決算説明：中越パルプ工業（3877）

2025年度第１四半期 決算説明資料

決算説明（資料出所：中越パルプ工業株式会社 2025年度第1四半期 決算説明資料）

※不明な項目は「–」で記載しています。

基本情報

• 企業概要
  • 企業名：中越パルプ工業株式会社（Chuetsu Pulp & Paper Co., Ltd.）
  • 主要事業分野：紙・パルプ製造、発電事業、その他事業（流通等）
• 説明会情報
  • 説明会形式：–（資料はスライドによる説明）
  • 参加対象：–（投資家向け決算説明資料）
• 説明者
  • 発言概要：資料中の要点は「国内価格改定の実施」「生産・販売数量の増加（紙・パルプ）」「為替（円高）や市場環境の悪化に伴う販売金額減少」「計画通りの長期定期点検（工場停止）を実施したため営業損益は赤字だが、公表ベースの計画は達成している」等
• 報告期間
  • 対象会計期間：2025年度 第1四半期（2025年度第1四半期）
• セグメント（資料上の区分）
  • 紙・パルプ製造事業：グラフィック用紙、クラフト、衛生用紙等の製造販売
  • 発電事業：自家発電・余剰電力の販売等
  • その他：流通・関連サービス等
  • 調整額：連結調整（セグメント間消去等）

業績サマリー（単位：百万円。スライドの表記に準拠）

• 主要指標（2024年度第1四半期 → 2025年度第1四半期／増減）
  • 売上高：26,404 → 26,727（+323）
  • 営業利益：446 → ▲53（▲499）
  • 経常利益：882 → 50（▲832）
  • 親会社株主に帰属する四半期純利益：515 → ▲60（▲575）
  • 自己資本利益率（ROE）：0.9% → ▲0.1%（▲1.0pt）
  • 減価償却費：1,514 → 1,536（+22）
  • 為替（円/US$）：152.27 → 146.74（5.53円の円高）
  • ドバイ原油（US$/bbl）：86 → 73（13安）
• 進捗状況（中期計画や年度目標に対する達成率）
  • 資料上は「第1四半期は計画通り長めの定期点検を実施したため営業損益は赤字だが、公表ベースの第1四半期計画値は達成している」との記載あり。具体的な年度計画に対する数値的達成率は資料上に明示なし。
• セグメント別状況（単位：百万円）
  • 紙・パルプ製造事業
  • 売上高：24,226 → 24,482（+256）
  • セグメント損益：269 → ▲172（▲441）
  • 発電事業
  • 売上高：1,287 → 1,259（▲28）
  • セグメント損益：90 → 27（▲63）
  • その他
  • 売上高：4,014 → 4,278（+264）
  • セグメント損益：76 → 74（▲2）
  • 調整額（連結調整）
  • 売上高：▲3,123 → ▲3,292（▲169）
  • セグメント損益：11 → 18（+7）
  • 合計（連結）
  • 売上高：26,404 → 26,727（+323）
  • セグメント損益（営業利益相当）：446 → ▲53（▲499）

業績の背景分析

• 業績概要・ハイライト
  • 売上高は前期比でわずかに増加した一方、営業利益は大幅な減益（黒字→赤字）となった。
  • 主因として工場の定期点検による長期停止（前年より長期）やコスト構造の変化、為替影響、市場需給の変化が挙げられている。
• 増減要因（資料の記載を要約）
  • プラス要因
  • 国内向けでの生産・販売数量の増加（紙およびパルプの販売・生産トン数が増加）
  • 一部で国内価格改定（値上げ）実施
  • マイナス要因
  • 長期の定期点検による生産停止（計画通り実施）による営業費用負担・生産影響
  • 為替（円高）により輸出採算や売上金額にマイナス影響
  • 市況悪化（アジア・中東向け需要減）による販売金額低下
  • 原燃料価格・物流費の高止まり、修繕費などの固定費増
• 競争環境
  • 資料上に市場シェアの定量的記載や競合比較はなし。競争優位性に関する直接の記述はないが、国内価格改定や生産効率改善策を進めている旨の記載あり。
• リスク要因（資料で示唆されている外部要因）
  • 為替変動（円高が売上・利益に影響）
  • 原燃料価格・物流コストの変動
  • 海外需要（アジア・中東）の減少
  • 工場の稼働停止・点検による生産影響
  • その他一般的なサプライチェーンリスクや市況変動

戦略と施策

• 現在の戦略（資料に基づく要点）
  • 国内販売価格の改定（値上げ）を実施
  • 生産性向上・効率改善の取り組み
  • 計画的な設備点検・修繕を実施し、安定稼働を図る
  • （M&A、新規事業、海外展開等の記載は資料に明示なし）
• 進行中の施策・進捗
  • 工場の定期点検（前年より長期）を計画通り実施中（第1四半期）
  • 価格改定や数量増・効率改善による収益改善を進めている旨の記載
• セグメント別施策
  • 紙・パルプ：国内価格改定、効率改善、数量確保（国内販売の増加）
  • 発電：特段の施策記載なし（売電等の収益に一部言及）
  • その他：具体施策の明示なし

将来予測と見通し

• 業績予想（次期予想）
  • 資料上に通期や次期の具体的数値予想（売上・営業利益等）は掲載されていないため記載なし（–）。
  • ただし「公表ベースの第1四半期計画値は達成している」との記載あり。
• 中長期計画
  • 中期経営計画の具体的数値や進捗率の提示は資料上に明示なし（–）。
  • 長期的には生産効率化・価格改定等で収益改善を図る方針を示唆。
• マクロ経済の影響
  • 為替（円/US$）、国際原燃料価格、海外需要（特にアジア・中東）等が業績に影響する要因として示されている。

配当と株主還元

• 配当方針：資料上の明記なし（–）
• 配当実績（中間/期末/年間）：資料上の記載なし（–）
• 特別配当：資料上の記載なし（–）

製品やサービス

• 主要製品
  • 各種紙（グラフィック用紙、クラフト紙、衛生用紙等）、パルプ製品
• サービス
  • 発電（販売電力）、流通関連サービス等（「その他」セグメントに含まれる）
• 提供エリア・顧客層
  • 主に国内販売が中心だが一部を輸出（アジア・中東等）に供給
• 協業・提携
  • 資料上の具体的な業務提携や協業に関する記載はなし（–）

重要な注記

• 会計方針：資料内に会計方針変更の記載は見当たらず（–）
• リスク要因（特記事項）
  • 為替、原燃料・物流費、市場需要の変動および定期点検による影響等が業績に重要な影響を与える旨の言及あり。
• その他（今後のイベント等）
  • 次回の開示予定日や発表イベントの明記は資料上なし（–）。

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