オルトプラス (3672) 企業分析レポート

個人投資家の皆様へ、株式会社オルトプラス(証券コード: 3672)の企業分析レポートをお届けします。

1. 企業情報

株式会社オルトプラスは、主にソーシャルゲームの企画、開発、運営を手掛ける企業です。エンターテインメント&ソリューション事業として、スマートフォン向けオンラインゲームの開発・運営に加え、法人向けのITサービス開発・運営、ゲーム開発に関わる人材・技術支援も展開しています。他社との共同開発が多いことが特徴で、外部受託案件を中心に事業を進めています。高知にも運営開発拠点を有しています。

2. 業界のポジションと市場シェア

同社は国内モバイルゲーム市場で事業を展開しています。2024年の国内モバイルゲーム市場規模は1兆7,290億円で、ほぼ安定しているとされています。オルトプラスは、自社パブリッシングの拡充を目指し、大型IP(知的財産)のゲーム化権取得や開発を進めることで、競争力を強化しようとしています。一方で、既存の運営タイトルのユーザー課金減少や受託案件の変動、人材稼働数の減少が課題となっています。市場シェアに関する具体的な数値は開示されていません。

3. 経営戦略と重点分野

経営陣は、2025年9月期から2027年9月期までの3年間で、自社パブリッシングによる大型・中型国内IPタイトル4本、海外ローカライズタイトル6本の開発・運営を通じて売上回復を目指す中期方針を掲げています。
具体的な重点分野としては、以下の点が挙げられます。
* ゲーム事業の強化: 大型IPのゲーム化権の取得と開発着手、自社パブリッシングタイトルの拡充(例: 「Everybody Shogi」「忘却前夜」など)。
* 受託・ソリューション事業の拡大: 法人向けサービス開発案件の獲得と遂行。
* 人材事業の強化: 業界以外のクライアント獲得を含めた技術・人材支援事業の活性化。
* コスト管理の徹底: 各事業における費用(外注費、サーバー費、人件費など)の削減による収益改善。

4. 事業モデルの持続可能性

同社の事業モデルは、ソーシャルゲームの企画・開発・運営、受託開発、技術・人材支援の3本柱で成り立っています。主力であるゲーム事業のユーザー課金収入が減少傾向にあること、受託開発案件の規模縮小、技術・人材支援の稼働減少が現在の課題です。中期経営計画で掲げている自社パブリッシングによる新規タイトル投入が成功し、安定的な収益源を確立できるかが持続性の鍵となります。また、資金調達(新株予約権の行使等)により財務基盤を一定程度強化していますが、継続企業の前提に関する重要な不確実性が開示されており、今後の財務状況および新規事業の収益化が注視されます。

5. 技術革新と主力製品

明確な「技術革新」に関する具体的な記述はありませんが、スマートフォン向けオンラインゲームの開発・運営が事業の中核です。主力となる製品・サービスとしては、現在運営中の自社パブリッシングゲームおよび運営受託ゲーム、そして法人向けのITサービス開発や人材支援が挙げられます。今後は、大型IPを活用した新規ゲームタイトル、「Everybody Shogi」(Apple Arcade向け)、海外ローカライズタイトル「忘却前夜」などが収益を牽引する可能性のある製品として注目されます。

6. 株価の評価

  • 現在の株価: 83.0円
  • BPS(1株当たり純資産): 20.44円
  • PBR(実績): 4.01倍

現在の株価はBPSに対して約4.01倍と、業界平均PBR(1.6倍)と比較して割高な水準にあります。収益性を示すPERやEPSの予想値は提供されていません。企業が継続企業の前提に関する重要な不確実性を開示している状況も、株価評価に影響を与える可能性があります。

7. テクニカル分析

現在の株価は83.0円です。
* 年初来高値: 114円(52週高値: 122.00円)
* 年初来安値: 42円(52週安値: 42.00円)
* 50日移動平均線: 80.64円
* 200日移動平均線: 67.14円

