1. 企業情報
デジタルプラスは、デジタルマーケティングとフィンテック事業を展開する日本の企業です。主な事業は以下の通りです：
– デジタルギフト事業：キャッシュレスで金券を贈るサービス
– フィンテック事業：デジタルウォレット、メンタルヘルス「マヒナ」、オンライン家庭教師「ピース」など
– デジタルマーケティング事業（縮小中）
2. 業界のポジションと市場シェア
- フィンテック市場において、デジタルギフト・小額支払領域でシェア拡大を目指している
- デジタルマーケティング事業の一部を譲渡し、フィンテック事業に経営資源を集中
3. 経営戦略と重点分野
- 中期目標：2027年9月期に流通総額1,000億円を目指す
- 第二種資金移動業者登録（2025/6/25）により支払機能を強化
- フィンテック事業を中核事業として位置づけ
4. 事業モデルの持続可能性
- デジタル化・キャッシュレス化の進展を追い風に事業展開
- 流通総額は第3四半期累計で約34億円に到達
- 事業譲渡による選択と集中を実施
5. 技術革新と主力製品
- デジタルギフト®：contactless マーケティングツール
- マヒナ：メンタルヘルスサービス
- ピース：オンライン家庭教師サービス
- ブロックチェーン技術の応用を検討
6. 株価の評価
- 現在株価：1,372円
- PBR（実績）：7.39倍
- BPS：185.66円
- 業界平均PBR（3.5倍）と比較して高評価
7. テクニカル分析
- 52週高値：1,972円
- 52週安値：542円
- 現在の株価は中間帯に位置
- 直近10日間の株価は下降トレンド
主要財務指標（第3四半期累計）
- 売上収益：653,557千円（前年同期比+5.6%）
- 営業損失：△42,255千円
- 四半期損失：△100,722千円
- 自己資本比率：27.5%
セグメント別売上
- フィンテック事業：573,987千円（売上構成比87.8%）
- デジタルマーケティング事業：79,570千円（売上構成比12.2%）
9. 株主還元と配当方針
- 現在の配当：0.00円
- 配当利回り：0.00%
- 株主構成：代表取締役 菊池誠晃が24.01%を保有
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 52週変化率：+140.70%
- 平均出来高（3ヶ月）：108,680株
- 信用買残：643,300株
11. 総評
デジタルプラスは、フィンテック事業への経営資源集中と第二種資金移動業者登録により、事業基盤の強化を進めています。現状は営業損失を計上しているものの、デジタル化の追い風と中期目標達成に向けた戦略的な取り組みが注目されます。
企業情報
| 銘柄コード | 3691 |
| 企業名 | デジタルプラス |
| URL | https://digital-plus.co.jp/ |
| 市場区分 | グロース市場 |
| 業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
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