2025年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)

オリンパス株式会社(7733) 2025年3月期 決算短信(IFRS)まとめ

以下は提供資料(決算短信:提出日 2025年5月13日)に基づき、個人投資家向けに整理した要点です。不明点は「–」で記載しています。投資助言は行いません。

基本情報
  • 企業名:オリンパス株式会社(オリンパス㈱)
  • 上場取引所/コード:東証/7733
  • URL: https://www.olympus.co.jp/
  • 代表者:取締役代表執行役会長兼社長兼CEO兼ESGオフィサー 竹内康雄(竹内康雄)
  • 問合せ担当:経理部門バイスプレジデント 青柳隆之(TEL 042-642-2111)
  • 主要事業分野:医療機器(内視鏡事業、治療機器事業)、医療サービス等(科学事業・整形外科等は売却・非継続化済)
  • 決算短信提出日:2025年5月13日
  • 対象会計期間:2024年4月1日〜2025年3月31日(2025年3月期)
  • 決算補足説明資料:作成あり(決算説明会も開催:アナリスト/機関投資家向け)
  • 定時株主総会予定日:2025年6月26日
  • 有価証券報告書提出予定日:2025年6月19日
  • 配当支払開始予定日:2025年6月5日
セグメント
  • 報告セグメント(当期表示)
    • 内視鏡事業(消化器内視鏡、外科内視鏡、医療サービス等)
    • 治療機器事業(消化器処置具、泌尿器、呼吸器、エネルギー・デバイス等)
  • 変更・注記
    • 第1四半期から整形外科事業を「非継続事業(売却済)」に分類。これに伴い「その他事業」は報告セグメントから除外(前期数値も組替表示)。
    • 2026年3月期より報告セグメントを「消化器内視鏡ソリューション事業」「サージカルインターベンション事業」の2区分へ変更予定。
発行済株式等
  • 期末発行済株式数(自己株式含む):1,139,116,300 株(2025年3月期末)
  • 期末自己株式数:11,305,636 株(2025年3月期末)
  • 期中平均株式数(連結計算用):1,144,342,822 株(2025年3月期)
  • 備考:2025年5月13日付取締役会で自己株式取得(上限36,000,000株・総額上限50,000百万円)および消却(取得分のうち一部を除き2025年11月28日消却予定)を決議。
主要スケジュール(開示等)
  • 決算発表:2025年5月13日(決算短信提出・補足資料あり)
  • 有価証券報告書提出予定:2025年6月19日
  • 定時株主総会:2025年6月26日
  • 期末配当支払開始:2025年6月5日
  • IRイベント:決算説明会(アナリスト・機関投資家向け)開催あり
財務ハイライト(連結、単位:百万円)
  • 売上高:997,332(+7.7%)
  • 営業利益:162,462(+216.2%)
  • 調整後営業利益:188,509(+24.6%)
  • 税引前利益:159,070(+264.7%)
  • 親会社所有者帰属当期利益:117,855(△51.4% ※前期に科学事業譲渡益を計上)
  • 基本的1株当たり当期利益:102.99円
  • 総資産:1,432,826
  • 親会社所有者帰属持分:751,733(持分比率 52.5%)
  • 現金及び現金同等物 期末:252,532
  • 営業活動によるCF:190,463(前年 42,365)
  • 投資活動によるCF:△65,469(前年 +359,992)
  • 財務活動によるCF:△211,542(前年 △276,010)
  • 研究開発費(継続事業):103,890(約1,038.90億円)
  • 設備投資(資本的支出):84,959(約849.59億円)

