2025年３月期 決算説明資料
南海化学株式会社 — 2025/3期 決算説明資料 要約
以下は、提供資料（2025年6月 作成）に基づき、個人投資家向けに整理した要約です。出典は同資料。記載のない項目は「–」としています。
基本情報
- 企業概要
- 企業名：南海化学株式会社（Nankai Chemical Co., Ltd.）
- 主要事業分野：化学品事業（基礎化学品、機能化学品、アグリ、環境リサイクル）／各種塩事業（凍結防止剤等）
- 説明会情報
- 開催日時：2025年6月（資料作成月）
- 説明者
- 発表者（役職）：–（資料内に個別発表者名・役職の明示なし）
- 発言概要：資料全体を通じ、2025/3期の実績説明、2026/3期の業績計画（中期計画の中間年度目標含む）および投資・配当方針等を説明
- 報告期間
- 対象会計期間：2025/3期（2024年4月〜2025年3月）
- セグメント（名称と概要）
- 化学品事業：基礎化学品（電解製品等）、機能化学品、アグリ（農薬等）、環境リサイクル（廃硫酸処理、脱塩等）
- 各種塩事業：凍結防止剤等の塩製品（季節性が高い製品を含む）
業績サマリー（2025/3期 実績）
- 主要指標（百万円）
- 売上高：20,900（百万円）
- 前年比：+4.6％（2024/3期：19,987）
- 対計画：▲130（計画21,030、計画比▲0.6%）
- 営業利益：1,306
- 前年比：▲16.5％（2024/3期：1,564）
- 対計画：+236（計画1,070、計画比+22.0%）
- 経常利益：1,456
- 前年比：▲18.2％（2024/3期：1,780）
- 対計画：+256（計画1,200、計画比+21.3%）
- 親会社株主帰属当期純利益：1,015
- 前年比：▲12.4％（2024/3期：1,158）
- 対計画：+295（計画720、計画比+41.0%）
- 一株当たり利益（EPS）：505.79円（資料記載）
- 経常利益率：7.0%（計画5.7%）
- ROE：12.8%（計画8.8%）
- 進捗状況（中期経営計画との関係）
- 中期計画（2024〜2026、最終年度2026/3）目標
- 売上高：240億円（＝24,000百万円）
- 経常利益率：8％
- ROE：10％以上
- 2025/3期実績（売上20,900百万円）は2026目標240億円に対し約87%（20,900/24,000）、経常利益率7.0%は目標8%に対し約87.5%、ROEは12.8%で目標を上回る
- セグメント別（2025/3期 実績）
- 化学品事業
- 売上高：16,346 百万円（78.2%）
- セグメント利益（営業利益ベース）：約2,108 百万円（同利益率12.9%）
- 備考：電解製品の需要減等により売上は前年割れだが、環境リサイクルは増加
- 各種塩事業
- 売上高：4,554 百万円（21.8%）
- セグメント利益：約360 百万円（同利益率7.9%）
- 備考：凍結防止剤の出荷好調（降雪影響）かつ適正価格維持により増収増益。販売数量は140千トン（計画134千トン、前年107.5千トン）
業績の背景分析
- 業績ハイライト / トピックス
- 売上：各種塩事業（特に凍結防止剤）の出荷好調により全体で増収（前年＋4.6%）
- 利益：人件費増（賃上げ）、物流費増（いわゆる「2024年問題」等）などコスト増の影響で前年比では減益。ただし、計画に対しては価格是正や販管費圧縮等で上回る結果
- 財務：土地売却対応に関連する繰延計上で固定資産増加、長期借入金を増額（金利上昇に備える）
- 増減要因（主要）
- プラス要因
- 各種塩の販売数量増（凍結防止剤）および販売単価の一部是正 → 売上・利益を押上げ
- 廃硫酸等の取引拡大（環境リサイクル分野）
- マイナス要因
- 化学品事業（電解製品等）の販売数量減
- 原価（原材料）上昇、人件費増、物流費増（前年からのコスト上振れ）
- 一部補助金収入の減少（前年比較）
- 競争環境
- 電解製品等の需要変動、価格競争が継続する分野あり
- 環境リサイクルや脱塩など成長領域への注力で差別化を図る意向（資料中の施策）
- リスク要因（資料・状況から考えられる外部リスク）
- 気象依存（凍結防止剤需要の年変動）
- 物流コスト・人件費等の構造的上昇
- 金利上昇（借入金コスト）
- 規制・補助金の変更（補助金減少が利益に影響）
- サプライチェーンのトラブルや取引先設備トラブル（環境リサイクル取引量の変動）
- 為替変動：資料では特記なしが、化学原料の調達等で影響想定
戦略と施策
- 現在の戦略（中期計画のスローガン・重点施策）
- スローガン：「サステナブルな明日を創る」
- 重点施策：①収益基盤の強化 ②環境リサイクル事業領域拡大 ③サステナブル経営推進
- 中期目標（2026）：売上高240億円、経常利益率8%、ROE10%以上
- 進行中の施策（具体例）
