1. 企業情報
- 企業名: 小田原エンジニアリング株式会社
- 概要: 小田原エンジニアリングは、主にモーターおよびコイル巻線機器の設計、開発、製造、販売を行っている企業です。自動車や家電製品向けの製品を提供しており、モーター用自動巻線機で国内首位、世界2位の企業です。1979年に設立され、本社は神奈川県足柄上郡松田町にあります。
- 事業内容: 主に巻線機事業と送風機・住設関連事業を行っています。巻線機事業では自動車向けxEV用モーター巻線システムを提供し、送風機・住設関連事業では工作機械や産業用ロボット向けの製品を扱っています。
- 設立年月日: 1979年10月15日
- 従業員数: 416人
- 平均年齢: 39.3歳
- 平均年収: 6,650万円
2. 業界のポジションと市場シェア
- 業界内でのポジション: モーター用自動巻線機で国内首位、世界2位。自動車および家電製品向けの製品を提供しています。
- 競争優位性: 高い技術力と豊富な経験を持つことで、競合他社との差別化を図っています。
- 課題: 受注の変動が大きく、特に巻線機事業は受注のタイミングや内容により四半期・通期で業績が大きく変動します。
3. 経営戦略と重点分野
- 経営陣のビジョン: 中期経営計画（FY2024〜FY2026）で巻線機事業と送風機・住設関連事業の重点施策を推進しています。
- 中期経営計画の具体的な施策: 巻線機事業と送風機・住設関連事業の売上増加を目指すとともに、受注の安定化を図っています。
4. 事業モデルの持続可能性
- 収益モデル: 主に受注生産型で、自動車および家電製品向けのモーターおよびコイル巻線機器の製造販売を行っています。
- 市場ニーズへの適応力: 市場ニーズの変化に対応するため、新技術の開発や既存製品の改良に注力しています。
5. 技術革新と主力製品
- 技術開発の動向: 技術革新により、新製品の開発や既存製品の改良に取り組んでいます。
- 主力製品: モーター用自動巻線機、xEV用モーター巻線システム、工作機械向け軸流ファンなど。
6. 株価の評価
- EPS（会社予想）: 297.68円
- BPS（実績）: 3,063.64円
- PER（会社予想）: 8.80倍
- 現在の株価との比較: 現在の株価は2,620円で、BPS（3,063.64円）を下回っており、割安な水準にあると評価できます。
7. テクニカル分析
- 株価推移: 直近10日間の株価は、2,338円から2,646円の間で変動しています。
- 高値圏か安値圏か: 52週高値は2,646円、52週安値は1,450円。現在の株価は高値圏に近い。
8. 財務諸表分析
- 売上高: 過去12か月で18.9B円（前年比+286.80%）
- 利益: 営業利益2,044,350千円（前年同期比+337.7%）、経常利益2,044,602千円（前年同期比+264.9%）
- キャッシュフロー: 営業CF +40,077千円、投資CF -3,493,543千円、財務CF -285,412千円
- ROE（実績）: 11.33%
- ROA（実績）: 6.41%
9. 株主還元と配当方針
- 配当利回り（会社予想）: 2.67%
- 1株配当（会社予想）: 70.00円
- 配当性向: 15.03%
- 自社株買い: 自己株式保有数671,116株（2025年6月30日）
10. 株価モメンタムと投資家関心
- 株価の直近の変動傾向: 直近10日間で株価は上昇傾向にあり、2,338円から2,646円まで上昇しています。
- 株価への影響を与える要因: 主に業績の好調さと市場環境の変化が影響を与えています。
11. 総評
小田原エンジニアリングは、モーター用自動巻線機の製造において高い競争力を持ち、特に巻線機事業で大きな成果を上げています。中期経営計画に基づき、事業の安定化と売上増加を目指しています。技術革新により市場ニーズに適応し、持続可能な成長が見込まれます。現在の株価はBPSを下回っており、割安な水準にあると評価できます。財務面でも健全な状態を維持しており、株主還元も積極的に行っています。直近の株価は上昇傾向にあり、投資家関心も高まっています。
企業情報
| 銘柄コード | 6149 |
| 企業名 | 小田原エンジニアリング |
| URL | http://www.odawara-eng.co.jp/ |
| 市場区分 | スタンダード市場 |
| 業種 | 機械 – 機械 |
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