2025年度 第1四半期決算説明会
2025年度 第1四半期 決算説明(要約)
提供資料:塩野義製薬株式会社(2025年7月28日説明資料)をもとに整理
(不明な項目は「–」で示しています。投資助言は行いません)
基本情報
- 企業概要
- 企業名:塩野義製薬株式会社(SHIONOGI)
- 主要事業分野:研究開発型医薬品の創製・製造・販売(感染症、COVID-19、HIV、AMR、QOL疾患等)、ワクチン、ロイヤリティー事業、受託製造等
- 説明会情報
- 開催日時:2025年7月28日
- 説明会形式:説明資料に基づく決算説明(形式:–(オンライン/オフラインの明記なし))
- 参加対象:投資家、アナリスト等(想定)
- 説明者
- 発表者(役職):資料中に特定の発表者名は記載なし(–)
- 発言概要:第1四半期の業績ハイライト、HIV事業と開発パイプラインの進捗、JTグループ医薬事業(鳥居薬品を含む)M&Aの意義と今後のスケジュール、主要R&Dマイルストンの共有
- 報告期間
- 対象会計期間:2025年度 第1四半期(2025年4-6月)
- セグメント(主要事業セグメントの名称と概要)
- 国内医療用医薬品:自社ブランドの国内処方薬(感染症領域など)
- 海外子会社/輸出:米国(Shionogi Inc.)・欧州(Shionogi B.V.)・中国などの子会社売上、輸出
- 製造受託:原薬・製剤の受託製造(ViiV、Roche等向け供給含む)
- 一般用医薬品(OTC)
- ロイヤリティー収入:主にViiV社によるHIVフランチャイズからのロイヤリティー・配当
- その他:ライセンス・その他収入
業績サマリー(連結)※単位は資料の記載に従い「億円」
- 主要指標(4-6月実績 vs 2024年度同四半期)
- 売上収益:998(億円) (前年同期 976 → +2.2%、増減額 +22)
- 営業利益:351(億円) (前年同期 281 → +24.9%、増減額 +70)
- 税引前四半期利益:463(億円) (前年同期 365 → +26.8%、増減額 +98)
- 親会社株主に帰属する四半期利益:394(億円) (前年同期 306 → +28.5%、増減額 +87)
- EBITDA:406(億円) (前年同期 331 → +22.8%、増減額 +75)
- 1株当たり利益:–(資料記載なし)
- 進捗状況(中期/年度目標に対する達成率)
- 2025年度通期予想に対する上期(通期→上期)上期予想:上期予想 2,330(億円)
- 4-6月実績の「対上期進捗率」:売上収益 42.8%、営業利益 42.8%(資料の「上期予想に対する達成率」)
- 会社見通し:トップライン成長とコスト管理により上期予想は達成見込み、と明記
- セグメント別状況(4-6月実績:単位 億円、対前年増減率/要因)
- 国内医療用医薬品:141(▲8.5%、減少額 ▲13) — 減少要因:急性呼吸器感染症薬の売上低下(例:季節変動等)
- 海外子会社/輸出 合計:142(▲4.9%、▲7)
- Shionogi Inc.(米国):62(+3.7%)
- Fetroja(米国向けブランド等):59(+23.2%)
- Shionogi B.V.(欧州):47(+17.4%)
- 中国法人:15(▲34.7%)
- その他地域:18(▲31.6%)
- 製造受託:45(+24.1%) — 増加要因:ViiV社・Roche社への原薬提供増
- 一般用医薬品(OTC):24(ほぼ横ばい)
- ロイヤリティー収入:639(+4.7%) — 内、HIVフランチャイズ:612(+2.3%)が主力
- その他(合計):6(+282.1%)
- 合計:998(+2.2%)
業績の背景分析
- 業績概要・ハイライト
- 売上および全ての利益項目で増収増益を達成。
- 増収の主因はHIVフランチャイズ(ViiV社による売上増に伴うロイヤリティーおよび配当)、および欧米でのセフィデロコル等の拡大、製造受託の増加。
- 鳥居薬品の株式公開買付(TOB)成立により、JTグループ医薬事業の吸収合併に向けた前進(今後のM&Aスケジュール記載)。
