1. 企業情報
- 企業名: 大黒屋ホールディングス株式会社
- 概要: 特殊照明器具および投資事業を主要事業とする企業。中古ブランド品の買い取り・質屋事業が大黒屋の主力。
- 事業内容:
- 連結事業: 電機3(34)、質屋・古物売買97(-5)
- 設立年月日: 1935年12月17日
- 住所: 〒108-0075 東京都港区港南4-1-8 リバージュ品川
- 代表者名: 小川 浩平
- 従業員数: 187人
- 平均年齢: 58.8歳
- 平均年収: 4,180千円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内での競争優位性: 中古ブランド品の買い取りと質屋事業において、大黒屋は長年の信頼とネットワークを活かした独自の市場ポジションを有している。
- 課題: 業界全体の不況や消費者の購買力低下による売上の減少、在庫管理の難しさなどが課題として挙げられる。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣が掲げるビジョン: 「リユース×AIテクノロジーによる産業構造の革新」
- 中期経営計画: 2025年～2029年の計画で、AIオートビット自動買取の導入やグローバル決済プラットフォームの導入を推進。
- 具体的な施策:
- AIオートビット自動買取機能の導入
- Stripeによるグローバル決済プラットフォームの導入
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 中古ブランド品の買い取りと質屋事業による収益モデル。
- 市場ニーズへの適応力: AI技術の導入による効率化とスケールアップを目指す。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: AIオートビット自動買取機能の導入とグローバル決済プラットフォームの導入。
- 独自性: AIによる自動オファー機能とグローバル決済プラットフォームの導入。
- 収益を牽引する製品/サービス: 中古ブランド品の買い取りと質屋事業。
6. 株価の評価
- 株価: 47.0円
- EPS（会社予想）: 0.86
- BPS（実績）: 2.18
- PER（会社予想）: 54.65倍
- PBR（実績）: 21.56倍
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は、47～52円の範囲で変動しており、上昇傾向にある。
- 高値圏か安値圏か: 52週高値は92円、52週安値は18円。現在の株価は高値圏に近い。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で10.04B円（前年比-7.3%）
- 利益率: 営業損失率 -11.51%
- ROE（実績）: -166.98%
- ROA（実績）: -10.48%
- 自己資本比率（実績）: 6.3%
- 負債/資産比率: 431.05%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 0.00%
- 配当性向: 0.00%
- 自社株買い: なし
- 主要株主: 小川浩平（10.98%）、BNYメロン（2.24%）、野村證券（1.12%）など
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近変動傾向: 上昇傾向
- 影響要因: 業績予想の据え置き、新株予約権の行使による資金調達
11. 総評
大黒屋ホールディングスは、中古ブランド品の買い取りと質屋事業を主力とする企業です。業界内での競争優位性は高いですが、市場環境の変化による売上の減少や在庫管理の課題があります。経営陣はAI技術の導入による効率化とグローバル決済プラットフォームの導入により、事業の持続可能性と成長性を高める方針を掲げています。現在の株価は高値圏に近く、テクニカル分析では上昇傾向が続いています。財務面では負債比率が高く、自己資本比率は低めです。株主還元は行われていません。
企業情報
| 銘柄コード | 6993 |
| 企業名 | 大黒屋ホールディングス |
| URL | http://www.daikokuyajp.com/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 小売 – 小売業 |
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