2025年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
株式会社KADOKAWA — 2025年3月期 決算短信(要約)
以下は、提供いただいた決算短信(2025年3月期・連結、提出日2025年5月8日)をもとに、個人投資家向けに整理した要点です。不明項目は「–」としています。投資助言は行いません。
基本情報
- 企業名:株式会社KADOKAWA(証券コード 9468)
- 主要事業分野:出版・IP創出、アニメ・実写映像、ゲーム、Webサービス、教育・EdTech、その他(MD・施設等)
- 代表者:取締役 代表執行役社長 CEO 夏野 剛
- 公式URL:https://group.kadokawa.co.jp/
- 備考:グループは子会社58社、持分法適用会社11社(注:期中に㈱アークライト、㈱動画工房を連結子会社化)
報告概要
- 決算短信提出日:2025年5月8日
- 対象会計期間:2024年4月1日〜2025年3月31日(2025年3月期)
- 決算説明資料:作成・説明会(機関投資家・アナリスト向け)あり(決算説明会は2025/5/8予定)
- 有価証券報告書提出予定日:2025年6月25日
- 定時株主総会予定日:2025年6月26日
- 配当支払開始予定日:2025年6月27日
発行済株式
- 期末発行済株式数(自己株含む):148,990,296株(2025年3月期)
- 期中平均株式数:137,236,309株(2025年3月期)
- 期末自己株式数:2,442,006株(同)
- 時価総額:–(決算短信に明示なし)
セグメント(報告セグメント)
報告セグメントは5区分。
– 出版・IP創出事業:紙・電子書籍、雑誌、ライセンス等(国内外で書籍・電子出版・ライセンス展開)
– アニメ・実写映像事業:企画・制作・配給、権利許諾、パッケージ等(複数スタジオ保有)
– ゲーム事業:コンシューマ・PC・スマホゲームの企画・開発・販売、権利許諾
– Webサービス事業:動画コミュニティ(ニコニコ)運営、イベント企画運営、モバイル配信等
– 教育・EdTech事業:専門校運営、通信制高校向けコンテンツ提供、オンライン大学等
– その他:キャラクターグッズ(MD)、施設運営(ところざわサクラタウン等)等
財務指標(要点)
(単位:百万円:百万=1百万円=1,000,000円 表示のまま)
– 売上高(連結)
– 2025年3月期:277,915(前期比 +7.7%)
– 2024年3月期:258,109
– 営業利益(連結)
– 2025年3月期:16,651(△9.8%)
– 2024年3月期:18,454
– 経常利益(連結)
– 2025年3月期:17,742(△12.3%)
– 2024年3月期:20,236
– 親会社株主に帰属する当期純利益(連結)
– 2025年3月期:7,392(△35.1%)
– 2024年3月期:11,384
– 1株当たり当期純利益(EPS)
– 2025年3月期:53.87円(潜在株式調整後 52.47円)
– 2024年3月期:83.42円(同 83.40円)
– EBITDA(注記の定義=営業利益+減価償却+のれん償却)
– 2025年3月期:24,907
– 2024年3月期:25,374
– 総資産 / 純資産 / 自己資本比率
– 総資産:410,029
– 純資産(株主資本含む):277,408
– 自己資本比率:60.9%(2024年は56.0%)
– 1株当たり純資産:1,704.48円(2024年 1,417.63円)
– 貸借対照表の主な項目(期末)
– 流動資産:272,447
– 現金及び現金同等物:129,674(期末)
– 流動負債:117,033
– 有利子負債(長短合計注記参照):長期借入金等は減少(詳細はBS)
– キャッシュ・フロー(連結)
– 営業CF:+13,841(前期 8,298)
– 投資CF:△8,440(前期 +3,494)
– 財務CF:+44,117(前期 △65,800)
– 現金及び現金同等物期末:129,674(前期 79,841)
– 財務安全性・その他指標(短信中の参考)
– 時価ベースの自己資本比率:127.0%
– キャッシュ・フロー対有利子負債比率:2.0年
– インタレスト・カバレッジ・レシオ:186.9倍
– 会社目標(中期財務方針):自己資本比率50〜60%維持、中長期ROE12%以上目標
財務の解説(短信からの要旨)
- 売上は増加したが、前年に発覚したサイバー攻撃対応(ニコニコ関連のクリエイター補償等)を特別損失として計上(2,413百万円)したこと等により当期純利益が減少。
- 総資産の増加は第三者割当増資等に伴う現預金増加や保有株式評価上昇による投資有価証券増加が主因。
- 営業CFは増加、財務CFは株式発行等で大幅な収入となり現金残高が増加。
セグメント別(2025年3月期:連結、単位:百万円)
(外部顧客への売上高 / セグメント利益[営業利益ベース])
– 出版・IP創出:売上 148,713/セグメント利益 8,372
– 海外書籍好調、電子書籍・ライセンス増。国内既刊の出荷減やIP創出投資で減益。
– アニメ・実写映像:売上 49,983/セグメント利益 4,729
– 人気シリーズの配信・ライセンス好調で増収増益。
– ゲーム:売上 33,366/セグメント利益 9,538
– 『ELDEN RING』関連DLC等で大幅増収・増益。
– Webサービス:売上 17,719/セグメント損失 △998