- 開発パイプラインの進展(例:エンシトレルビルの欧米申請、S-337395の臨床進展、S-268024 Phase3成功など)。
- 増減要因(対前年同期の主な寄与)
- 増加要因
- HIVフランチャイズによるロイヤリティー収入およびViiVからの配当(金融収益増)。
- 欧米での抗菌薬(セフィデロコル)・Fetrojaの売上拡大。
- 製造受託(原薬供給)の増加。
- 販売関連費の増(米国事業での販売投資)。
- 減少要因
- 国内の急性呼吸器感染症薬売上の減(季節的影響/COVID等の波動)。
- 中国事業の売上減。
- 研究開発費は前年(2024年度)に比べて複数の大規模臨床試験が既に実施されていたため減少(ただし今後投資を再加速の方針)。
- 競争環境
- HIV領域はLAI(長時間作用)製剤や経口の2剤レジメンが市場拡大を牽引。ViiV製品群(Cabenuva、Apretude、Dovato等)の成長が顕著。
- 抗菌・AMR領域、COVID-19領域、RSV等は競合の存在や規制・承認競争があるが、塩野義は自社創薬とロイヤリティ戦略、M&Aによるパイプライン強化を推進。
- リスク要因(外部要因)
- 為替変動(資料前提:USD 147円、GBP 187円、EUR 153円。Q1実績はUSD144.60、GBP193.03、EUR163.83)等の影響。
- 規制審査・承認の不確実性、臨床試験の結果次第のR&Dリスク。
- サプライチェーン(原材料供給)、製造能力、世界的な感染症の流行動向。
- M&Aの統合リスク(人的資源・業務統合・規制対応等)。
- 資料末尾の「将来の見通しに関する注意事項」にある一般リスク群。
戦略と施策
- 現在の戦略(中期経営計画/2030年Visionとの関連)
- 自社創薬力の強化(グローバルでの低分子創薬基盤の構築)と国内販売力の強化を両輪に成長を実現。
- JTグループ医薬事業(および鳥居薬品関連)のM&Aにより自社創薬比率や販売力の拡大を図る。
- ロイヤリティービジネスと自社による販売の組合せによる収益基盤の多様化。
- 進行中の施策(具体的プロジェクト・進捗)
- M&A関連:鳥居薬品のTOB成立(2025年6月)。鳥居薬品の完全子会社化(予定:2025年9月に株式併合・自己株式取得効力発生)、会社分割(JT医薬事業の吸収等)を経て2025年12月に効力発生予定。
- HIV事業:ViiVとの協業・ロイヤリティー収入の拡大、S-365598(ULA候補)で経口Phase2でPoC確認、注射剤の持続性データ取得予定(2025年中)。
- COVID-19関連:エンシトレルビル(経口)を欧州・米国で申請、曝露後予防・小児適応の申請準備/一部承認済み地域あり。S-892216やワクチン(S-268024)はPhase進展。
- 新規領域:RSV(S-337395)でPhase2aヒトチャレンジでウイルス減少と症状改善を確認、年内にハイリスク対象Phase2b開始予定。
- ワクチン:S-268024(JN.1株)Phase3で非劣性・良好な安全性を確認。
- 共同開発・提携:ViiV、Roche、UBE、鳥居薬品、JT、合弁会社(Shionogi-Apnimed Sleep Science)などとの協業や導出・導入。
- セグメント別施策
- 国内販売:鳥居薬品とのコプロモーション(2025年9月開始予定)により、両社製品の販売チャネル・領域拡大を図る(内科・耳鼻科・皮膚科等でのシナジー)。
- 製造受託:ViiV・Roche向け原薬供給拡大を推進。
- ロイヤリティー/HIV:ViiV製品の浸透に合わせたロイヤリティー収益の確保と次世代LA/ULA製剤への期待。
将来予測と見通し
- 業績予想(会社予想:2025年度通期)
- 売上収益(通期予想):5,300(億円)
- 営業利益(通期予想):1,750(億円)
- 税引前利益(通期予想):2,220(億円)
- 親会社株主帰属当期利益(通期予想):1,800(億円)
- 上期予想:2,330(億円)に対し、Q1で998(億円)を計上(上期進捗率:42.8%)
- 根拠・見通し