直近の株価は、9月初旬に一時114円の高値をつけた後、調整局面に入り、現在は80円台前半で推移しています。50日移動平均と200日移動平均を上回っていることから、短期・中期では上昇トレンドにあると見ることができますが、直近の高値からは下落しています。現在の水準は年初来高値から見ると中値圏に近く、安値圏からは上昇している状況です。出来高は9月初旬に急増しましたが、その後は落ち着きを見せています。

8. 財務諸表分析

  • 売上高: 過去数年間減収傾向が続いており、過去12か月では約35億円となっています。2025年9月期第3四半期累計では前年同期比で約21.8%の減収です。
  • 利益: 2021年9月期以降、営業損失、経常損失、純損失が継続しており、11期連続で営業損失を計上しています。2025年9月期第3四半期累計でも営業損失3億5,727万円、純損失3億3,866万円を計上しています。
  • キャッシュフロー: 第3四半期累計期間の連結キャッシュ・フロー計算書は作成されていないため、詳細な状況は不明です。
  • ROE(自己資本利益率): (連)-52.53% (実績)、(過去12か月)-58.13%とマイナスであり、自己資本を効率的に活用して利益を生み出せていない状況を示しています。
  • ROA(総資産利益率): (過去12か月)-18.57%とマイナスであり、総資産に対する収益性も低い状況です。
  • 自己資本比率: (連)50.2% (実績)、第3四半期末で54.7%と比較的高い水準にありますが、これは新株予約権の行使による資金調達が一因と考えられます。また、企業は「継続企業の前提に関する重要な不確実性」を開示しており、今後の収益改善が課題です。
  • 流動比率: 第3四半期末で約205.5%と、短期的な支払い能力は比較的高い水準にあります。

9. 株主還元と配当方針

同社は、配当利回り、1株配当、配当性向のいずれの項目も「—」または0.00%となっており、直近の配当は実施されていません。また、自社株買いなどの具体的な株主還元策に関する情報も提供されていません。現状では、株主還元よりも事業の成長と財務基盤の安定化に注力していると見られます。

10. 株価モメンタムと投資家関心

直近では9月初旬に株価が一時大きく上昇しましたが、その後は下落傾向にあります。出来高も上昇時に比べて減少傾向にあり、投資家の関心は一時的な高まりの後、落ち着きを見せていると考えられます。信用買残が信用売残を大きく上回っており(信用売残0株)、今後の株価上昇局面では信用買い残が重石になる可能性があります。
投資家関心に影響を与える要因としては、継続的な赤字と「継続企業の前提に関する重要な不確実性」の開示が挙げられます。今後の新規タイトルの開発進捗やリリース後の収益性、資金調達の状況、そして損益改善に向けた具体的な進捗が、株価のモメンタムを左右する主要因となると考えられます。

11. 総評

オルトプラスは、モバイルゲーム開発・運営を主軸に、ITサービス開発や人材支援も手掛けています。近年は売上高の減少と継続的な赤字に直面しており、財務状況には「継続企業の前提に関する重要な不確実性」が開示されています。これに対し、経営陣は大型IPを活用した新規タイトル開発と自社パブリッシングの強化、事業多角化による収益回復を目指す中期戦略を推進中です。
現在の株価はPBRが業界平均を上回る水準にあり、直近の株価は一時的な上昇の後調整局面に移っています。配当は実施されておらず、株主還元は現状ではありません。
今後の焦点は、新規ゲームタイトルの成功による収益性の改善と財務基盤の安定化、そして継続企業の前提に関する懸念の払拭となるでしょう。これらの進捗が、今後の企業価値および株価に影響を与える主要な要素となると考えられます。


企業情報

銘柄コード 3672
企業名 オルトプラス
URL http://www.altplus.co.jp/
市場区分 スタンダード市場
業種 情報通信・サービスその他 – 情報・通信業

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このレポートは、AIアドバイザー「ジニー (3.0.1)」によって自動生成されました。

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