2025年3月期 決算説明会資料
決算説明 会資料(要約)
対象資料:日本シイエムケイ株式会社(証券コード:6958) 2025年3月期 決算説明会資料(資料日:2025年5月16日)
注意:不明な項目は「–」と記載。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業概要
- 企業名:日本シイエムケイ株式会社(CMK)
- 主要事業分野:プリント配線板(ビルドアップ基板、多層プリント基板、両面等)の開発・製造(主に車載向け、非車載向けも拡大)
- 説明会情報
- 開催日時:2025年05月16日(資料日)
- 説明会形式:–(資料のみ、オンライン/オフラインの明記なし)
- 参加対象:–(投資家向け決算説明資料)
- 説明者
- 発表者(役職):–(資料に具体名・役職記載なし)
- 発言概要:トップメッセージでは「車載事業(CASE領域)を収益源として強化、外資系顧客の受注拡大、非車載分野(FA、通信、半導体、医療、防衛・航空等)拡大、技術力強化(高多層、ファイン、厚銅、放熱、特殊加工、シミュレーション等)」を掲げる。
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年3月期(2024/4~2025/3、資料:2025年3月期 実績)
- セグメント(主な事業区分)
- 車載(自動車向け)
- 概要:パワートレイン系、走行安全系(注力)、ボディ・快適系、情報通信系。ビルドアップ基板を中心に高付加価値化を推進。
- 非車載用途(新事業領域)
- 概要:FA・産機、通信・基地局、半導体製造・検査機器、防衛・航空宇宙、鉄道、医療など。高多層・厚銅・放熱等の技術を活用し拡販。
- 地域セグメント(開示)
- 日本、中国、東南アジア、欧米(各地域の売上・営業利益を個別開示)
業績サマリー(2025年3月期 実績→2026年3月期見通し)
- 主要指標(単位:百万円)
- 売上高:95,486(25/3期 実績) ← 前期 90,568(+4,917、+5%)
- 営業利益:3,807(25/3期 実績) ← 前期 3,529(+277、+8%)
- 経常利益:5,533(25/3期 実績) ← 前期 4,795(+738、+15%)
- 当期純利益(親会社株主に帰属):3,789(25/3期 実績) ← 前期 3,855(-65、-2%)
- 平均為替(USD/JPY):152.27(25/3期) ← 前期 141.20
- 1株当たり利益(EPS):–(資料に明示なし)
- 進捗状況(中期計画等に対する到達状況)
- 車載向け高付加価値比率(ビルドアップ比率)が上昇:25/3期の車載ビルドアップ構成比 34%(23/3期 26%→24/3期 31%→25/3期 34%)
- 新事業領域での試作点数は前年比約2倍に増加(拡販・検証段階で進捗)
- 統合ECU関連を成長ドライバーとして掲げ、統合ECU売上「200億円規模」を将来目標として示す(中長期目標)
- セグメント別状況(主要数値:25/3期 実績)
- 用途別売上(単位:億円)
- 車載合計:821億円(+46億、+6%)
- パワートレイン系:308億円(-1億、-1%)
- 走行安全系:248億円(+28億、+13%) ← 増収の主要因
- ボディ・快適系:238億円(+29億、+14%)
- 情報通信系:26億円(-9億、-27%)
- 通信(非車載):11億円(+3億、+39%)
- その他(AV・家電等含む):121億円(ほぼ横ばい)
- 合計(連結売上):954億円(=95,486百万円)
- 基板種類別(単位:億円)
- ビルドアップ配線板:298億円(+37億、+15%)
- 多層プリント配線板:510億円(+11億、+2%)
- 両面配線等:100億円(横ばい)
- 地域別(単位:億円、営業利益)
- 日本:売上 582億、営業利益 22.1億(増益)
- 中国:売上 344億、営業利益 15.7億(営業減)
- 東南アジア:売上 347億、営業利益 8.6億(増益)