- HIVフランチャイズ(ViiV関連)、セフィデロコル等の欧米での拡大がトップラインを支える見込み。
- コストマネジメントと成長ドライバーへの投資の両立を継続。上期予想は達成見込みと明記。
- 中長期計画
- 2030年Vision:自社創薬の強化と国内販売力拡充による持続的成長を目指す。JTグループ医薬事業の統合でパイプラインと販売基盤を強化。
- R&Dパイプラインのマイルストン(主要)
- エンシトレルビル:欧州申請(4-6月実績でローリングサブミッション開始、米国・欧州で曝露後予防申請等)
- S-268024:Phase3完了・非劣性確認
- セフィデロコル:Phase3進展、米国・欧州申請予定
- S-337395(RSV):Phase2b年内開始予定
- その他:複数のプログラムでPhase1〜3の進展が予定(資料のR&Dマイルストン参照)
- マクロ経済の影響
- 為替影響(USD/GBP/EURレートの変動)を業績に影響する要因として明示。
- 感染症流行の変動(インフルエンザ・COVID波)による製品需要変化。
- 規制・保険償還動向が新薬の市場浸透に影響。
配当と株主還元
(※資料中はViiVからの配当収入を事業上の収益要因として言及)
製品やサービス(主要)
- 主要製品
- ゾコーバ(COVID-19治療薬、エンシトレルビル)
- ゾフルーザ(インフルエンザ治療薬)
- セフィデロコル(AMR:グラム陰性菌治療薬)
- Fetroja / Fetcroja(欧米での製品名関連売上)
- HIVフランチャイズ(ViiV製品群:Cabenuva、Apretude、Dovato 等はViiV側製品だがロイヤリティー収益源)
- パイプライン例:S-337395(RSV治療)、S-268024(COVIDワクチン)、S-892216(COVID経口)等
- サービス
- 製造受託(原薬・原料供給、ViiVやRoche向け)
- DTx関連の流通プラットフォーム開発に関する合意(2025年5月の進捗)
- 協業・提携
- ViiV Healthcare(HIV関連ロイヤリティー・共同開発)
- Roche(ロイヤリティー収入、製造供給)
- UBE(S-337395共同開発)
- JTグループ、鳥居薬品(M&A・コプロモーション)、Akros(取得予定)
- 合弁:Shionogi-Apnimed Sleep Science(SASS-002導入。睡眠時無呼吸関連)
重要な注記
- リスク要因(資料末尾の注記)
- 将来見通しは不確実性を含む(市場状況、金利・為替、規制、臨床試験結果、原材料調達、承認・保険償還等)。
- 承認済製品も製造・供給・市場受容リスクが存在。
- その他(今後の主要イベント)
- M&Aスケジュール:鳥居薬品の完全子会社化(効力発生予定:2025年9月)、会社分割(JT医薬事業吸収等)効力発生予定:2025年12月。
- R&Dの短期マイルストン:エンシトレルビルの欧米申請、S-268024のPhase3結果、S-337395のPhase2b開始等(資料のR&Dスケジュール参照)。
- 学会発表予定:COVID-19罹患後症状(Long COVID)に関する観察研究(ANCHOR試験)の速報を学会発表予定。
以上。必要であれば、以下の追加整理を行います(元データの数値を含むCSV表作成、特定パイプライン別のタイムライン要約、M&Aスケジュールの詳整理 等)。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算説明 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 4507 |
企業名 | 塩野義製薬 |
URL | http://www.shionogi.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 医薬品 – 医薬品 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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