本):約31%(直近四半期)
– ROE:7.03%(実績)/参考ROA(過去12か月):2.57%(集計データ)
– キャッシュフロー
– 減価償却費は増加傾向。四半期CF計算書は未作成注記あり。営業CFやフリーCFの詳細は非開示のため省略。
– 株主還元と配当方針
– 配当
– 前期実績:年150円
– 今期会社予想:年159円(期末一括)
– 予想配当利回り:約3.04%、配当性向:約33%(提供データ)
– 自己株式
– 自己株式保有:約2.97%(61,989,206株中1,842,000株、別資料では期末自己株式2,439,951株の記載あり)
– 自社株買いの実施可否は本資料からは不明(新規プログラムの記載なし)。
- 株価モメンタムと投資家関心
- モメンタム
- 52週変化率:約+3.0%。移動平均上方で推移し、年初来高値圏。
- 直近1Qの業績は前年比で減益(営業△44.6%、純利益△45.7%)。通期予想は据え置き(売上+2.0%、営業△25.5%、純利△0.5%)。
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投資家属性
- 機関投資家保有比率:約61.7%、内部者保有:約6.3%。国内信託銀行・海外カストディ経由の保有が上位。
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総評
- 環境・リサイクル~製錬~材料~加工~熱処理までの循環型バリューチェーンを持ち、貴金属・PGM回収や磁性粉などで強みがある。自動車・情報通信向けの底堅さと貴金属価格の支えがある一方、電子材料の競争・需要調整や為替・エネルギー・原料条件の変動が収益の振れ要因。
- バリュエーションは、PER約11.5倍、PBR約0.79倍、配当利回り約3.0%と、提供の業界平均(PER 80.4、PBR 0.8)と比較して相対水準が異なる。財務は自己資本比率約6割、流動比率1.9倍で保守性をうかがえる。
- 足元は年初来高値圏で推移。信用需給は拮抗。中期計画では循環モデルの質向上と変動抑制を掲げ、北米拠点稼働など成長投資を進めつつ、安定配当を示している。今後は電子材料の需要回復度合い、原料・エネルギー・為替の変動、リサイクル・製錬の稼働安定度が着眼点。
参考(主な数値)
– 時価総額:3,237億円
– 発行済株式数:61,989,206株
– 直近四半期(2026/3期1Q):売上1,601億円、営業利益65億円、純利益64億円(前年比減)
– 今後の予定:決算発表 2025/8/8(実施済)、権利落ち予定 2026/3/30
注意事項
– 本資料は提供データの整理であり、投資勧誘・助言を目的としません。数値は公表資料・提供データに基づきます。未開示項目は記載していません。
企業情報
銘柄コード | 5714 |
企業名 | DOWAホールディングス |
URL | http://www.dowa.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 鉄鋼・非鉄 – 非鉄金属 |
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このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
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