- 欧米:売上 43億、営業利益 2.3億(減益)
- FY2026(26/3期)見通し(25/3期実績→26/3期見通し)
- 売上高:96,000百万円(+513、+1%)
- 営業利益:4,000百万円(+192、+5%)
- 経常利益:3,400百万円(-2,133、-39%)
- 当期純利益:2,000百万円(-1,789、-47%)
- 前提為替(USD/JPY):145.00(-7.27円)
業績の背景分析
- 業績ハイライト(25/3期)
- 増収要因:注力分野である走行安全系の販売が好調(+13%)、為替の期中影響(為替差益19億円計上)等
- 増益要因:生産性向上施策、為替影響、歩留まり改善等による営業増益
- 課題:生産工場の稼働率は一部低調、売価・材料価格等による負の影響もあり
- 増減要因(営業利益の内訳)
- 25/3期は24/3期比で「売上による利益増(+109億円相当)」「歩留り・生産性向上(+20億程度)」「為替変動影響(+27億程度)」等が寄与。一方で「売価・材料価格・その他」で▲128億程度の影響(図示の増減分析)。
- 競争環境
- 自動車市場全体の伸びは限定的(特に中国市場の弱含み、EV需要の一時的低迷等)が続く一方で、ECU統合化やADAS進化により1台当たりの基板量・ビルドアップニーズは拡大(ビルドアップ多段化の需要増)。
- 外資系メガTier1顧客向けの構成はビルドアップ比率が上昇(外資主要顧客におけるビルドアップ構成:25/3期 65%)で付加価値シフトを推進。
- リスク要因(開示・想定)
- 自動車需要の地域差(中国低迷など)、世界的なEV販売の鈍化
- 外資顧客の需要減少、価格競争の激化
- 為替変動(円高/円安の影響)
- 関税政策等の不確実性(資料では通期予想に織り込まず)
- サプライチェーンや材料価格の変動、工場稼働見込みの遅れ(タイ新工場等)
戦略と施策
- 全社戦略(概要)
- 車載を収益の柱としつつ、CASE領域のターゲット受注促進。外資系新規顧客の積極受注。非車載用途拡大によりポートフォリオ多角化。技術力強化(高多層、ファインライン、厚銅、特殊加工、放熱、シミュレーション等)。
- 進行中の主要施策
- 営業・拡販体制強化:日本での拡販強化、海外はREP(代理店)活用、海外展示会出展等。試作点数は前年比約2倍に増加。
- 技術開発:高多層(68層)、バックドリル等の特殊加工、厚銅(銅厚500µ)、ファインライン(L/S 20/20µm)など複合技術の開発。
- 放熱基板(DPGA)の通常実施権取得(2025年4月25日、株式会社ダイワ工業の特許に関する許諾契約)→ビルドアップ化して放熱技術を商品化。
- 高速伝送シミュレーション:3D大規模シミュレーション、インピーダンスマッチング・コントロールで設計品質・製造精度向上、試作回数削減を目指す。
- 生産拠点投資:タイ新工場(稼働開始予定:2025年秋)による大判化・自動化で生産性向上、能力を13万㎡→16万㎡へ。中国無錫工場の大判化投資・マネジメント統一による効率化。
- セグメント別施策(代表例)
- 車載:ビルドアップ多段品の受注拡大、統合ECU向け大型ビルドアップの提案、外資メガTier1向け付加価値シフト。
- 新事業(非車載):半導体、通信基地局、FA、医療、防衛など用途別に高機能材料・加工技術を組合せた提案を強化。
- 生産:大判化・自動化による歩留まり低減とコスト競争力強化(無錫・タイ等)。
将来予測と見通し
- 次期業績予想(26/3期見通し)
- 売上高:96,000百万円(+1%)
- 営業利益:4,000百万円(+5%)
- 経常利益:3,400百万円(-39%)
- 当期純利益:2,000百万円(-47%)
- 前提為替:USD/JPY=145.00
- 根拠:下期からCASE需要の新規案件受注を見込むものの、自動車需要回復が鈍いことを勘案。関税政策は不透明のため織り込まず。
- 中長期計画
