2025年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)

決算短信(要約) — 住友ファーマ株式会社(証券コード:4506) 2025年3月期(IFRS・連結)

※本まとめは提供資料(決算短信および添付資料)に基づく整理です。投資助言は行いません。不明箇所は「–」としています。

基本情報
  • 企業名:住友ファーマ株式会社(Sumitomo Pharma Co., Ltd.)
  • 上場市場:東(東京)
  • コード:4506
  • URL:https://www.sumitomo-pharma.co.jp
  • 主要事業分野:医療用医薬品の研究開発、製造・販売(精神神経領域、がん領域、再生・細胞医薬等)、地域別事業(日本・北米・アジア)
  • 代表者:代表取締役社長 木村 徹
  • 問合せ先:コーポレートガバナンス部長 木野 孝一(TEL: 06-6203-5321)
  • 提出日(決算短信):2025年5月13日
  • 対象会計期間:2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
  • 決算補足説明資料作成:有
  • 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け、開催済/動画掲載予定)
  • 定時株主総会予定日:2025年6月26日
  • 有価証券報告書提出予定日:2025年6月26日
セグメント
  • 報告セグメント:日本、北米、アジア(各地域の医薬品事業)
    • 日本:国内販売(精神神経、糖尿病等)
    • 北米:基幹製品(オルゴビクス、マイフェンブリー、ジェムテサ等)中心の米国市場
    • アジア:中国を含むアジア市場(抗生物質等)
  • セグメント業績指標:会社独自の「コアセグメント利益」を採用(コア営業利益からグローバル管理の研究開発費等を除外)。
発行済株式
  • 期末発行済株式数(自己株式含む):397,900,154株(2025年3月期)
  • 期末自己株式数:610,242株
  • 期中平均株式数:397,290,259株
  • 時価総額:–(資料に明示なし)
  • その他:希薄化後EPS該当なし(潜在株式なし)
今後の予定 / IR
  • 次回決算発表:2026年3月期見通し(通期予想)公表済み(決算短信内)
  • 株主総会:2025年6月26日(予定)
  • IRイベント:決算説明会(動画掲載予定)、その他個別IRは別途案内
  • 重要な後発事象:アジア事業(住友制葯・SMPAP 等)を新設会社に承継後、丸紅グローバルファーマへ株式譲渡する契約(2025年4月1日取締役会決議)。これにより2026年3月期に関係会社持分譲渡益(概算約450億円)を見込むが確定値ではない。
損益(連結:2025年3月期実績・対前期)
  • 売上収益:398,832 百万円(+26.8%)
  • コア営業利益:43,153 百万円(前期は△132,978 百万円)
  • 営業利益:28,804 百万円(前期は△354,859 百万円)
  • 税引前利益:17,611 百万円(前期は△323,114 百万円)
  • 当期利益(親会社帰属):23,634 百万円(前期は△314,969 百万円)
  • 基本的1株当たり当期利益(EPS):59.49 円(前期 △792.79 円)
  • 参考(持分法損益):△905 百万円(2025年3月期)

(注)「コア営業利益」は減損・事業構造改善費用等を除外した独自業績指標。

貸借対照表(連結:2025/3末)
  • 総資産:742,604 百万円(前期 907,506 百万円)
  • 親会社所有者帰属持分(資本):169,479 百万円(前期 156,063 百万円)
  • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率に相当):22.8%(前期 17.2%)
  • 1株当たり親会社所有者帰属持分:426.59 円
キャッシュ・フロー(連結:2025年3月期)
  • 営業活動CF:+16,500 百万円(前期 △241,893 百万円)
  • 投資活動CF:+99,754 百万円(主に投資有価証券売却等)
  • 財務活動CF:△108,836 百万円(借入金返済等)
  • 現金及び現金同等物(期末):23,116 百万円
収益性・効率性・安全性(要旨)
  • 売上は北米製品伸長や一時金計上、為替(期中の円安)等で増収。
  • コア営業利益は事業構造改善(北米グループ再編等)、販管費・研究開発費の削減、RACTHERA等株式譲渡益計上により黒字化。
  • 営業利益・当期利益も減損・構造改革費用の減少等で大幅改善。
  • 財務面では有利子負債残高は約3,054 億円(社債・借入金合計)、リファイナンスでシンジケートローン条項問題は解消したが、依然として財務負担は残る旨表明。
  • 流動性は投資有価証券売却で一時的なキャッシュが確保されているが、現金残高は約231 億円(注:資料文中表記百万→百万円換算確認。決算短信の表記では23,116百万円=231.16億円)。