– ニコニコ等のサイバー攻撃影響で減収、セグメント赤字化。イベント等で収益改善試行。
– 教育・EdTech:売上 15,114/セグメント利益 2,382
– 生徒数増加等で増収増益(専門校、通信制向け事業等)。
– その他(MD・施設等):売上 13,018/セグメント損失 △4,204
– 海外グッズ等好調だが全体では減収、施設事業のコスト適正化による赤字縮小。
(注)セグメント合計を連結営業利益に調整する全社費用・消去で最終的に営業利益16,651に調整。
配当
- 2025年3月期:期末配当 30.00円(中間 0 円→年間 30.00円)、配当金総額 4,428百万円、連結配当性向 55.7%、純資産配当率 1.9%
- 2026年3月期(予想):年間配当(予定)30円(中間 0 / 期末 30)、配当性向目標は基本方針として30%以上
- 基本方針:安定配当を年間1株あたり30円をベース、連結業績に応じた利益還元を加える方針
中長期計画との整合性
- 中期経営計画(〜2028年3月期)における重点:
- 「グローバル・メディアミックス with Technology」を掲げ、IP創出・メディアミックス・海外展開強化、教育事業拡大
- IP創出目標:年間7,000タイトル超(2028年3月期目標)への増強(投稿サイト・海外連携等で供給拡大)
- 財務方針:自己資本比率50〜60%維持、ROE中長期で12%以上目指す
- 進捗(短信より):
- 自己資本比率は60.9%で中期目標レンジ上限を上回る水準
- 現金・現金同等物は増加し、手元流動性を確保している旨
市場動向・競合(短信の記載要旨)
- 出版:国内紙媒体は縮小傾向だが国内電子出版は成長。海外でのコミック需要は長期的拡大。
- 映像(アニメ):動画配信市場は世界的に成長。日本アニメの海外需要が強く、二桁成長続く地域もある。
- ゲーム:世界市場は一時停滞の局面もあるが、新プラットフォーム導入等で成長期待あり。
- 競合比較:決算短信内での同業他社との直接比較数値はなし(詳細は各社公表資料参照)→ 比較データはここでは提供不可(–)
今後の見通し(会社予想)
- 2026年3月期(通期予想、単位:百万円)
- 売上高:291,900(+5.0%)
- 営業利益:16,700(+0.3%)
- 経常利益:18,700(+5.4%)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:11,400(+54.2%)
- 1株当たり当期純利益(予想):77.79円
- EBITDA:25,500(+2.4%)
- 会社は上記予想の前提やリスク等を短信本文(「1.経営成績等の概況(4)今後の見通し」)で示しているため、詳細は参照ください。
リスク要因(短信に明示された主要事項)
- 実際業績は市場環境や為替、著作物ライフサイクル、IPヒット状況等により変動
- 既に発生した事象:2024年6月のサイバー攻撃に伴う影響(ニコニコサービス停止、補償・復旧費用→特別損失計上)
- その他一般的リスク:コンテンツ需要変化、制作遅延、人件費/開発費増、規制や知的財産関連リスク 等(短信内要旨)
重要な注記・会計上の変更等
- 連結範囲の変更(期中):新規連結子会社2社(㈱アークライト、㈱動画工房の株式取得)
- アークライト(取得日 2024/5/31)→ のれん 924(百万円)、均等償却5年
- 動画工房(取得日 2024/10/10)→ のれん 2,893(百万円)、均等償却15年(いずれも将来超過収益力期待)
- 会計方針の変更:法人税等に関する会計基準(2022年改正)を期首から適用(連結財務諸表への影響はなし)
- 特別損失:サイバー攻撃対応費(クリエイター補償・調査・復旧等)2,413百万円を特別損失計上(当期)
- 減損:ところざわサクラタウン関連の取扱変更に伴う固定資産のグルーピング変更等で前期に大きな減損(前期 2,507→当期は記載省略/重要性乏しい旨)
- のれん・減損などの開示:セグメント別にのれん償却額・未償却残高等の注記あり(短信参照)
補足(短信中のその他主要点)
- 株式発行:第三者割当等により資本金及び資本剰余金が増加(資本金 40,624→65,613)
- Webサービス事業組織再編:2025年4月1日に㈱ブックウォーカーと㈱KADOKAWA Connectedを㈱ドワンゴへ統合(グループDX・顧客体験向上の観点)
- イベント:ニコニコ超会議(2025/4/26–27)来場者は前年比 +6%(132,657人)等の記載あり
重要な項目・数値は決算短信の該当ページに基づき記載しました。詳細な数値や注記(セグメント内訳、キャッシュフロー明細、連結子会社の取得関連など)は元資料(添付資料)を参照してください。
上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。
企業情報
銘柄コード | 9468 |
企業名 | KADOKAWA |
URL | https://www.kadokawa.co.jp/ |
市場区分 | プライム市場 |
業種 | 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業 |
このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。
本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。
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