(注)前期は科学事業売却益等の特殊項目があり、当期の「当期利益」前年比は下振れ。継続事業ベースでは増益。

収益性(指標)
  • 売上高営業利益率(連結):16.3%(2025年3月期) ← 前期 5.6% → 大幅改善(特別損益影響を除く継続事業の改善、前期の特別費用減少等)
  • 税引前利益率:15.6%
  • 親会社所有者帰属当期利益率:10.7%
  • 為替の影響:期中平均為替は円安方向(USD 152.58→前期144.62等)で、売上で約 +39,907百万円、営業利益で約 +20,775百万円の寄与と報告
財務安全性
  • 親会社所有者帰属持分比率(自己資本比率):52.5%(前期 49.4%)
  • 負債合計:681,093(前年 777,030)
  • 社債・借入金(帳簿):現在分 94,985、非流動分 134,117(合計 約229,102)
  • インタレスト・カバレッジ・レシオ(営業CF/利払い):45.4倍(大幅改善)
  • キャッシュ・フロー対有利子負債比率:1.2年(前年 7.1年)
  • 流動比率等の詳細:–(流動資産、流動負債はBS参照可)
効率性
  • 総資産回転率(売上高/総資産、概算):997,332 / 1,432,826 ≒ 0.70(前年 0.60) → 売上改善により回転率向上
  • 売上高営業利益率の推移:5.6%(2024) → 16.3%(2025)
セグメント別(連結、単位:百万円)
  • 内視鏡事業
    • 売上高:636,144(+8.4%)
    • 営業利益:141,398(+35.1%)
    • 主な動向:EVIS X1等北米で好調、サービス契約拡大。前期の引当・自主回収費用(高速気腹装置、小腸内視鏡等)が消滅した影響で改善。
  • 治療機器事業
    • 売上高:360,658(+6.9%)
    • 営業利益:61,453(前期は営業損失)
    • 主な動向:消化器処置具、泌尿器、呼吸器分野が北米・欧州中心に増収。前期のVMT関連損失などの一時費用がなくなったことが寄与。
  • セグメント計(合計):売上 996,802、営業利益 202,851(セグメント合計から全社調整後で最終営業利益 162,462)
  • 構成比(概算):内視鏡 約63.8%、治療機器 約36.2%
財務の解説(要点)
  • 当期は継続事業ベースで増収・増益。主因は内視鏡・治療機器双方の増収、前期特別損失(VMTの製造販売終了に伴う損失や市場是正対応引当等)が剥落したこと、為替の追い風等。
  • 調整後営業利益は188,509百万円(+24.6%)で、営業利益は162,462百万円と一時項目等を含むがエンジンとなる本業の利益は改善。
  • 親会社帰属利益が前年より減少しているのは、前期に科学事業売却益(約349,037百万円)を計上していたため(当期は非継続事業合算でも小幅)。継続事業利益自体は増加している。
  • キャッシュ面:営業CFが大幅に改善。投資CFは減少(有形無形の取得、子会社取得等)。財務CFは自己株取得・社債償還等で大幅支出。
配当
  • 2024年3月期(実績):年間18円(期末18円)
  • 2025年3月期(実績):年間20円(期末20円)/配当総額 22,556百万円/連結配当性向 19.4%(連結)
  • 2026年3月期(予想):年間30円(期末30円)予定(前提為替等:USD 145、EUR 161、CNY 20)
  • 特別配当:当期は特別配当なし。将来の特別配当は明示なし。
中長期計画との整合性
  • 2023年公表の経営戦略(3つの優先事項:患者安全と持続可能性、成長のためのイノベーション、生産性向上)に沿って投資を継続(R&D・設備投資の増加を実施)。
  • 事業ポートフォリオの選択と集中、医療事業への特化を進め、セグメント再編(2026年)を実施予定。提示された数値(売上・研究開発投資・営業利益)やセグメント再編は中期方針と整合。
競合状況・市場動向(決算短信での記載事項まとめ)
  • 市場環境:先進国は高齢化で需要増、ただし各国の医療費圧縮・規制強化(FDA、EU-MDR等)が進展。中国市場では競争・地政学的影響(国内優遇等)により変動。
  • 競合:医療機器分野は多数の競合が存在し、技術革新・価格競争ともに激化。異業種(IT等)の参入リスクあり。
  • 市場機会:新興国市場での医療ニーズ拡大、内視鏡システムの拡販(EVIS X1等)、治療領域(泌尿器・呼吸器等)の成長を想定。
今後の見通し(2026年3月期予想:連結、単位:百万円)
  • 売上高:999,000(前期比ほぼ横ばい、為替除くと成長想定)
  • 営業利益:150,000(△7.7%)
  • 調整後営業利益:175,000(△7.2%)
  • 税引前利益:145,000(△8.8%)
  • 親会社所有者帰属当期利益:105,000(△10.9%)/基本的1株当たり当期利益:94.44円
  • 前提為替:1米ドル=145円、1ユーロ=161円、1人民元=20円(注:米国関税政策影響は見込まず)

リスク要因(決算短信より列挙)
– 為替変動、米国関税政策(不確実性)、原材料・サプライチェーン混乱、競争激化、規制強化(FDA/EU-MDR等)、製品品質管理・是正措置、サイバー/ITリスク、人材確保、M&Aに伴う統合リスク 等。

重要な注記・会計関連
  • 会計方針の変更:IFRS適用に伴う主要な会計方針の変更はなし(当連結会計年度において特段の会計方針変更なし)。
  • 連結範囲の変更:新規1社(Olympus Corporation Chile)、除外2社(オリンパステルモバイオマテリアル㈱、FH Ortho SAS)あり(整形外科事業譲渡)。
  • 非継続事業:科学事業、整形外科事業等は非継続事業に分類(譲渡済、関連損益は非継続事業として表示)。
  • 決算短信は監査対象外(「決算短信は公認会計士又は監査法人の監査の対象外です」)。
  • 調整後営業利益:営業利益からその他の収益・費用を除外した当社グループの業績指標として開示。
  • 条件付対価・レベル3評価、VMT関連の過去の減損処理など、いくつかの会計上の見積り・判断が含まれる(注記参照)。

必要に応じて、以下の詳細数値(セグメント別売上・営業利益、BS/CFの主要勘定、株式関連の時系列等)を抜き出して追加で提示できます。どの項目を深掘りしますか?


上記の内容は、AIによる自動要約に基づいて作成されたものであり、正確性や網羅性について保証するものではありません。内容の解釈や利用に際しては、必ず公式の決算短信 をご参照ください。信頼性を確保するよう努めていますが、情報の完全性についてはご自身での確認をお願い致します。


企業情報

銘柄コード 7733
企業名 オリンパス
URL http://www.olympus.co.jp/
市場区分 プライム市場
業種 電機・精密 – 精密機器

このレポートは、AIアドバイザー「シャーロット (3.0.0)」によって自動生成されました。

本レポートは、不特定多数の投資家に向けた一般的な情報提供を目的としており、個別の投資ニーズや状況に基づく助言を行うものではありません。記載されている情報は、AIによる分析や公開データに基づいて作成されたものであり、その正確性、完全性、適時性について保証するものではありません。また、これらの情報は予告なく変更または削除される場合があります。

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By シャーロット

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