(注)主要比率(流動比率、負債比率、総資産回転率、売上高営業利益率等)は決算短信上で一部のみ提示のため、詳細数値は「–」とします。

セグメント別情報(2025年3月期 実績)
  • 日本
    • 売上収益:99,838 百万円(前期比 -12.9%)
    • コアセグメント利益:11,416 百万円(前期比 -14.6%)
    • コメント:主力品目の一部(エクア等)の独占販売期間終了や薬価改定で減収。コスト削減で利益は維持だが減益。
  • 北米
    • 売上収益:251,814 百万円(前期比 +58.3%)
    • コアセグメント利益:42,595 百万円(前期は△802 億の損失)
    • コメント:基幹3製品や抗てんかん剤等の伸長、マイフェンブリー事業の移行に伴う繰延収益一括計上、再編効果による販管費削減で大幅改善。
  • アジア
    • 売上収益:47,180 百万円(前期比 +15.5%)
    • コアセグメント利益:23,921 百万円(前期比 +30.0%)
    • コメント:中国での「メロペン」等が貢献。なお、アジア事業は譲渡予定のため売却目的資産に区分。
  • セグメント合計(報告値)
    • 外部売上合計:398,832 百万円
    • 報告セグメント計の合計コア利益:77,932 百万円
    • 連結調整(主にグローバル管理のR&D等):研究開発費等の調整で最終的にコア営業利益は43,153 百万円
研究開発
  • 研究開発費(連結損益計算書):49,865 百万円(前期比 -55.7%、資料では499億円と表記)
    • うち事業構造改善費用14億円を含むため、コアベースのR&Dは約48,500 百万円(資料記載)
  • 研究開発の重点領域:パーキンソン病(iPS細胞由来ドパミン前駆細胞)、網膜再生、がん領域(enzomenib, nuvisertib)、再生・細胞医薬、ユニバーサルインフルエンザワクチン 等
  • 主な進捗:CT1-DAP001/DSP-1083(パーキンソン)で日本の承認申請準備、米国でのフェーズ1/2試験推進等。がん領域はenzomenib・nuvisertibに資源集中。
  • 組織:R&D本部を新設し研究部門統合。
配当
  • 2024年3月期:無配(0.00 円)
  • 2025年3月期(実績):無配(0.00 円)
  • 2026年3月期(予想):無配(0.00 円) — 財務体質改善を優先する方針(会社表明)
  • 特別配当:無し(資料上特別配当の表記なし)
中長期計画との整合性
  • 中期計画(Reboot 2027等):がん領域での承認・上市、再生・細胞医薬の育成を掲げる。主要製品と再編・選択と集中によるR&D効率化を進めている点は決算上の構造改革やR&D重点化と整合。
  • 進捗:2025年3月期は構造改革と製品売上伸長、投資有価証券売却等で赤字脱却。今後もアジア事業譲渡等で資本効率化を図る計画。
競合状況・市場動向(資料に基づく整理)
  • 医薬品業界全体:薬価制度改革や医療費抑制圧力、研究開発費高騰、デジタル化等が背景。企業は選択と集中を加速。
  • 市場要因:製品の独占販売期間終了(特許切れ)や為替変動が業績に影響する旨が明記されている(例:米ドル・人民元の前提レート)。
今後の見通し(2026年3月期 会社予想・前提)
  • 連結業績予想(2025/4/1~2026/3/31)
    • 売上収益:355,000 百万円(前年比 △11.0%)
    • コア営業利益:56,000 百万円(+29.8%)
    • 営業利益:54,000 百万円(+87.5%)
    • 親会社所有者帰属当期利益:40,000 百万円(+69.2%)
    • 基本EPS予想:100.68 円
  • 前提為替レート:1 USD = 145.00 円、1 CNY = 20.00 円(当期実績 1USD=152.62、1CNY=21.11)
  • 見通しの要点:北米は現地通貨ベースで増収見込みも円高前提で減収、国内は独占期間終了製品の影響で減収、アジア事業は譲渡のため減収見込み。利益は構造改革効果・費用削減・アジア事業譲渡益等で増加見込み。
主なリスク要因(資料に記載の観点を整理)
  • 為替変動(USD/CNY)による業績影響
  • 主要製品の独占販売期間終了(特許切れ等)による売上減少
  • 研究開発の不確実性(臨床試験の結果、承認取得の遅延・不成功)
  • 規制環境・薬価制度の変更
  • 財務面(有利子負債水準)に関する制約・流動性リスク(会社はリファイナンス等で対応済と記載)
  • その他:市場環境・地政学リスク等
重要な注記・会計方針
  • 会計基準:IFRS任意適用(2018年3月期から)
  • 会計方針の変更:IFRS要求による変更は無し。会計上の見積りの変更は有(特許権等の耐用年数を実態に即したものへ変更)→ 当期利益等に対して影響(営業利益および税引前当期利益で当期1,494 百万円の増加)。
  • 連結範囲の重要な変更:無
  • 売却目的で保有する資産:アジア事業譲渡に伴い関連資産・負債を売却目的で保有に区分(期末で売却目的資産合計 30,362 百万円、関連負債 3,464 百万円)。
  • 減損:前期は大幅な減損(180,857 百万円)計上。今期は減損5,463 百万円計上。主に製品特許や仕掛研究開発の収益性見直しに起因。

必要な追加情報・未記載項目(資料に明示なし)
参考(主要数値一覧:百万円)
– 売上収益:398,832
– コア営業利益:43,153
– 営業利益:28,804
– 親会社帰属当期利益:23,634
– 総資産:742,604
– 親会社帰属持分:169,479
– 有利子負債(社債+借入金):約305,422(百万円)
– 現金同等物(期末):23,116
– 発行済株式数:397,900,154株
– 株主総会:2025/06/26

出典:住友ファーマ株式会社「2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」および添付資料(2025年5月13日発表)
(以上)


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 4506
企業名 住友ファーマ
URL https://www.sumitomo-pharma.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 医薬品 – 医薬品

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

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By シャーロット

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