2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
稲畑産業株式会社(8098) — 2025年3月期 決算短信(連結)要約
以下は、提供された決算短信(発行日:2025年5月9日)に基づき、個人投資家向けに整理した要点です。記載のない項目は「–」としています。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業名:稲畑産業株式会社(Inabata & Co., Ltd.)
- 上場:東京証券取引所(コード 8098)
- 代表者:代表取締役社長 稲畑 勝太郎
- 主要事業分野(報告セグメント):情報電子事業、化学品事業、生活産業事業、合成樹脂事業(以下に各セグメント概要)
- 公式URL:https://www.inabata.co.jp
- 問合せ先:執行役員 財務経営管理室長 農田 康一 TEL 050-3684-4011
報告概要
- 決算短信発表日:2025年5月9日
- 対象会計期間:2024年4月1日~2025年3月31日(2025年3月期)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年6月16日
- 決算説明会:有(機関投資家・アナリスト向け)
- 定時株主総会開催予定日:2025年6月17日
- 配当支払開始予定日:2025年5月30日
セグメント(名称と概要)
- 情報電子:半導体・液晶材料、FPD関連、プリンター・複写機用材料、電子部品等
- 化学品:自動車部品原料、樹脂・ゴム用原料、塗料・インキ・接着剤原料、製紙用薬剤、建築資材等
- 生活産業:医農薬原料、ファインケミカル、食品原料(農水産物等)等
- 合成樹脂:汎用樹脂、エンジニアリングプラスチックス、各種フィルム製品、コンパウンド事業等
発行済株式(普通株式)
- 期末発行済株式数(自己株式を含む):54,714,127株(2025年3月期)
- 期末自己株式数:330,404株(2025年3月期)
- 期中平均株式数:54,503,814株(2025年3月期)
- 時価総額:–(決算短信に記載なし)
財務指標(主要数値:連結、単位:百万円)
- 売上高:837,838(前年766,022、+9.4%)
- 営業利益:25,824(前年21,190、+21.9%)
- 経常利益:26,134(前年21,393、+22.2%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:19,833(前年20,000、△0.8%)
- 1株当たり当期純利益(EPS):363.90円
- 総資産:441,972、純資産:216,555、自己資本比率:47.1%
- 1株当たり純資産:3,827.53円
財務諸表要点
- 貸借対照表(主要項目)
- 流動資産合計:359,977
- 固定資産合計:81,994
- 流動負債:168,469
- 固定負債:56,947
- 純資産合計:216,555
- 損益計算書(構成)
- 売上総利益:78,923(売上高-売上原価)
- 販管費:53,098
- 特別損益等:当期は特別利益や特別損失あり(詳細下記)
- キャッシュ・フロー(連結)
- 営業活動CF:+19,903
- 投資活動CF:△9,498
- 財務活動CF:△805
- 現金及び現金同等物期末残高:55,357
収益性(率)
- 営業利益率:約3.08%(25,824 / 837,838) ≒ 3.1%(決算短信値)
- 経常利益率:約3.12% ≒ 3.1%
- 当期純利益率:約2.37%
- 自己資本当期純利益率(ROE):9.7%(決算短信記載)
- 総資産経常利益率:約6.0%(決算短信記載)
財務安全性・効率性
- 自己資本比率:47.1%(同0.3ポイント増)
- 負債比率(負債/純資産):約104.1%(225,416 / 216,555)
- 流動比率(流動資産/流動負債):約213.6%(359,977 / 168,469)
- 総資産回転率(売上高/総資産):約1.90(837,838 / 441,972)
セグメント別貢献(2025年3月期、単位:百万円)
- 情報電子:売上 264,056 / セグメント利益 8,477
- FPD関連・半導体材料は回復。半導体材料やAI向け販売が好調。LED/太陽電池・二次電池は弱含み。
- 化学品:売上 118,298 / セグメント利益 2,948
- 樹脂原料や製紙用薬剤、建築資材等堅調。自動車関連原料は一部減少。
- 生活産業:売上 53,759 / セグメント利益 1,175
- ライフサイエンスはやや変動、食品は国内一部好調だが米国向け水産加工品等で減少。前期連結化した子会社が寄与。
- 合成樹脂:売上 401,541 / セグメント利益 13,086
- 全般好調。コンパウンド稼働回復や新規連結(ノバセル等)が寄与。リサイクル原料ビジネスが拡大。
(セグメント合計は連結営業利益と整合)
