概要
シンポ株式会社は、1971年に設立され、無煙ロースターの製造・販売を主要事業とする日本の企業です。同社は、電気式、ホットプレート式、ダクト式、炭火式の無煙ロースター、ガスコンロ、調理車両、除煙・除臭システム、エネルギー効率の高い空調システムなどを提供しています。また、関連製品やアフターサービスも提供しています。本社は名古屋市にあり、業界内でのシェアは約8割と首位を占めています。
事業内容
- 製品製造・販売
- 据付工事
- 内装工事
- 商品販売
- アミ洗浄サービス
経営陣
- 代表者名: 安藤 紀彦
従業員数
- 135人
業界内での競争優位性
- 無煙ロースターのシェア約8割で首位
- 総合サービスの提供（店舗開発・設備・保守・マーケティング）
課題
- 焼肉業界の厳しい環境（円安・物価高・人手不足）
- 海外市場の中国での低迷
経営陣のビジョン
- 海外市場の強化と売上比率の拡大（第59期までに20%以上）
中期経営計画
- 海外売上比率の拡大
- 名古屋アミ洗浄工場の稼働によるアミレンタル事業の拡大
- 海外（台湾・香港・北米・東南アジア等）での営業展開強化
収益モデル
- 主要収益源は無煙ロースターの販売とアフターサービス
市場ニーズへの適応力
- 焼肉店以外の飲食店向けサービスの拡大
技術開発の動向
- 名古屋アミ洗浄工場の建設による技術革新
収益を牽引する製品
- 無煙ロースター
現在の株価
- 1,235円
EPSとBPS
- EPS（予想）: 120.35円
- BPS（実績）: 1,258.32円
PERとPBR
- PER（予想）: 10.26倍
- PBR（実績）: 0.98倍
株価推移
- 直近10日間の株価は横ばい（1,235円）
- 50日移動平均線: 1,199.76円
- 200日移動平均線: 1,221.62円
高値圏か安値圏か
- 現在の株価は50日MAと200日MAの間で推移しており、中値圏に位置している。
売上、利益、キャッシュフロー
- 売上高（2024年6月期）: 7,211百万円
- 営業利益（2024年6月期）: 976百万円
- 営業キャッシュフロー（2024年6月期）: 672百万円
過去数年分の傾向
- 売上高は増加傾向（2022年: 5,498百万円、2023年: 6,390百万円、2024年: 7,211百万円）
- 営業利益は減少傾向（2022年: 669百万円、2023年: 886百万円、2024年: 976百万円）
ROE、ROA
- ROE（実績）: 8.55%
- ROA（実績）: 7.18%
配当利回り
- 配当利回り（会社予想）: 3.40%
配当性向
- 配当性向（連結）: 39.8%
自社株買い
- 自己株式取得あり（自己株式取得による支出 約223百万円）
株価の変動傾向
- 直近10日間の株価は横ばい
影響要因
- 業界環境の厳しさ（円安・物価高・人手不足）
- 海外市場の中国での低迷
各分析結果のまとめ
- 業界首位の無煙ロースターメーカーであり、総合サービスの提供により安定した収益を生み出している。
- 海外市場の拡大が中期経営計画の重点課題であり、名古屋アミ洗浄工場の稼働によるアフターサービスの拡大が進められている。
- 株価は中値圏に位置し、テクニカル分析では横ばい傾向が続いている。
- 財務面ではROEが8.55%と健全であり、配当性向も適切な水準にある。
全体的な見解
シンポ株式会社は、業界内での競争優位性を活かし、中期経営計画に基づく海外市場の拡大に注力している。財務面でも健全な状態を維持しており、株価も中値圏に位置している。ただし、業界環境の厳しさや海外市場の中国での低迷が懸念材料である。
企業情報
| 銘柄コード | 5903 |
| 企業名 | シンポ |
| URL | http://www.shinpo.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 建設・資材 – 金属製品 |
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