- 価格政策：適正価格の維持・一部是正（販売単価差で利益回復を図る）
- コスト施策：販管費圧縮、効率化投資
- 投資：維持・更新投資および成長投資の並行（脱塩事業能力増強等）
- 財務対応：金利上昇に備え長期借入の増額（流動性確保）
- 設備投資の状況
- 2025/3期 実績：設備投資 1,555 百万円、減価償却費 1,136 百万円
- 2026/3期 計画：設備投資 3,400 百万円（内訳：効率化投資 2億円、維持・更新投資 15億円、増産・新規事業投資 17億円）
- セグメント別施策と進捗
- 化学品事業：電解製品を中心に販売数量増を図る／適正価格維持・一部是正／脱塩や機能化学分野での拡大
- 環境リサイクル：廃硫酸処理など処理量増加を推進
- 各種塩事業：価格維持・一部是正による収益性確保、販売数量は平年並みを見込む
将来予測と見通し（2026/3期 計画）
- 業績予想（2026/3期 計画、百万円）
- 売上高：22,900（前年20,900 → +9.6%）
- 営業利益：1,800（前年1,306 → +37.8%）
- 経常利益：1,750（前年1,456 → +20.1%）
- 親会社株主帰属当期純利益：2,200（※子会社土地売却益1,200を含む想定）
- 根拠
- 化学品事業の販売数量増および販売価格の一部是正で売上・利益を押上げる見込み
- 一過性で子会社土地売却益を織り込む（純利益に影響）
- 中長期計画（中期計画）と進捗可能性
- 2026目標（売上240億、経常利益率8%、ROE10%以上）に向け、2025/3期は売上20,900百万円、経常利益率7.0%。売上規模は最終目標に到達するための増収シナリオに沿っているが、利益率は目標に対して改善余地あり
- マクロ経済の影響
- 気象（凍結防止剤需要）、原材料市況、物流・賃金コスト、金利動向、補助金・規制の変化などが業績に影響
配当と株主還元
- 配当方針
- 当面は安定配当をベースに配当で株主還元を実施。2024/3期から中間配当を導入し以降は増配を継続する方針
- 配当実績（1株当たり）
- 2023/3期：15円（中間0／期末15円）
- 2024/3期：50円（中間15円／期末35円）
- 2025/3期：55円（中間20円／期末35円）
- 2026/3期（見通し）：60円（中間25円／期末35円）
- 配当性向
- 2025/3期：10.9%
- 2026/3期見通し：5.5%（土地売却益除くと12.0%）
- 特別配当：資料上は特別配当の記載なし。ただし2026/3期の純利益には子会社土地売却益（1,200百万円：売却額6,500百−土壌対策費用・税等5,300）が含まれる想定で、同益は内部留保に充当する旨の記載あり
製品やサービス（主なもの）
- 主要製品
- 電解製品（基礎化学品）、水処理殺菌剤、農薬関連製品（クロピク錠剤等）、各種塩（凍結防止剤）
- 主要サービス / 提供領域
- 環境リサイクル（廃硫酸処理、脱塩事業等）、産業向け化学品供給、農業関連製品提供
- 協業・提携
- 資料内で特定の外部提携やM&Aの詳細は記載なし（今後の成長投資の一環で可能性あり）
重要な注記・会計上の特記事項
- 会計方針・特記事項
- 富士アミド土地売却に係る対応費用を繰延計上しており、これにより固定資産が一時増加（土地引渡時に振替予定）という処理を行っている点が財務に反映
- リスク注意点（資料からの留意事項）
- 資料中の将来見通しは前提に基づくもので、計画数値や施策の実現を確約するものではない旨の開示あり
- その他重要告知 / お問い合わせ先
- 経営企画部 財務・IRグループ
- TEL: 06-6532-5590（代表）
- Mail: 000164zaimu@nankai-chem.co.jp
（注）本要約は提供資料の内容に基づく整理であり、投資助言を目的とするものではありません。資料に記載のない項目は「–」としてあります。資料原文に立ち返って詳細確認をお願いします。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
| 銘柄コード | 4040 |
| 企業名 | 南海化学 |
| URL | https://www.nankai-chem.co.jp |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 素材・化学 – 化学 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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なお、本レポートは、金融商品取引法に基づく投資助言を行うものではなく、参考資料としてのみご利用ください。特定の銘柄や投資行動についての判断は、個別の専門家や金融機関にご相談されることを強くお勧めします。