2025年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
科研製薬株式会社(4521) 2025年3月期 決算短信 要約
以下は、提供された決算短信(2025年5月12日公表、連結、2024年4月1日~2025年3月31日)に基づき、個人投資家向けに整理した要点です。なお、不明点は「–」で表記しています。また、投資助言は行いません。
基本情報
- 企業名:科研製薬株式会社
- 主要事業分野:医薬品・医療機器の開発・製造・販売、農業薬品(発酵由来天然物農薬等)、不動産賃貸(文京グリーンコート関連)
- 代表者名:代表取締役社長 堀内 裕之
- 会社URL: https://www.kaken.co.jp/
- 問合せ先:広報IR部長 近藤 康彦(TEL 03-5977-5002)
- その他:長期経営計画「長期経営計画2031(2031ビジョン)」を掲げ、研究開発・海外展開・経営基盤のTransformationを推進
報告概要
- 提出日(決算短信公表日):2025年5月12日
- 対象会計期間:2024年4月1日~2025年3月31日(連結)
- 決算説明会:あり(機関投資家・アナリスト向け資料作成予定)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年6月26日
- 定時株主総会予定日:2025年6月27日
- 配当支払開始予定日:2025年6月30日
セグメント
- 報告セグメント(2区分)
- 薬業:医薬品・医療機器および農業薬品の製造・販売(国内外の医薬品販売、導入製品のライセンス収入等)
- 不動産事業:主に文京グリーンコート関連の賃貸
発行済株式等
- 期末発行済株式数(自己株式含む):45,939,730株(2025年3月期)
- 期末自己株式数:7,535,854株(2025年3月期)
- 期中平均株式数:38,162,063株(2025年3月期)
- 1株当たり当期純利益(EPS):365.42円(2025年3月期)
- 1株当たり純資産(BPS):3,974.47円(2025年3月期)
- 時価総額:–(決算短信に明記なし)
- 注:時価ベース指標は記載あり(時価ベース自己資本比率算出に利用)だが具体的時価総額は記載されていません。
今後の主な予定
- 定時株主総会:2025年6月27日(予定)
- 有価証券報告書提出:2025年6月26日(予定)
- 配当支払開始:2025年6月30日(予定)
- その他IRイベント:決算補足説明資料を同社ウェブサイトに掲載予定
財務指標(要点)
(単位:百万円、円等は明記のある値を使用)
– 売上高(連結)
– 2025年3月期:94,035(+30.5%)
– 2024年3月期:72,044
– 営業利益(連結)
– 2025年3月期:21,034(+121.1%)
– 経常利益(連結)
– 2025年3月期:21,279(+113.8%)
– 親会社株主に帰属する当期純利益
– 2025年3月期:13,945(+73.8%)
– 1株当たり当期純利益(EPS)
– 2025年3月期:365.42円
– 研究開発費
– 2025年3月期:18,725(+49.3%)
– 貸借対照表(主要項目)
– 総資産:190,422(2025/3期末) ← 前期171,623
– 純資産:152,634 ← 前期143,755
– 自己資本比率:80.2%(前期83.8%)
– 流動資産/流動負債(期末)
– 流動資産:111,377
– 流動負債:30,354
– 流動比率(Current ratio)=111,377 / 30,354 ≒ 3.67(約367%)
– 負債合計:37,787
– 負債/純資産(負債比率的)=37,787 / 152,634 ≒ 24.8%
– キャッシュ・フロー(連結)
– 営業CF:+29,780(前期+2,577)※大幅改善
– 投資CF:-19,650(主に子会社取得等)
– 財務CF:-5,369(自己株式取得、配当等)
– 現金及び現金同等物期末残高:70,085(前期65,325)
効率・収益性指標(参考算出)
- 売上高営業利益率:21,034 / 94,035 ≒ 22.4%(短信記載値)
- 総資産回転率(売上高/総資産):94,035 / 190,422 ≒ 0.49回/年
セグメント別(2025年3月期、連結)
- 薬業
- 売上高:91,553
- セグメント利益(営業利益):19,659
- 海外売上高(薬業内):26,609(+311.0%)
- 内訳・要点:国内は既存品の伸長やライセンス収入の増加、海外はライセンス一時金等の増加が主因
- 不動産事業
- 売上高:2,481
- セグメント利益:1,375
- 主収入は文京グリーンコート関連の賃貸料
- セグメント合計
- 売上高:94,035、セグメント利益合計:21,034
配当
- 2024年3月期(実績):年間150円(中間75円・期末75円)
- 2025年3月期(実績):年間190円(中間115円(内訳:普通配当75円 + 特別配当40円)、期末75円)
- 配当総額:7,253百万円
- 配当性向(連結):52.0%
- 2026年3月期(予想):年間190円(中間95円、期末95円)※予想配当性向等は記載あり(214.6は何に対する数値かの明示は資料に断片的)
- 特別配当:2025年3月期の中間配当には特別配当40円が含まれる(1回の特別配当の実施あり)
中長期計画との整合性
- 長期経営計画2031(2022年起点の10年計画)を掲げ、ビジョンは「画期的新薬の迅速な創出・提供」「皮膚科・整形外科を中心としたグローバル創薬企業」
- 3つのTransformation(研究開発、海外展開、経営基盤)に基づき、R&D投資、海外M&A・提携(例:Aadi買収、J&Jとのライセンス)、組織基盤の強化を推進