財務の解説(短信中の説明より)
- 売上・利益は為替(円安)の影響を含め過去最高を更新(売上・営業利益・経常利益)。
- 親会社株主に帰属する当期純利益は前期に計上した「負ののれん発生益」等が当期にはなく、前年と比べわずかに減少。
- 期末総資産は増加(投資有価証券・無形資産の増加等)、負債は社債発行・長期借入の増加で固定負債が増加。
- 営業CFは前期より減少(税金等支払等の影響)、投資CFは子会社取得や有形/無形固定資産取得で大幅な使用。
配当
- 2024年3月期(実績):年間120.00円(期末65、期中(中間)55)、配当総額 6,700百万円、配当性向(連結)33.1%
- 2025年3月期(実績):年間125.00円(中間60、期末65)、配当総額 6,829百万円、配当性向(連結)34.4%、純資産配当率 3.4%
- 2026年3月期(予想):年間128.00円(中間63、期末65)、配当性向(見込み)35.0%
- 特別配当:当期は特別配当なし
セグメント別詳細(状況・戦略)
- 情報電子:FPDや半導体向け材料が中心。モバイル向け有機ELやAI向け半導体材料が寄与。大型TV向けは弱含む。引き続き顧客ニーズに沿った材料供給・高付加価値領域の拡大を指向。
- 化学品:海外販売拡大やハウスメーカー向け等で増収。自動車向けの一部はEV鈍化等で減少。用途多角化と海外展開で成長を図る。
- 生活産業:国内向け冷凍野菜等は堅調だが、米国向け商材は外食需要低迷で厳しい。連結子会社化した事業が収益に貢献。
- 合成樹脂:コンパウンド事業やフィルム・シート等幅広く好調。ノバセル(合弁→連結)等の新規連結で売上拡大・のれん発生。リサイクル原料の拡大に注力。
(各セグメントの詳細な数値は上記「セグメント別貢献」を参照)
中長期計画との整合性
- 決算短信内に明示的な中期経営計画の目標進捗や数値比較は記載が限定的のため、詳細は — 。(短信中では事業別の成長やM&Aによる拡充等が言及されている)
競合状況・市場動向(短信からの要旨)
- 世界経済は地域差はあるが総じて緩やかな回復。為替の影響(2025年期中平均ドル円 152.62円、前期144.59円)が業績に影響。
- 市場ごとに需要回復の乏しい分野や価格競争(太陽電池、二次電池など)がある一方で、半導体・AI向け材料やリサイクル原料等で需要が拡大。
- 同業他社との比較データは記載なし(競合比較は –)。
今後の見通し(2026年3月期予想:2025/4/1〜2026/3/31)
- 会社予想(連結、百万円)
- 売上高:870,000(前期比 +3.8%)
- 営業利益:25,500(△1.3%)
- 経常利益:25,500(△2.4%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:19,500(△1.7%)
- 業績予想の前提:為替 1USD = 143.00円想定
- リスク備考:米国の関税措置、為替変動、原材料価格、地政学的リスク等、不確実要因があり現時点で合理的な影響の見積りが困難なため、関税影響は業績予想に織り込んでいない。
リスク要因(短信で言及されている主な外部要因)
- 為替変動(ドル円レート)
- 米国の関税措置(対象・発動時期次第で事業影響が変動)
- 原材料価格や国際的な需給動向(例:太陽電池や二次電池のグローバル供給過剰)
- 地政学的リスク(ロシア・ウクライナ、中東等)
- 顧客の在庫調整動向(特に情報電子・プリンター・複写機分野等)
重要な注記・会計関連
- 連結範囲の変更:当期に新規連結 4 社(ノバセル株式会社ほか3社)を追加(合成樹脂セグメントでのれん発生 3,198 百万円)。
- 会計方針の変更・見積りの変更:なし(開示)
- 前期に計上された「負ののれん発生益」は前期の特記事項であり、前年の当期純利益に影響している(当期は計上なし)。
- 本決算短信は公認会計士・監査法人の監査対象外である旨の注記あり。
役員・組織(決定予定)
- 定時株主総会(予定日:2025/6/17)に伴う役員異動の公表あり(新任取締役等の記載あり)。新体制(2025/6/17付予定)について短信末尾に記載。
重要:本要約は提供された決算短信の内容に基づく整理であり、将来の業績や株価に関する予測・助言ではありません。原資料の細部や注記、補足説明資料(会社公開の決算説明資料)も併せて参照してください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 8098 |
企業名 | 稲畑産業 |
URL | http://www.inabata.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 商社・卸売 – 卸売業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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