- ビルドアップ配線板の多段化が進む市場トレンドに合わせ、当社でも3段以上の比率拡大を見込む(中長期CAGR:3段以上は高い伸び、例示で42.4%(’26/3期→’30/3期))。統合ECUの売上目標は「200億円規模」を目指す。
- タイ新工場の量産稼働、大判化・自動化による生産性向上で収益基盤を強化。
- マクロ経済の影響
- 為替:為替差益が業績に影響(25/3期は為替差益計上)。26/3期見通しは想定為替145円で試算。
- 自動車需要(地域別の回復速度)、世界的なEV需要動向、原材料価格が業績を左右する要因。
配当と株主還元
- 配当方針
- 連結配当性向30%程度を目安に、業績や財務状況を勘案した上で安定的な配当を継続する方針。
- 配当実績(1株当たり、円)
- 22/3期:14.0円
- 23/3期:8.5円
- 24/3期:19.0円
- 25/3期:20.0円
- 26/3期(見通し):10.0円
- 配当性向(%、連結)
- 22/3期:29.8% → 25/3期:37.6%(25/3期は配当性向高め)
- フリーキャッシュフロー/投資
- 25/3期は積極的設備投資(連結で189億円)により投資CFが大きく、フリーCFはマイナス。今後も成長投資を継続する見込みである点に留意。
製品やサービス
- 製品(主要)
- ビルドアップ配線板(高多層、多段化)、多層プリント配線板、厚銅・ファインライン基板、放熱(DPGA)基板等。
- 放熱プリント配線板(DPGA):株式会社ダイワ工業の特許の通常実施権を取得、当社のビルドアップ技術で放熱基板の提案幅を拡大。
- サービス・提供エリア・顧客層
- 主に車載向け(パワートレイン、走行安全、ボディ・快適、情報通信)と非車載向け(半導体、通信、FA、医療、航空・防衛等)。国内外(日本、中国、東南アジア、北米、欧州)での製造・販売。
- 協業・提携
- DPGA実施権許諾(株式会社ダイワ工業、2025年4月25日)
- 海外拡販では代理店(REP)と連携、展示会出展による販路拡大を推進。
重要な注記
- 会計方針
- 資料内における会計方針の変更や特有の会計処理の明示はなし(該当記載は見当たらず)。
- リスク要因(特記事項)
- 資料内で挙げられている主なリスクは「自動車市場の地域別低迷(特に中国)」「EV需要の不確実性」「外資顧客の需要変動」「為替・関税政策の不透明性」「原材料・価格変動」「工場稼働の遅れ」など。
- その他の重要な告知・イベント
- タイ新工場:稼働開始予定 2025年秋(生産能力:既存含め13万㎡→16万㎡)
- 無錫(中国)工場の大判化投資(2024年度設備入替、2025年度から大判生産開始)/マネジメント統一による合理化
- 新潟工場屋上に太陽光パネル設置(640枚、稼働開始 2026年夏予定、CO2削減見込み約160t)
- 中国工場(無錫・旗利得)にグリーン電力導入(無錫:2025年度に100%化見込み、旗利得:2026年度に100%化見込み)
- CDP(気候変動)2024で「B」スコアを獲得
- 将来見通しは「2025年5月時点での見通し」であり、実現保証はない旨の注記あり。
必要であれば、以下の詳細を追加で抽出します(ご指定ください):
– セグメント別のより細かい金額(地域×製品別の表)
– 25/3期→26/3期の営業利益増減要因の数値内訳(スライドの図解ベース)
– タイ新工場・中国工場の生産量推移グラフの数値化
– 配当・CF・設備投資の年度推移表
以上。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 6958 |
企業名 | 日本シイエムケイ |
URL | http://www.cmk-corp.com/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 電機・精密 – 電気機器 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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