- 進捗の具体例:J&J(および子会社)との大型ライセンス/一時金受領、Aadi(米国)買収により米国販売基盤を獲得
主要トピック・事業進捗(当期の注目点)
- 研究開発関連
- 「NM26」知的財産譲渡および販売提携オプション(J&J関連)による一時金受領(合計8,600万米ドルに関する契約)
- STAT6阻害剤プログラムのグローバルライセンスをJ&J(ヤンセン)へ付与(契約一時金を受領、マイルストン・ロイヤリティ権)
- 炎症性腸疾患対象の「ND081」に関する新たな共同研究契約(ニューマブ社)
- 整形外科向けデジタル医療機器のフィージビリティ研究契約(クロスメッド)
- 導入製品・ライセンス
- 「シルクエラスチン創傷用シート」の国内独占販売権ライセンス(三洋化成工業)
- アルミス社の「ESK-001」日本導入ライセンス取得(皮膚科向け等)
- 海外展開
- Aadi Subsidiary, Inc.(現 Aadi Bioscience, Inc.)の買収(取得価額:15,538百万円、のれん暫定13,223百万円)
- 欧州での「Jublia(クレナフィン)」の承認動向(導出先がイタリアで承認取得)
- 農業薬品
- 主力の天然物農薬「ポリオキシン」について、欧米需要増見込みに伴う静岡工場内の発酵原体生産設備建設決定
今後の見通し(2026年3月期 会社予想)
- 売上高:88,000(対前期 -6.4%)
- 営業利益:5,200(対前期 -75.3%)
- 経常利益:6,000(対前期 -71.8%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:3,400(対前期 -75.6%)
- 1株当たり当期純利益(予想):88.53円
(注)予想は当期に計上された大型ライセンス一時金等の反動や「クレナフィン」特許満了の影響を織り込んだもの
競合状況・市場動向(短信からの要旨)
- 国内環境:高齢化に伴う医療財政の逼迫、薬価制度改革や医療費抑制策(長期収載品の選定療養制度等)により国内医薬品市場は厳しい環境
- 戦略としては、研究開発でのイノベーション、海外パートナーやM&Aによるグローバル展開、製品ポートフォリオ拡充(導入品含む)が中心
- 競合他社との直接比較データは短信に詳細なし → 不明(–)
リスク要因(短信に基づく主な留意点)
- 大型ライセンス・一時金収入の有無により業績の年度間変動が大きい(2025期は一時金で増益、2026期は反動見込み)
- 製品特許満了(例:クレナフィン)による売上減少リスク
- 為替、原材料・製造コスト、各国承認・規制、販売先の在庫調整(例:ポリオキシンの在庫調整で売上減)等の外的要因
- M&A関連リスク:買収によるのれん計上(当期のれん暫定13,223百万円)、将来的なのれんの償却・減損リスク
- 重要な依存先(主要顧客の売上構成)はある程度集中している(主要顧客:アルフレッサ、メディセオ、スズケン等)
重要な注記(会計・ガバナンス等)
- 期中連結範囲の変更:Aadi Subsidiary, Inc.(買収)を連結子会社に追加(2025/3/26取得)
- のれん:期末のれんは14,035(のれん増加の主要因はAadi買収の暫定計上=13,223)、のれんの償却は均等償却予定(最終償却期間は配分完了後決定)
- 減損損失:当期に固定資産の減損損失 1,488を計上
- 会計方針の変更:2022年改正会計基準(法人税等)を期首から適用(連結財務諸表への影響は無し)
- 自己株式関連:
- 2025年1月に第三者割当による自己株式処分(JJDCへ1,791,400株を処分、総額約7,762百万円)を実施(STAT6ライセンスに関連)
- 期中に自己株式取得実施(1,261,200株、5,933百万円)
- 決算短信は監査報告の対象外(公認会計士または監査法人の監査対象外との注記)
財務の解説(短信記載の背景整理)
- 増収増益の主因は海外関連の契約一時金(NM26・STAT6に係るJ&J関連の一時金)等により海外売上が大幅増加したこと、および国内での既存製品の伸長やライセンス収入の増加
- 研究開発費を大幅に増加(18,725:+49.3%)させており、引き続きR&D投資を重視している
- 営業CFは税金等調整前利益の増加と運転資本の改善等により大幅に改善(前期2,577 → 当期29,780)
- 投資CFは子会社取得等による支出が主因で大幅なマイナス(買収投資)
- 財務CFは自己株式取得・処分や配当支払が主因でマイナス
今後の注目ポイント(短信から読み取れる点)
- 2026年3月期は一時金収入の反動を見込むため業績減益予想:ライセンス・マイルストン収入のタイミングに依存する点に注意
- Aadi(Aadi Bioscience)買収後の統合効果(米国販売基盤の活用)と、米国での自社販売体制の整備進捗
- STAT6プログラム、NM26、ND081等の開発進捗(マイルストン取得や商業化フェーズ移行の有無)
- 農業薬品(ポリオキシン)の生産体制拡充と海外需要の実現性
以上。必要であれば、以下の追加情報を作成できます(別途指示ください):
– 主要財務諸表の簡易表(貸借対照表・損益計算書・キャッシュフローの数値一覧)
– セグメント別の推移グラフ(数値ベース)
– 質問に応じた注釈(のれん・買収関連、配当方針の詳細など)
(注)本要約は提供された決算短信の記載内容に基づく整理であり、投資勧誘・助言を目的とするものではありません。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4521 |
企業名 | 科研製薬 |
URL | http://www.kaken.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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