1. 企業情報
- 事業内容: 東京農工大学発の創薬型バイオベンチャー
- 主な事業: 医薬品開発（急性脳梗塞、腎障害、がん悪液質などの治療薬候補）
- 特徴: 黒カビ由来の独自化合物を用いた創薬研究
2. 業界のポジションと市場シェア
- 創薬ベンチャーとして、独自の化合物（SMTP）を活用した革新的な医薬品開発に注力
- 中国CORXEL社との戦略的提携により、グローバル展開を推進
3. 経営戦略と重点分野
- 重点パイプライン:
- TMS-007（急性期脳梗塞治療薬）
- TMS-008（sEH阻害剤）
- JX09（高血圧治療薬）
- TMS-010（脊髄損傷候補）
- 戦略:
- グローバル臨床試験の推進
- AI・天然物スクリーニングによる新規候補探索
- 外部シーズの導入
4. 事業モデルの持続可能性
- 現時点では製品化された医薬品はなく、マイルストーン収入に依存
- 複数のパイプラインを並行して開発することでリスク分散
5. 技術革新と主力製品
- 技術的特徴:
- SMTP（スタキボトリス由来）化合物の独自開発
- sEH阻害剤技術
- 臨床段階:
- TMS-007: グローバル第II/III相試験（ORION）進行中
- TMS-008: 第I相試験完了
6. 株価の評価
- 現在株価: 161円
- BPS: 68.23円
- PBR: 2.36倍
- ROE: -21.16%
7. テクニカル分析
- 52週高値: 314円
- 52週安値: 120円
- 現在の株価は中間帯で推移
8. 財務諸表分析
- 損益状況:
- 営業損失: △907百万円
- 当期純損失: △660百万円
- 財務健全性:
- 自己資本比率: 92.1%
- 現金及び預金: 3,180百万円
9. 株主還元と配当方針
- 現時点で配当なし
- 成長投資を優先する方針
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 直近10日間の株価: 155円〜165円で推移
- 信用買残: 3,680,000株
- 機関投資家持株比率: 32.24%
11. 総評
ティムスは、独自の創薬技術と複数の有望な治療薬候補を持つバイオベンチャーである。現時点では収益化には至っていないものの、グローバル臨床試験の進展と戦略的提携により、将来の成長可能性を秘めている。
企業情報
| 銘柄コード | 4891 |
| 企業名 | ティムス |
| URL | https://www.tms-japan.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 医薬品 – 医薬品 |
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